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つわりには個人差と波がある
つわりとひと口にいっても、さまざまな種類があります。
- 食べつわり…なにか食べていないと吐き気がする
- 吐きづわり…胸のムカつきや嘔吐
- よだれつわり…よだれがたくさん出たり飲みこめない
- 眠りつわり…とにかく眠くてしょうがない
- においづわり…特定のニオイに敏感に反応し、気分が悪くなる
つわりの程度はさまざまで、全くない人から入院対象になる人までいます。またその日によって体調と食べられるものに差があるので、妊娠している本人も今日なにをどれくらい食べられるのか未知です。また、期間にも個人差があり、最長出産を終えるまでつわりが続く人もいます。
そのため、つわり中の女性に言うべきではないことを言ってしまうと、反感を買って信頼関係にひびが入ってしまうかもしれません。
つわりで苦しむ女性に『言ってはいけない5つのこと』
つわりで苦しむ人に言ってはいけないことは、以下のものがあります。
1.妊娠は病気じゃない
たしかに妊娠は病気ではありませんが、通常の健康体の体ともいえません。人間の体内に全く別の人間がいて、その命を育んでいる状態なので、特殊な状態になっていることは間違いないのです。それに伴うつわりなので、病気ではないことを指摘するのではなく、いたわる言葉をかけてあげましょう。
2.ほかの人は仕事をしている
前述通り、つわりには個人差があります。仕事をしている方が気がまぎれるタイプの人もいれば、トイレから出られないほど重症の人もいるので、ほかの人と比較する言葉を言うのはNG。他の人の現状を知らせようと思っているのかもしれませんが、逆効果になります。
3.つわりで休めてうらやましい
つわりを軽い吐き気と思っている男性も、多いのが現状です。入院措置になって、初めて事の重大さに気づくというケースもあるでしょう。つわりで仕事を休んでいるのは、決して手抜きなどで休んでいるのではなく、出勤できないから休んでいます。
4.太った?
食べつわりの場合、なにか口に入れておかないと気持ち悪くなってしまいます。そのため必然的に体重が増えやすくなるので、つわりに体重の増加を指摘するようなことを言うべきではありません。
5.俺のごはんは?
つわりで寝込んでいる女性に対して、自分の食事の準備をさせるようなことを言ってしまうのはNG。寝ているだけと思うかもしれませんが、目を開けられないほど気持ち悪いため、目を閉じているということもあり得ます。
つわりのときの夫にしてほしいこと
つわりのときに夫にしてほしいことは、以下の通りです。
- 寝込んでいることに対して、”楽でいいね”といった趣旨の言葉をかけない
- 食事に関して、なにが食べられそうか聞く
- 気がまぎれそうな話題を振る…会話を楽しむ気力があるときのみ
- できれば手が付けられていない家事
妻がつわりで寝込んでいても、自分の体調が劇的に悪くなっているわけではないので、どこがどういう風に不調なのか体感できないのが男性の立場です。そのため、女性からすると心無いことをすることもあるかもしれません。
どうしていいかわからないときは、どうすべきかを女性に聞いてみましょう。
まとめ
つわりで苦しんでいる女性に対してかける言葉には、注意しなければなりません。これは夫だけでなく、同居家族や友人などにも当てはまることです。