『人見知りの子ども』すべきではない接し方4選…打ち解けるためにすべき方法とは?

人見知りをしている子どもに対し、すべきではない行動は複数あります。親戚の子どもなどについうっかりしてしまいやすい行動なので、久しぶりに幼い子と再会する予定がある人はチェックしておきましょう。子どもの人見知りを軽視するような行動や、否定的な言動はご法度です。人見知りの子どもとの、正しい接し方も紹介しています。

子どもはどうして人見知りをするのか

子どもが人見知りをする理由は、成長のあかしです。親とそうでない人の見分けがしっかりとついてきて、防衛本能が働くため人見知りをすると考えられています。人見知りを全くしない子もいますが、多くの子が人見知りを経験し、その度合いは子どもそれぞれ異なります。

『人見知りの子ども』すべきではない接し方4選

人見知りの子どもに対してやってはいけないことは、以下のものがあります。久しぶりに会った親戚の子など、距離感が近いと思っている子にやってしまいがちな行動も含まれているので、ぜひチェックしてみてください。

1.無理やり抱っこなど接触を試みる

久しぶりに帰省して再会した親族に対して人見知りをする子は、決して珍しくありません。親戚からすると親族の子どもの成長を嬉しく感じ、人見知りをかわいく感じるかもしれませんが、子どもは初めて見る大人に対して警戒しています。

  • 親から子どもを無理やり引きはがして抱っこし、戻りがたがって泣いても親に子どもを渡さない
  • 人見知りで泣いている様子を見て喜び、親からさらに遠ざける
  • 子どもが泣いているにもかかわらず無理に接触を試み、無理やり手を握るなど接触を試みるなど

大人は冗談半分かもしれませんが、子どもにとってはトラウマになる可能性がある行動です。

2.大きな声で呼びつけたり、怒鳴るように話しかける

人見知りの子どもは臆病になっている面があるので、大きな音や声などに敏感であり恐怖心を抱きやすいです。

  • 怒鳴るように呼びつける
  • 語気を強めて喋る
  • 子どもの頭上から、大きな声をかけるなど

大きな声を聞くだけで、子どもは怒られているような気分になりやすく、気持ちが縮んでしまい恐怖心を抱きます。

3.親や子どもにネガティブな行動や言葉を浴びせる

人見知りの子に対し、ネガティブな行動や言葉を浴びせたら、子どもは相手からされたことなどをずっと覚えています。

  • 「かわくない」「○○ちゃん(親族の年の近い人見知りしない子)の方がかわいい」など、子どもの存在を否定するような言葉を言う
  • 「親のしつけが悪い」など、大好きなパパとママをけなす言葉を言う
  • 親が見ていない隙に、つねるなどのいたずらをするなど

自分は子どもに好かれて当たり前と思い込んでいる大人に、見られやすい行動です。

4.無理やり人の輪の中に入れる

人見知りは人に慣れれば治るというものではなく、すぐに改善できるものでもありません。人見知りが激しい子を親から無理やり引きはがすだけでなく、子どもの馴染みではない人の多い場所に押し込むような行動を取るのは絶対にNG。人見知りに拍車がかかる可能性があります。

人見知りの子どもにすべき接し方とは

怒っている子ども

人見知りの子どもにすべき接し方は、以下の通りです。

  • 笑顔で声をかける
  • 無理やり距離を詰めない
  • 親と仲良く積極的に接し、自分は危害を加える相手ではないことを子どもに知らせる
  • 普段声が大きな人は、少し声量を抑える
  • ネガティブなことは言わない

近寄りやすい雰囲気と親との信頼関係があるかという点を、子どもはよく見ています。子どもだけを親から取り上げて信頼関係を築くことは困難を極めるため、まずは子どもが近寄りやすい雰囲気を醸し、親との仲が良好であることを見てもらいましょう。

まとめ

人見知りの子どもにすべきではない行動は、親戚の子などについやってしまいがちなものが含まれています。子どもの心を第一に考え、無理のない行動を心がけましょう。

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