エアコンの暖房をつけているのに、なぜか部屋が寒い…5つの原因と暖めるための対処法とは

エアコンの暖房をつけているのに、なかなか部屋が暖まらない…。もしかすると、気づかぬ間に暖房効率が悪い環境が生まれているのかもしれません!この記事では、エアコンの暖房をつけているのに部屋が暖まらない原因や対処法を紹介します。

エアコンの暖房をつけているのに部屋が暖まらない!

冬は室内にいても寒さを感じるので、暖房機器は必須です。お子様がいるご家庭やペットを飼っているご家庭では、安全面を考えてエアコンの暖房機能を活用する方も多いでしょう。

しかし、エアコンの暖房をつけているのに、なかなか部屋が暖まらないと悩む声は少なくありません。エアコンの暖房機能で部屋が暖まらない場合、エアコン本体か部屋の環境、どちらかに問題があるケースが非常に多いです。

なぜエアコンの暖房機能を使っているのに部屋が暖まらないのか原因を突き止めて、適した対処法で改善しましょう。

エアコンの暖房をつけているのに部屋が寒い原因5つ

エアコンの暖房をつけているのに部屋が寒い時、どのような原因が考えられるのでしょうか。

1.隙間風が入り込んでいる

まずは隙間風が入り込んでいるため、暖房をつけていても部屋の空気を暖めることができていないケースです。ドアと壁の隙間や窓と壁の隙間など、意外と私たちが気づいていない場所に隙間が生まれていることは多くあります。

この場合、隙間を埋めてくれる専用のテープなどを貼ることで、隙間から漏れ入ってくる外気の冷たい空気を遮断することができますよ。

2.冷えた窓によって室温が下がっている

冬は外気温の影響を受けて窓が非常に冷たくなっています。現代では、防犯が遮音性、断熱性能などを考慮し、多くの窓ガラスが二重窓になっていますが、窓ガラスが一枚しか貼られていない場合、外気温の影響を受けた冷たい窓によって室温が冷えている可能性も…。

これは「コールドドラフト現象」と呼ばれており、冷えた窓が冷やした室内の空気は下へと流れ、床に近い場所にいる私たちの体感温度が下がる原因となります。

3.湿度が低い

いくら暖房で部屋を暖めていても、空気が乾燥していると体感温度が上がりづらいため、「部屋がなかなか暖まらない」と感じてしまいます。

特にエアコンの暖房機能は室内の空気を乾燥させてしまうため、暖房機器を使う場合は、同時に加湿器などを併用して湿度を上げることが体感温度を上げる重要なポイントです。

4.エアコンが霜取り運転している

エアコンを稼働させたのに、なかなか吹き出し口から温風が出てこないことはありませんか。これは、エアコンが霜取り運転をしている最中である可能性が考えられます。

霜取り運転中は、室外機の熱交換器についた霜をとっている最中なので、約20分程度は温風を流すことができません。温風が流れ出てこない場合は、まず霜取り運転中である可能性を考えて、20〜30分程度待ってみましょう。

5.内部やフィルターが汚れている

前述したように、エアコンの暖房を稼働させたのに温風が流れ出てこない場合は、霜取り運転の可能性が考えられます。しかし、20〜30分待っても温風が流れてこない、あるいは流れ出てくる温風が弱いと感じる場合は、内部やフィルターが汚れているかもしれません。

内部やフィルターに埃が詰まっていると、温風を部屋に上手に流し込むことができず、運転効率が下がってしまいます。そのため、温風の出方が弱まり、部屋が暖まらないのです。

エアコンで部屋を暖めたい…対処法は?

エアコンで部屋を暖めたい場合は、エアコンの温度調整をするだけでなく、以下の工夫を取り入れて部屋を暖めやすい環境づくりをしてみてください。

  • 隙間風が入らないように隙間を埋める
  • 暖房をつけているときはドアや窓を閉める
  • 夜はシャッターとカーテンを閉じる
  • 窓に断熱シートを貼る
  • サーキュレーターを活用して温風を循環させる
  • 加湿器をつけたり濡れたタオルを吊り下げて湿度を上げる
  • 最低でも月に1回はフィルター掃除を行う
  • クリーニング業者にエアコン内部を点検・洗浄してもらう
  • 窓のリフォームで断熱性能を上げる

さまざまな方法がありますが、テープで隙間を埋めたり、窓に断熱シートを貼ったり、加湿器やサーキュレーターを活用する方法は、今日からでも実践可能です。

また、最近フィルターの掃除ができていないという方は、まずはフィルターや内部の掃除をおこなってみましょう。これだけでも温風の出方が大きく変わります。

エアコン暖房の稼働効率を上げる工夫を取り入れよう

エアコンの暖房をつけているのに、なかなか部屋が暖まらない場合は、部屋の環境が冷えやすくなっているのかもしれません。今回紹介した原因を参考に、エアコンの暖房効率を上げる工夫を実施してみましょう。

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