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タクシー運転手は車でいろんな人を送り届ける職業
タクシーの運転手という仕事は、客を車に乗せて指定された目的地まで安全に送り届ける職業です。日々、年齢性別問わず、さまざまな人が利用するため、運転技術だけでなく対応力も求められる大変な仕事です。
タクシー運転手をしていると、お互い同じ空間で気持ちよく過ごせる人や会話が弾む人など、良い客を乗せることも多い一方、嫌な気分にさせられたり迷惑をかけてくるような客に当たることも珍しくないといいます。
では、タクシーの運転手から見て、どのような客は「今後は乗せたくない」と思うのでしょうか。
タクシー運転手が『絶対に乗せたくない』客の特徴5選
タクシーの運転手から見て、今後は絶対に乗せたくないと思う客には、どのような特徴を持つ人が該当するのでしょうか。
1.「急いでいるから早くして」と急かす客
タクシーの運転手は乗客の安全を第一に考え、定められた規則に従って運転しなければいけません。しかし、乗客の中には運転手側の事情を考慮せず、「急いでいるから早くして」と速度を上げるように急かしてくる客もいるのだとか。
また、中には「俺が運転したほうが早く到着する」など、クレームともマウントとも取れるような急かし方をしてくる乗客もいるといい、こうした客は二度と乗せたくないと思うそうです。
2.横柄な態度や命令口調など偉そうな態度の客
昔は「お客さまは神様」なんて言われることもありましたが、現代はその考え方見直され、あまりにひどい態度をとる客は「カスタマーハラスメント」と指摘されることも増えています。
タクシーの乗客にもこうした客は多く、偉そうな態度をとったり「そっちに行けって言ってるだろ」と命令口調で指示してくる人もいるのだそうです。
自分が乗せてもらっている、という立場を忘れて、サービスを提供する側を見下したような態度をとる人は、タクシー運転手だけでなく、すべての業種で嫌われます。
3.ルートを決めて走行してから文句を言う客
タクシー運転手が困る客として、最初に「目的地まではこのルートでよろしいでしょうか」と確認を取ったにもかかわらず、そのルートを進んでから「なんでこっちに行くの?」「あっちの方が空いていたのに」と文句を言う客が挙がります。
中には、運転手がルートを聞いても音楽を聴いてたり意図的に無視したりする客もいて、「本当にこっちのルートでいいのか」と不安を感じながら運転しなければいけないので困るという意見もありました。
4.無遠慮に席で飲み食いする客
タクシーに限らず公共交通機関で飲み食いする客は周囲にとって非常に迷惑です。タクシーという狭い空間であれば、食べかすや飲みこぼしなどが出てしまうと、次に乗車する客に迷惑がかかりますし、運転手としても掃除の手間がかかり大変です。
夏場などは水分補給程度ならば許容されますが、車内で食事を取ろうとしたり、食べこぼしの出そうなお菓子を食べたり、匂いの強い食べ物を食べたりする行為はマナー違反です。
5.泥酔状態の客
タクシー運転手の中で「迷惑だからなるべく避けたい」と上位に入るのは、泥酔している客です。
酔っ払って意識もはっきりしていない客は、目的地を聞いても答えられなかったり、ルートを指示できなかったり、目的地に到着しても眠ってしまい起きてくれないなど、トラブルが多発します。
また、車内で吐いてしまったり尿漏れを起こしたりする非常識すぎる客もいるため、できることなら乗せたくないと考える運転手が多いです。
タクシー乗車の際に注意すべき基本的なマナーやルールとは
タクシーに乗車する際は、最低限のマナーは必ず守り、お互いに気持ちよく過ごせるよう配慮することが大切です。
- 交通量の少ない場所やタクシー乗り場でタクシーを拾う
- 乗車の際や降車の際は最低限の挨拶をする
- 乗車したらシートベルトをしめる
- 運転手の問いかけにはしっかり応答する
- 理不尽なクレームや嫌味は言わない(希望がある場合は最初に伝える)
- 匂いの強い食べ物や食べこぼしが出そうな飲食は控える
- お酒が入っている際は意識がはっきり戻るまで乗車しない
- 雨の日は濡れたものを座席に直接置かない(足元やタオルを敷くなどして配慮する)
どれも基本的なマナーばかりです。タクシー側に迷惑がかからないよう、マナーを守って乗車しましょう。
タクシー乗車時はお互いが気持ちよく過ごせるよう配慮を
いかがでしたか。タクシーはとても便利な交通機関ですが、プライベート感もあり、偉そうな態度をとりがちな人も多いです。サービスを提供する側も受ける側も、お互いが気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。