朝起きてやってはいけないこと９選！あなたの習慣が「疲れやすい体」を作っている！？

朝起きたときにやってはいけない9つのこと

朝のスタートが悪ければ、その日一日が不調に繋がることも。特に、朝の何気ない習慣が実は体調に悪影響を与えている場合があります。多くの人が無意識にやっているこれらの行動、実は「体調不良」の原因になっていることがあるのです。今回は、朝起きてからやってはいけないことについて詳しく見ていきます。

1. ただの白湯はNG

白湯を飲むことが朝の習慣として推奨されているのはよく耳にしますよね。腸内環境を整えたり、体を目覚めさせるためにいいとされています。しかし、ただの白湯を飲むだけでは、体を本当に温めることはできません。

白湯を飲むと一時的に体が温かく感じますが、それがすぐに冷めてしまうため、体の芯から温めることができません。特に冷え症の人や体調が優れないとき、白湯だけでは体の内側まで温めることは難しいのです。

《改善策》
白湯にショウガやシナモン、唐辛子を加えてみましょう。これらの食材は体を温める効果があり、寒い朝には特に効果的です。生姜を少し加えるだけでも、体がしっかり温まる感覚を得られますよ。

2. 朝食代わりのグリーンスムージーはNG

最近では、美容や健康のために朝食としてグリーンスムージーを摂る方も多いかもしれません。確かにスムージーにはビタミンやミネラルが豊富で、体に良い成分を摂取できる点は魅力的です。しかし、実はこれも体を冷やす原因になってしまう場合があるのです。

グリーンスムージーは多くの場合、葉物野菜を使って作られます。葉物野菜は、一般的に夏野菜として扱われ、体を冷やす性質があります。特に冷たいスムージーを飲むことで、冷えが体に直撃することに。これが毎朝の習慣になっていると、冷えが体内で慢性化しやすくなります。

《改善策》
朝食代わりにスムージーを飲む場合、冷えを引き起こす葉物野菜の代わりに、ニンジンやリンゴなどの根菜類や陽性食品（寒い地域で育った食材）を取り入れましょう。これらの食材は体を温める効果があります。ニンジンやリンゴを使ったスムージーなら、体に優しい温かさを感じられますよ。

3. 半身浴はNG

美容や健康を気遣う人の中には、朝起きた後に半身浴を行う方も多いと思います。温かいお湯に浸かることでリラックスできるし、疲れも取れるイメージがありますよね。しかし、実はこの半身浴、冷えを引き起こす原因になることがあります。

特に温度が38℃前後のぬるま湯で半身浴をすると、体は十分に温まらず、逆に体温が低くなることがあります。また、長時間浸かっていると、体の表面は温まっても、内臓部分や体の芯は冷えたままになりがちです。

《改善策》
半身浴を行う際は、40℃以上のお湯で、10〜15分程度を目安に浸かることをお勧めします。体がしっかり温まった後は、無理に長時間入っているのは避け、湯冷めしないように早めに出ましょう。温まり方が不十分だと、逆効果になってしまいますよ。

4. 起きてすぐにスマホをチェックするのはNG

朝起きたばかりの脳は、まだ完全に目覚めていない状態です。そんなときにスマホを手に取って、SNSやメールをチェックすると、情報の洪水に飲み込まれ、脳が過剰に刺激されてしまいます。

この時、まだ自律神経がしっかりと切り替わっていないため、過剰な情報やストレスは、逆に体に負担をかけてしまいます。また、無意識に目を凝らすことで、目の疲れや眼精疲労を引き起こす原因にもなり、昼間のパフォーマンスに影響を与えることも。

《改善策》
朝はスマホをチェックするのではなく、まずは深呼吸やストレッチをして、ゆっくりと体と心を目覚めさせるようにしましょう。少なくとも、起きてから15分は、デジタル機器から離れた時間を作るのが理想です。スマホを触る前に、お茶を飲んだり、窓を開けて新鮮な空気を吸うなど、自然のリズムに合わせて目を覚ますことが大切です。

5. 二度寝をするのはNG

「あぁ、もう少しだけ寝たい…」と思って、つい二度寝をしてしまうことはありませんか？寝坊して慌てて起きることがない限り、つい心地よくて寝床に戻ってしまいがちですが、この二度寝も体調に悪影響を与えます。

二度寝をしてしまうと、体内時計が乱れてしまい、昼間の眠気やだるさを引き起こす原因になります。特に深い睡眠に戻ることが多いため、目覚めた後に疲れが残りやすくなり、逆に身体の回復が遅れることにも繋がります。

《改善策》
もし二度寝を避けたいのであれば、目覚まし時計を手の届かない場所に置くなど、物理的に起きるのを邪魔しないように工夫してみましょう。目覚めたときに、体を動かすことが大切です。簡単なストレッチや軽い体操をすると、体が目覚めやすくなりますよ。

6. 起きてすぐにカフェインを摂るのはNG

「朝一番でコーヒー！」という習慣がある方も多いと思います。カフェインの効果で目が覚める感覚があり、つい飲んでしまう方が多いですが、実はこれも体に良くない影響を与える可能性があります。

朝一番にカフェインを摂ると、コルチゾールというホルモン（ストレスホルモン）が分泌され、これが高まることで一時的にエネルギーを感じるものの、長期的には体がカフェイン依存になってしまう恐れがあります。また、カフェインは胃を刺激し、胃酸過多を引き起こして胃腸に負担をかけることもあります。

《改善策》
朝一番のコーヒーを避け、まずは白湯やハーブティーを飲むようにしましょう。体が温まり、消化器官も穏やかに目覚めます。コーヒーは少なくとも、朝食を取った後に飲むのが理想的です。もしコーヒーにこだわりがあるのであれば、カフェインの少ないお茶やデカフェコーヒーに切り替えることも検討してみてください。

7. 朝食を抜くのはNG

忙しい朝、時間がないからといって朝食を抜いてしまうことがあるかもしれませんが、実はこれが一番の体調不良の原因になることもあります。朝食は体を動かすためのエネルギー源として非常に大切です。

朝食を抜くと、血糖値が安定せず、午前中の集中力やエネルギーが不足しがちになります。また、昼食や夕食に対して過食をしやすくなり、体重増加を招く可能性も高まります。

《改善策》
朝食はしっかりと摂るように心がけましょう。特にたんぱく質や野菜を含んだバランスの良い朝食が理想です。卵や納豆、ヨーグルトなど、消化に良く、エネルギー源となる食材を取り入れてください。食物繊維を多く含んだ食材を食べることで、長時間の満腹感を得ることができますよ。

8. 起きてすぐに激しい運動をするのはNG

朝一番にジムに行ったり、ランニングをしたりする方もいますが、体がまだ完全に目覚めていない時間帯に激しい運動をするのはNGです。体温が低く、筋肉が硬い状態では、急激な運動は怪我を引き起こす原因にもなります。

《改善策》
朝の運動は、ウォーキングや軽いストレッチから始めましょう。体を温めるために、まずは軽い運動でウォームアップし、その後に本格的な運動を行うのがベストです。目覚めたばかりの体に激しい負担をかけるのは避け、少しずつ体を慣らしていきましょう。

9. 朝起きてすぐに暗い部屋にいるのはNG

目が覚めた直後にまだ暗い部屋にいるのは、体にとって良くありません。自然な目覚めには、光が非常に重要だからです。朝の光を浴びることは、体内時計（サーカディアンリズム）を整える役割を果たします。このリズムが崩れると、体調が優れないだけでなく、長期的に見て健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

特に、ブルーライト（テレビやスマホの画面から出る光）を長時間浴びると、眠気を感じにくくなり、夜の睡眠の質に影響を与えることもあるため、朝一番で自然光を浴びることは非常に大切です。

《改善策》
朝、目が覚めたらまずはカーテンを開けて、外の光を浴びるようにしましょう。もし暗い部屋にいる場合、無理にカーテンを開けられない場合でも、少し外に出て軽く散歩をするだけでも、体内時計をリセットするのに効果的です。自然光を浴びることで、夜間にしっかり眠るための準備が整います。

どんな習慣が体に良い影響を与えるのか？

ここまで、朝起きてからやってはいけないことを紹介してきましたが、次はどんな行動をとると良いのかについて考えてみましょう。朝の過ごし方は、その一日のパフォーマンスや心身の調子に大きく影響します。正しい習慣を身につけることで、もっと元気に、効率よく一日をスタートできるようになるかもしれません。

朝起きてからの「理想的な行動パターン」

以下に、朝起きてから実践すべき良い習慣を紹介します。これらの行動を取り入れることで、体調が改善され、気分も前向きになりやすくなります。

まずはストレッチ：
体が寝ている状態から立ち上がるとき、筋肉がこわばっていることがあります。簡単なストレッチをすることで血流が良くなり、目が覚めやすくなります。軽く手を伸ばす、首を回すなど、体をほぐすだけで、体がスッキリします。
水分補給：
朝起きたら、まず白湯や水を一杯飲むことを習慣にしましょう。寝ている間に失われた水分を補うことで、体が目覚め、代謝が促進されます。
太陽光を浴びる：
できるだけ自然光を浴びることが重要です。太陽光を浴びることで、セロトニンという幸せホルモンが分泌され、気分が良くなり、昼間の眠気も防げます。
ヘルシーな朝食を取る：
朝食は身体のエネルギー源。栄養価の高い朝食を取ることで、頭がすっきりと働き、午前中の集中力も高まります。たんぱく質や食物繊維を含む食事が理想的です。
深呼吸や瞑想：
目覚めた後に少しの時間を使って深呼吸をしたり、短い瞑想をすることで、心を落ち着けることができます。心身ともに整った状態で一日をスタートすることができます。