トイレレバーの「大」と「小」は何が違う?水量を知れば水道代の無駄がなくなる話

トイレのレバー「大」と「小」の違いを知っていますか?実は流れる水量や水道代、トイレ詰まりにも大きく関係しています。この記事では正しい使い分けの方法や節約効果、トラブルを防ぐコツまで詳しく解説します。

トイレレバーの「大」と「小」、普段どっちを使っていますか?

トイレのレバー

トイレのレバーを押すとき、あなたはいつも「大」と「小」のどちらを使っていますか?

実は、トイレレバーの「大」と「小」には明確な違いがあります。でも、意外にちゃんと理解して使い分けている人は少ないかもしれません。

この記事では、「大」と「小」の違いをはっきりさせ、正しい使い方を理解することで、水道代の節約やトイレ詰まりを防ぐ方法について解説します。

何気なくトイレを流している方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

「大」と「小」の水量と水道代の違いを徹底比較

トイレを流すとき、意識的に「大」と「小」を使い分けている人は、実は少数派かもしれません。どちらを選んでも同じだと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際には流れる水の量がはっきり異なり、それによってかかる水道代も変わります。ここでは、具体的な数字を使って、「大」と「小」の違いを明確に説明していきます。

流す水量はどのくらい違う?

まず、「大」と「小」の水量の違いですが、一般的なトイレの場合、「大」で流すと約8L、「小」では約6Lの水が流れます。つまり、「大」と「小」で2Lも水量に差があるのです。

最近のトイレでは節水が進み、「大」で約4.8L、「小」で約3.6Lというモデルも増えてきました。これら最新の節水型トイレでは、水量がさらに抑えられているため、より効率的に節約が可能です。

ただし、古いトイレの場合は水量がもっと多くなることもあります。古いモデルの具体的な数値にはここでは触れませんが、古いトイレほど節水意識を持つことが大切です。

1回あたりの水道代の差はいくら?

トイレ1回分の水道代の差についても具体的に見ていきましょう。水道料金の目安としては、全国平均で1Lあたり約0.24円です。

この単価を基準に計算すると、「大」(8L)で流した場合は約1.9円、「小」(6L)では約1.4円の水道代がかかります。

「たった数十銭の差」と感じるかもしれませんが、トイレは毎日何度も使う場所ですから、この差が積み重なると意外に大きな金額になるのです。

月単位で考えるとさらに差が広がりますが、その詳細な計算については後ほど詳しく解説しますので、ここでは1回あたりの水道代の差をしっかり押さえておいてください。

使い方次第で月間の水道代はこんなに変わる

1回あたりの水道代の差を見て、「そんなに大したことない」と感じる人も多いかもしれません。しかし、トイレは毎日欠かさず使う場所です。積み重なれば、小さな差も無視できない金額になります。

ここでは、毎日のちょっとした使い分けが、月間の水道代にどのくらい影響するのか、具体的に計算してみました。

1人あたり、1か月でどれくらい差が出る?

まずは、1人あたりで考えてみましょう。

人が1日にトイレを使う平均回数は約6回と言われています。もし、毎回「大」で流した場合、1日で約11.4円(1.9円×6回)かかります。これを30日間続けると、1か月のトイレの水道代は約342円になります。

一方、大便のときだけ「大」を使い(1日1回と想定)、残りの5回を「小」で流すと、1日の水道代は約8.9円(1.9円+1.4円×5回)に抑えられます。これを同じように30日続けると、月の水道代は約267円です。

つまり、使い分けるかどうかだけで、1人あたり1か月約75円の差が出るのです。

4人家族ならもっと節約できる

次に、これを家族単位に置き換えてみましょう。

4人家族で全員が毎回「大」で流した場合、月間の水道代は約1,368円になります。

しかし、家族全員がきちんと「大」と「小」を使い分ければ、月の水道代は約1,068円です。つまり、4人家族なら、毎月約300円も節約できる計算になります。一年間で考えれば、約3,600円。これは家族でちょっとした外食が楽しめるほどの金額です。

トイレのレバーひとつで家計が変わる――これは、決して見逃せない事実ではないでしょうか。

トイレの詰まりや異臭を防ぐための正しい使い分け

トイレレバーの使い分けは、水道代だけの問題ではありません。水の量が少なすぎると、トイレの詰まりや嫌な臭いの原因にもつながります。

ここでは、そんなトラブルを防ぐために意識したい、正しい使い方についてお伝えしていきます。

基本は「大=大便」「小=小便」

トイレを使ったとき、どちらを使えばよいか迷ったら、まず基本ルールを思い出しましょう。

大便を流すときは必ず「大」、小便のときは「小」を使います。これが、トイレの設計上想定されている正しい使い分け方です。あまり意識してこなかった人は、「流せれば同じじゃないの?」と感じるかもしれませんが、実はそれぞれ用途に合った水量がきちんと設定されています。

正しく使うだけで、詰まりや異臭といったトラブルのリスクを大きく減らせるのです。

トイレットペーパーが多いときなど例外ケース

ただし、必ずしも「小便=小」で問題ないとは限りません。

例えば、小便でもトイレットペーパーをたくさん使ったときや、女性の場合、生理期間中などは注意が必要です。こういった場合、「小」で流すと紙が十分に流れず、排水管の途中で止まってしまう可能性があります。「小で流しても大丈夫だろう」と思っていると、思わぬタイミングで詰まりを引き起こすことも。

トイレットペーパーを多く使ったり、普段より紙が多く必要なときは、小便でも「大」を選ぶほうが安全です。

なぜ間違えると詰まる?水量不足が招くトラブルの仕組み

なぜ、適切な水量を守らないとトラブルが起きるのでしょうか?実は、排水管にはトイレットペーパーや汚物がスムーズに流れるのに必要な「最低限の水量」というものがあります。

「小」を使って流す水量が足りない場合、汚物や紙は排水管の途中で流れ切らずに残ります。イメージとしては、水流が弱い川に葉っぱを流した場合、葉っぱが途中で止まってしまうような状態です。これが何度も続くと、徐々に排水管が詰まり始め、やがて水が流れなくなるトラブルを引き起こすのです。

実際に、専門業者に依頼することになったケースでは、節約意識が強すぎて毎回「小」で流していた結果、排水管が詰まった事例も多くあります。トラブルを避けるためには、「流せればよい」ではなく、「流れ切るかどうか」を意識した使い方が重要です。

トイレレバーの仕組みと「大」「小」の見分け方

正しくトイレを使い分けるためには、トイレの仕組みを知っておくと役に立ちます。難しい機械の話ではなく、普段の生活の中で役立つように、できるだけ簡単に分かりやすく説明します。

仕組みを簡単に理解する

トイレのタンクには、内部の栓(フロート弁)があり、この栓が開いて水を便器に流します。

レバーを操作すると、この栓が動く仕組みです。

「小」で流すときはレバーを軽く操作するため、栓が早めに閉じ、水量が少なくなります。一方、「大」の場合はレバーを深く操作するため、栓が長く開いたままとなり、水量が多く流れます。

身近な例えでいうと、水道の蛇口を少しひねると水がちょろちょろ出て、しっかりひねると勢いよく流れるのと同じ原理です。

こうしたシンプルな仕組みを知っておくだけで、「大」と「小」の使い分けが、より納得感を持ってできるようになるでしょう。

どっちが「大」?レバーの方向や位置の確認法

レバーの方向や位置は、トイレによって違うことがあります。

一般的には、レバーを奥に倒すと「大」、手前に倒すと「小」のタイプが多いです。また上下式のレバーの場合、下に押すと「大」、上に押し上げると「小」となることが一般的です。ただし、メーカーや機種によって配置が異なる場合もあるため、不安な場合はトイレのタンク付近に表示されている記号を確認しましょう。

トイレのタンクに何も表示されていない場合でも、レバーを軽く押した際の水量の変化で簡単に確認できます。

正しい使い分けを習慣にしてトイレのトラブルと水道代を防ぐ

トイレのスイッチ

トイレレバーの「大」と「小」には、明確な違いがあります。毎日の暮らしのなかで、「大」と「小」をきちんと使い分けるだけで、水道代の節約はもちろん、詰まりや臭いといったトラブルを防ぐことが可能です。

小さなことかもしれませんが、家計にも環境にも、確かなプラス効果を生みます。今まで何気なく流していた方も、ぜひ今日から正しい使い分けを心がけてみてはいかがでしょうか。

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