『美味しいブリ』の選び方6つ!スーパーで失敗しないポイントを解説

冬の楽しみといえば、脂が乗ったおいしいブリ。ですが、いざスーパーで選ぼうとすると、鮮度や品質の見分け方が難しいと感じることも。この記事では、鮮度抜群のブリを見分ける具体的なポイントを紹介します。初心者でもすぐに実践できるコツをぜひ参考にしてください。

旬を迎えたブリが冬の食卓におすすめな理由

冬の寒さが深まるにつれて、日本の食卓に欠かせないブリがその真価を発揮します。特に天然ブリは11月から2月にかけて旬を迎え、脂の乗りが格別。この時期のブリは「寒ブリ」とも呼ばれ、濃厚な旨味とジューシーな味わいが魅力です。寒い日に熱々のぶり大根を頬張ったり、お刺身でその鮮度を楽しんだりと、さまざまな調理法で楽しめます。

一方で、スーパーで並んでいるブリには、天然ものと養殖ものが混在しています。それぞれの良さがあるものの、「どれを選べばいいの?」と悩む方も多いはず。そんなとき、鮮度や品質を見極めるポイントを知っていれば、迷うことなく美味しい一品を選べます。

おいしいブリを選ぶコツを徹底解説

ブリの鮮度や脂の乗り具合は見た目や状態に現れます。ここからは、スーパーで役立つ具体的なポイントを詳しく解説していきます。特に「血合い」「身の透明感」「匂い」など、初心者でもわかりやすい方法を中心に取り上げます。少し知識を持つだけで、選び方がぐっと楽しくなりますよ。

1. 血合いの色を確認する

まず、ブリの鮮度を見分けるうえで欠かせないポイントが「血合い」の色です。血合いとは、魚の身にある赤みがかった部分のことで、ここが鮮やかな赤色をしているものは鮮度が良い証拠。一方、茶色や黒っぽく変色している場合は、時間が経過して劣化している可能性が高いです。

この血合いの色は、切り身を手に取るだけで簡単にチェックできます。鮮度が良い魚ほど酸化が少なく、鮮やかな色を保っています。特に刺身として生で楽しみたい場合は、このポイントを最優先に確認してください。

2. 身の透明感に注目する

次に、ブリの身そのものの透明感を観察しましょう。新鮮な切り身は、白っぽい中にもほんのりとした透明感があり、光にかざすとツヤツヤと輝きます。くすんだ色合いや黄色っぽい変色が見られる場合は、鮮度が落ちている可能性があるため注意が必要です。

特に刺身用のブリを選ぶ際は、透明感が鮮度のバロメーターとなります。スーパーの鮮魚コーナーで複数の切り身を比較し、透明感が高くて輝いて見えるものを手に取ると間違いありません。

3. 皮と身の間の脂の層をチェックする

ブリのおいしさを左右する脂の乗り具合。これを判断する簡単な方法が、皮と身の間にある白い脂の層を見ることです。皮付きの切り身では、この脂の層がしっかりと厚みを持っているものほど、ジューシーで濃厚な味わいが楽しめます。

また、皮を引いた切り身の場合でも、皮があった場所に脂が残っているかを確認してください。脂が豊富なブリは、刺身にしても焼き物にしても、そのコクのある味わいに驚くこと間違いなしです。

4. 匂いを確かめてみる

匂いは鮮度を判断するうえで、見逃せないポイントです。新鮮なブリはほとんど匂いがなく、ほんのりと海の香りを感じる程度。一方で、酸味がかった生臭い匂いや、強い魚臭さがするものは鮮度が落ちている可能性があります。

スーパーでは匂いを嗅ぐのが難しい場合もありますが、購入した際に袋の中で強い匂いを感じたら、火を通して調理する方が無難です。刺身用として食べるなら、匂いがないことを基準に選びましょう。

5. パック内の水分量をチェック

切り身がパックに入っている場合、パック内にたまっている水分量(ドリップ)も鮮度を見極める重要な手がかりです。ドリップとは、魚から流れ出る水分や血液のことで、これが多いほど魚が古く、鮮度が低下している可能性が高まります。

新鮮な切り身は、パック内にほとんど水分がたまらず、切り身そのものに張りと弾力があります。パックを手に取って確認し、ドリップが少ないものを選びましょう。これだけでも、調理後の食感や味わいがぐっと良くなります。

6. 丸ごと1尾の場合はエラと目を見る

1尾丸ごと購入する際は、切り身とは異なるポイントをチェックします。その中でも最もわかりやすいのが、エラと目の状態です。新鮮なブリのエラは鮮やかな赤色をしており、触るとみずみずしい感触があります。一方で、黒ずんだり乾燥しているエラは、鮮度が落ちているサインです。

また、目は澄んで透明感があるものを選びましょう。濁った目をしている場合は鮮度が低い可能性があるため避けてください。この2つのポイントを押さえるだけで、丸ごと購入時にも失敗しません。

鮮度が落ちたブリの見分け方

どれだけ鮮度が良いものを選びたいと思っても、うっかり劣化したものを手に取ってしまうこともあります。ここでは、避けるべきブリの特徴を紹介します。

  • 血合いが茶色や黒っぽい色に変わっている
  • 身の表面が乾燥している
  • パック内に水分がたくさん溜まっている
  • 匂いが強く、生臭さが気になる
  • 皮付きの切り身で、皮が薄く縮んでいる

これらの特徴が見られるブリは、刺身や生で食べるのには向きません。調理を工夫すれば美味しく食べられることもありますが、購入時には避けた方が無難です。

旬のブリを使ったおすすめ調理法

新鮮なブリを選んだら、次はその魅力を最大限引き出す調理法に挑戦しましょう。旬のブリは脂が乗っているため、刺身やしゃぶしゃぶとして楽しむのが一番の贅沢です。また、濃厚な旨味を生かして、照り焼きや煮付けにするのもおすすめ。寒い冬の日には、ぶり大根や鍋料理で体を温めてみてはいかがでしょうか。

  • 刺身:新鮮なブリなら、シンプルにわさび醤油でそのまま。
  • 照り焼き:甘辛いタレで香ばしく焼き上げて、白ご飯のお供にぴったり。
  • ぶり大根:脂の旨味が染み込んだ大根がたまらない一品。
  • 鍋料理:薄切りにしたブリを軽く火を通し、野菜や出汁と一緒に味わうと絶品。

新鮮なブリを手に入れたら、ぜひいろいろな料理でその味わいを堪能してください。

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