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スキー場でのマナー違反、あなたは大丈夫?
スキー場に行くと、ワクワクしてつい周りが見えなくなってしまうことがありますよね。特に初心者や久しぶりに滑る人は、周囲にどう気を配ればいいのかわからず、知らず知らずのうちに迷惑行為をしてしまうことも。
例えば、スキー場のリフトに乗るとき、降りた後にモタモタしてしまったり、滑走中にコースの真ん中で突然止まったり。これ、実は他の人にとっては危険な行動なんです。どんなに経験を積んだスキーヤーやスノーボーダーでも、注意を怠るとトラブルの原因になります。
スキー場は、多くの人が一緒に楽しむ場所。自分一人だけではなく、周囲の人も安心して滑れるように気を配ることが大切です。「スキー場のマナーってそんなに気にしないといけないの?」と思うかもしれませんが、少し意識するだけで、スキーやスノーボードがもっと楽しくなります。
では、スキー場でやってはいけないNG行為とは、具体的にどんなものがあるのでしょうか?次から詳しく解説していきます。
スキー場でやってはいけないNG行為
スキー場には多くの人が集まるため、最低限のルールを守ることが大切です。「ちょっとくらい大丈夫だろう」と思っている行動が、周りの人の危険につながることも…。
特に、初心者のうちは自分の行動が周囲にどう影響するのか気づきにくいもの。例えば、転んだときにすぐに起き上がれず、そのまま放置してしまうと、後続の人が避けられずにぶつかることがあります。また、ゲレンデの端ではなく真ん中で休憩してしまうと、後ろから来た人にとっては大きな障害物になってしまいます。
では、具体的にどんなNG行為があるのか、一つひとつチェックしていきましょう!
1. 初心者なのに上級者コースに挑戦する
スキーやスノーボードを始めたばかりなのに、「自分は運動神経がいいからいける!」と思って上級者コースに挑戦するのは危険です。スキー場には初心者・中級者・上級者向けのコースが用意されており、それぞれのレベルに合わせた滑り方が求められます。
上級者コースは傾斜が急で、滑るスピードも速くなります。雪質が変わりやすく、アイスバーン(氷のように固まった雪)になっていることも多いため、初心者にはかなり難しい環境です。勢いで挑戦してしまうと、転倒時の対処ができずに大怪我につながる可能性もあります。
- 上級者コースは雪質が変化しやすく、コントロールが難しい
- 転倒時の対応が未熟だと、他の滑走者を巻き込む危険性がある
- 予想以上のスピードが出てしまい、コントロール不能になることも
まずは初心者向けのコースでしっかりと基礎を身につけ、自信がついてから次のレベルに挑戦するのが安全な楽しみ方です。
2. コースの途中や死角で休憩する
疲れたからといって、コースの真ん中や見通しの悪い場所で座り込んでいませんか?これ、後続のスキーヤーやスノーボーダーにとって非常に危険です。上級者が高速で滑走していると、急に止まれず衝突してしまうこともあります。
特にカーブの先や急斜面の途中で休憩するのは避けましょう。後ろから滑ってくる人にとっては「突然目の前に障害物が現れる」のと同じこと。休憩するなら、コースの端や視界が開けた安全な場所を選ぶのがマナーです。
- カーブの先や急斜面の途中での休憩は特にNG!
- 休憩するなら、コースの端によるのが基本ルール
- 団体で休む場合も、広がりすぎないように注意
スキー場では、「自分は大丈夫だろう」ではなく、「後ろの人から見えているか?」を意識することが大切です。
3. スキー板やスノーボードを無造作に置く
スキー板やスノーボードを適当に置くと、他の人の邪魔になったり、事故の原因になることがあります。例えば、風でスノーボードが流され、誰かにぶつかってしまうケースも少なくありません。
スキー場の通路やゲレンデの入口付近に板を放置すると、他の人がつまずいて転倒する危険もあります。また、リフト乗り場付近での放置は厳禁。多くの人が行き来する場所なので、スムーズな動線を確保するためにも、道具の管理はしっかり行いましょう。
- スキー板は専用のラックに立てかける
- スノーボードは地面にしっかり固定するか、流されないようにする
- リフト乗り場付近や通路には絶対に放置しない
「ちょっとの間だけだから…」と気を抜かず、置く場所にはしっかり気を配りましょう。
4. うしろを確認せずに急に滑り出す
スキー場では、停止していた人が突然滑り出すと、後ろの人が避けられずに衝突することがあります。これはスキー場での衝突事故の原因のひとつ。
特に初心者の場合、「滑ること」に意識が集中してしまい、周囲の確認を忘れがちです。しかし、ゲレンデでは常に他の人も滑っているため、自分の動きが周囲にどう影響するのかを意識することが大切です。
- 滑り出す前に、必ず後方を確認する
- コースの合流地点では、メインコースを滑っている人を優先する
- 急な方向転換も、周囲の状況をよく見てから行う
スキー場では、「自分だけの空間」ではなく、「多くの人と共有する空間」であることを忘れずに行動しましょう。
5. 横並びになって歩く
スキー場では、友達や家族と一緒に行動することが多いですよね。一緒に滑るのは楽しいですが、移動時に横一列になって広がって歩くのは大迷惑!特にリフト乗り場付近や通路が狭い場所で広がってしまうと、後ろの人が通れなくなり、渋滞の原因にもなります。
また、ゲレンデの端から端まで広がって滑ると、他の滑走者が進むスペースがなくなり、衝突のリスクが高まります。特にスノーボードはターンの際に広いスペースを使うため、複数人が横に広がっていると余計に危険です。
- 歩くときは縦に並ぶのが基本!
- 狭い通路やリフト乗り場では、周囲の流れを妨げないよう注意
- ゲレンデ内では、団体で横に広がって滑らない
スキー場は多くの人が利用する場所。グループで楽しむ際も、周囲の人への配慮を忘れないようにしましょう。
6. 自撮りや撮影に夢中になりすぎる
最近はスマートフォンやアクションカメラ(GoProなど)を使って、スキーやスノーボードの様子を撮影する人が増えています。SNSに投稿するために撮影するのも楽しいですが、撮影に夢中になりすぎると周囲の安全を見落としてしまうことも…。
例えば、ゲレンデの真ん中で立ち止まって撮影している人を見たことはありませんか?他の人にとっては突然目の前に障害物が現れたようなもの。スピードが出ている滑走者は、急に避けることが難しいため、衝突事故につながる危険性があります。
また、リフトに乗っている最中にスマートフォンやカメラを操作するのもリスクが高い行為。うっかり落としてしまうと、下にいる人に当たってしまうかもしれませんし、そのまま雪に埋もれて見つからなくなることもあります。
- ゲレンデの真ん中で立ち止まって撮影するのはNG!
- 撮影するなら、安全な場所を選んで行う
- リフト乗車中の撮影は、スマートフォンやカメラの落下に要注意
スキー場では「自分が映ること」よりも、「自分と周りの安全」を優先する意識を持ちましょう!
スキー場でのマナーを守って楽しく滑ろう!
ここまで、スキー場でやってはいけないNG行為について詳しく解説しました。「知らなかった!」というものがあった人もいるのではないでしょうか?
スキーやスノーボードは、冬しかできない特別なスポーツ。せっかく楽しむなら、トラブルなく気持ちよく滑りたいですよね。そのためには、自分だけでなく周りの人のことも考えた行動を心がけることが大切です。
スキー場でのポイントをおさらい!
- 自分のレベルに合ったコースを選ぶ(上級者コースへの無謀な挑戦はNG)
- 休憩するときは、コースの端で(見えづらい場所で座り込まない)
- スキー板やスノーボードは適切な場所に置く(無造作に放置しない)
- 滑り出す前に後方確認(いきなり飛び出さない)
- 移動時は縦に並ぶ(横一列に広がらない)
- 撮影は安全な場所で(ゲレンデの真ん中で撮らない)
こうした基本的なルールを意識するだけで、自分も周りも快適に滑ることができます。スキー場での時間を最高のものにするために、ぜひマナーを守って楽しく滑りましょう!