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思春期に入った子どもが親を嫌う理由とは
子どもが思春期に入ると、親に対して反抗的な態度を取ることが増えます。これは子どもが自立するための一歩であり、大人に近づいている兆候です。そのため、頭ごなしにすべてを否定すると、親に対しての印象がどんどん悪くなってしまい、子どもが親を嫌いやすくなります。
『年ごろの子どもから嫌われる親』の特徴5選
年ごろの子どもから嫌われる親の特徴は、以下の通りです。
1.不潔
年頃になると、子どもが外見を気にし始めます。そのとき目に着くのが、親の外見です。
- いつも同じ服しか着ていない
- 髪の毛やひげなどのメンテナンスをしていない
- 靴下など、におうものをその辺に放置している
- ボロボロの服しか着ていない
- 過度な露出が目立つ
- 化粧が濃すぎる
- どこでも構わずおならをしたり鼻をほじるなど
年頃でなくても注目を浴びやすい不潔な行動は、できるだけ避けましょう。
2.いつまでも子ども扱いする
親にとって子どもはいつまでも子どもですが、子どもは確実に大人に近づいています。そのため、いつまでも子どもを子ども扱いすると嫌われやすいです。
- おしゃれを馬鹿にする
- 一生懸命やっていることを茶化す
- いつまでも赤ちゃんの頃の失敗を話題に出す
- 勝手に部屋に入って掃除をするなど
子どもから嫌われていても気にしない親に見られやすい行動であり、これを継続すると子どもから見限られる可能性があります。
3.家族に対する態度が悪い
家族に対して態度の悪い親は、子どもから嫌われます。
- 他人の悪口と陰口しか言わない
- 言葉使いが悪い
- 家族には態度が大きくなる…子どもに対して家事を命じるのに、自分は寝転んでいるなど
- 家族に暴力を振るう
- 家族を見下すなど
子どもに家事を手伝わせることはよいことですが、子どもに家事を押し付けて自分が楽をするのはよくありません。子どもも子どもなりに疲れています。疲れているのはお互い様です。
4.子どもを縛り付けたがる
子どもを自分の手元に置き、縛り付けたがる親の元にいると、子どもは狭苦しい思いをします。
- 子どもの交友関係に口を出す
- 子どもから選択肢を奪う
- 子どもの休日は家にいるよう命令するなど
子どもには子どもの世界や交友関係があるため、いつまでも子供を自分の手元に置きたがるのはNGです。
5.他人と比較する
子どもを他人と比較する親は、高確率で嫌われます。
- きょうだい
- 友達
- 親戚
- 親と子どもなど
他者との比較は、他人からされると非常に不快な思いをします。それが親子の関係であっても、子どもは不快な思いをし、親に対して嫌悪感を抱きます。
年ごとの子どもと良好な関係を構築するコツや方法
年頃の子どもと良好な関係を構築するためのコツや方法は、以下の通りです。
- 子どもの流行にある程度の理解を示す
- 子どものおしゃれを全部否定しない…過度なものや華美すぎるものは注意する
- 子どもの恥ずかしい思い出は、子どもが思春期になったら言わない
- 子どもの意見も大人の意見と同じように取り入れる
- できていることはほめる
- 子どもには子どもの交友関係があることに対して、ある程度の理解を持つ
- 子どもを比較しないなど
我が子が失敗しないようにと思うかもしれませんが、失敗しなければ学びはありません。大人になって大きく失敗するのではなく、子どものうちに小さな失敗を経験して視野を広げておいた方が、子どもが成人して仕事をし始めたときに苦労しにくいです。
まとめ
年ごろの子どもは、なにかと敏感であり、偏った考えを持っていることも多いです。そういった時期であると割り切り、子どもとの関係を悪化させないよう配慮しつつ良好な関係を構築しましょう。