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食品の物価高騰で『家庭菜園』の注目度が急上昇
近年、さまざまな要因が重なり、生活に関わるあらゆるものの物価が高騰しています。中でも食品の物価高騰は家計にダメージも大きく、頑張って工夫をしてもどんどん価格が上昇していくため、対策が追いつかないと悩んでいるご家庭も多いでしょう。
そんな中で注目を集めているのが『家庭菜園』です。種は安価で手に入りますし、家の庭やベランダで育てることができれば、店舗で買うよりも多く収穫できますし、野菜によっては翌年も収穫が可能だったりと良いことづくし!
しかし、家庭菜園は初心者の場合、育てることが難しい野菜も多くあります。まずは難易度の高い野菜は避け、簡単に育てることができる野菜を選びましょう。
家庭菜園で育てるのが難しい『5つの野菜』
初心者が育てるには難しい野菜には、どのような野菜が当てはまるのでしょうか。ここでは失敗しやすい理由についても解説します。
1.とうもろこし
とうもろこしは育て方自体は難しくないのですが、実は2〜3本という少ない本数では確実に受粉させることができず、失敗に終わってしまう可能性が高くなります。
成功させるには、まず最低でも一列、できれば二列以上の栽培が必要になるため、一般家庭の庭ではスペースをとってしまい、実際問題としてとうもろこしを育てることが難しいのです。
2.アスパラガス
アスパラガスは多年草に分類されるため、育て方自体は難しくありません。しかし、問題なのは収穫までにかかる年数です。
アスパラガスを種から育てる場合、収穫までに2年かかるため、忍耐強く待たなければいけません。また、涼しい場所を好むため、日本の高温多湿な環境下はアスパラガスにとって悪条件です。日差しや気温対策も必要になるので、初心者には少々難しい野菜かもしれません。
3.キャベツ
キャベツはあらゆる料理に使えるため、家で育てられるなら育てたいと考える人も多いでしょう。しかし、キャベツは害虫が寄ってくる確率が非常に高く、アブラムシやアオムシ、ナメクジなどが寄ってきてダメにしてしまいがちです。
しっかり害虫駆除対策を行う必要があるため、家庭菜園をやったことのない初心者の人にとっては難易度の高い野菜と言われています。
4.トマト
ミニトマトは家庭菜園の定番と言えますが、通常の大きなトマトは苗から出る枝の方向を支柱で上手に誘導してあげる必要があります。
さらに、収穫までに剪定や脇芽を取り除くなど、さまざまな作業が必要となる上、雨にも弱い野菜なので雨対策も行わなければなりません。多くの手間を必要とするため、通常サイズのトマトは初心者にとって難しい野菜に該当します。
5.じゃがいも
じゃがいもも家で育てられたら家計へのダメージを軽減できます。しかし、地中で育てなければいけないじゃがいもは、いざ収穫してみたら腐ってしまっていた…という事例も少なくありません。
特に秋に植えるじゃがいもは、暑さによって腐敗しやすくなります。もしもじゃがいもを育ててみたいと考えている場合は、春に植え付けるのがおすすめです。
初心者でも育てやすい野菜は?
家庭菜園初心者は、難しい野菜ではなく、まずは育てやすい野菜から挑戦してみることをおすすめします。
- ミニトマト
- きゅうり
- ししとう
- 枝豆
- パセリ
- しそ
以上の野菜は初心者でも育てやすいと言われているので、ぜひご家庭でご家族と一緒に楽しんでみてください。ミニトマトやきゅうり、枝豆などは、食卓の料理にも重宝するので、初めての家庭菜園におすすめですよ!
家計に優しい家庭菜園…育てやすい野菜から挑戦して
いかがでしたか。家庭菜園をうまく活用することで、食品の物価高騰に負けず、家計へのダメージを軽減することができます。しかし、初心者さんは難しい野菜を育てると失敗するリスクが高まるので、まずは簡単な野菜から挑戦してみましょう。