【北海道】架空請求詐欺の電話を受けた70代男性『通話したまま交番で相談するも警察官詐欺見抜けず』130万円振り込む ネットでは「弁償するべき案件」「大失態」の声

詐欺と現金

21日、北海道警察は70代の男性が130万円の架空請求詐欺被害に遭ったことを発表しました。男性は詐欺師と通話した状態で交番に相談に出向いており、警察官が詐欺師と通話し未払い金があると誤認。男性は130万円を振り込み、釧路署に被害を申告して事件が発覚。道警は被害男性に謝罪し、コメントを発表しています。

【北海道】架空請求詐欺の電話を受けた70代男性『通話したまま交番で相談するも警察官詐欺見抜けず』130万円振り込む

詐欺師のイメージ

2月21日、北海道警察は、釧路市内在住の70代男性が130万円の架空請求詐欺被害に遭ったと発表しました。被害に遭った男性は、2月6日に通信事業者の社員を名乗る男から電話を受け、「有料サイトの未納料金があり、このままでは裁判になる」と脅されました。男性は、通話状態のまま交番に相談に出向いたといいます。

交番では、2人の警察官が対応し、そのうち20代の巡査長が男性から電話を引き継ぎ、相手と直接会話しました。しかし、この際、詐欺犯の説明を受けた巡査長は、「未払いの事実がある」と誤って認識し、男性に対して「相手側と話し合うように」と助言してしまいました。

男性はその後、指示に従って3回にわたり、合計130万円を振り込んでしまいました。事件が明るみに出たのは2月19日、男性が釧路署に被害を申告したことがきっかけでした。

北海道警察は、「警察官が詐欺に気づけず被害を発生させてしまい、被害に遭われた方に心よりお詫び申し上げます。職員への指導を徹底してまいります」と謝罪コメントを発表しました。

この事件について、ネット上では「警察官も騙されるほど巧妙だったのか」「相談に行っても防げなかったのがショック」など、さまざまな反響が寄せられています。

この記事に寄せられたネットの声

  • 「日頃、怪しい電話は警察へ、とアピールしているが意味が無い事が分かった。 心よりお詫び申し上げますで済まさずに、弁償するべき案件。」
  • 「お役人仕事で「対策マニュアルを配布しただけで終わり」ではなく実際に警察官本人が詐欺被害者になるロールプレイングトレーニングが大切だと思う。」
  • 「詐欺との会話で、詐欺が社会人・会社員じゃないことぐらい見抜かないと、刑事にはなれない。 分からない時は自分で判断せず、本部か担当部署に判断を仰ぎましょう。」
  • 「そもそも未納料金の催促や裁判になることを電話だけで連絡してくることがおかしいでしょ。」
  • 「この案件は完全に交番の警察官に落ち度があり大失態である。」

交番に相談しても詐欺が防げなかったということは、非常に重大なことといえます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る