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車内はプライベートな空間…だからこそ注意が必要!
車内はプライベートな空間と認識しやすいので、大好きな音楽をつい大きな音でかけてしまう人もいます。好きな音楽をかけること自体には問題がないものの、あまりにも大きな音で音楽をかけてしまうと、思いがけないデメリットが起きるかもしれません。
『車内で大音量の音楽を聴く』デメリット4選
車内で大音量の音楽を聴くデメリットは、以下のものがあります。
1.緊急車両やパトカーの音が聞こえない
車内で大音量で音楽をかけていると、緊急車両やパトカーからの指示が聞こえないことがあります。
- 停車するよう指示されていても気づかない
- 救急車の走行を妨害する
- 逃走犯人車両などを追うパトカーの走行を邪魔するなど
運転中は、なにが起きるかわかりません。周囲の音が聞こえないほどの音量で音楽をかけていると、緊急時どう動くべきか認識できないので非常に邪魔な行動を取ってしまいます。こういった行動は緊急車両通行妨害違反となり、免許の点数を1点減点され、罰金6000円を払うことになる可能性があります。
2.あおり運転とみなされることがある
周囲の車に対する威嚇や、前を走る車に対するあおり行為のために車で爆音の音楽を流しているとなると、妨害運転罪に当てはまります。昨今ではあおり運転に対する刑罰が重くなっているため、軽はずみな行動を取ってしまうと、取り返しがつかない事態を招くかもしれません。
- あおり運転による交通の危険が生じた場合…違反点数25点、免許取り消し、3年以下の懲役または50万円以下の罰金
- あおり運転でほかの車を停車させ、交通の危険が発生した場合…違反点数35点、免許取り消し、5年以下の懲役または100万円以下の罰金
相手や周囲に迷惑をかけただけでなく、自分自身もかなり痛い刑罰を受けることになります。
3.安全運転義務違反になることがある
大音量で音楽をかけて走行していると、周囲の音が聞こえないだけでなく、車外のことに対する危機感が薄れやすくなります。自転車やバイク、歩行者に対する危機感も薄れてしまいやすく、事故を起こす可能性が高まるので要注意!パネル操作に集中するのも、安全運転義務違反になります。
4.近隣住民や周囲の人に迷惑をかける
爆音で音楽をかけて車を走らせていると、車から音楽が漏れます。こういった場合、自分では気が付かないものの近隣住民や周囲の人に迷惑をかけている可能性が非常に高いです。
どの程度の音量が理想?
車内で音楽をかける場合、どの程度の音量で音楽をかけるべきなのでしょうか。
- 車外の音をキャッチできる音量
- 同乗者との会話が難なくできる音量
- 車の外に流している音楽が漏れないような音量
周囲の人に対する配慮だけでなく、緊急時のサイレンを拾える的確な音量で音楽を聴く必要があります。車はプライベートな空間になりやすいからこそ、周囲の人に配慮しなければなりません。
まとめ
車を運転するとき、車内で大音量の音楽をかけてしまうと思いがけない事態を招いてしまうかもしれません。法に触れる事態を招かないためにも、車内でかける音楽の音量には注意しましょう。