生で食べてはいけない『卵』の特徴5選…腐っているサインとは?加熱すれば食べてもOK?

日本では卵を生のまま食べる文化があります。しかし、卵はいつまでも生のまま食べられるわけではありません。卵の状態を見て、生のまま食べても大丈夫かどうか見極められるようにしましょう。

卵を生のまま食べる食文化を持つのは日本だけ!

日本では卵を生のままご飯の上などにかけて食べる文化が根付いています。しかし、卵を生のまま食べる食文化は、世界中を見ても日本だけと言われていますよね。

これは、日本の鶏舎の環境が徹底して整えられていることや、流通する際に卵殻の洗浄や殺菌が行われていることが大きな理由です。生産段階から生で食べることを前提として管理されているので、期限までは安心して食べられるようにできています。

卵に記載されている賞味期限=生のまま食べられる期限

卵を生のまま食べられる期間は、卵の殻やパッケージに記載されている賞味期限が目安になります。

実はこの賞味期限、加熱調理をする場合には『賞味期限』としてその日付を超えても食べることが可能です。しかし、生のまま食べる場合は、この賞味期限こそが消費期限となります。したがって、生のまま食べる場合は、記載されている賞味期限までに食べるようにしましょう。

前述したように、賞味期限を過ぎても加熱調理すれば問題なく食べられるので安心して料理に使ってくださいね!

生で食べてはいけない『卵』の特徴5選

記載されている賞味期限までは生のまま食べられるとお話ししましたが、保存環境が悪いと期限よりも早く傷んでしまいます。ここでは生で食べてはいけない『卵』の特徴を確認しましょう。

1.中身の色がくすんでいる、黒ずんでいる

卵を割った時、中身の色がくすんで見えたり黒ずんでいたりする場合は、すでに卵の質が劣化していることを意味しています。

加熱調理すれば食べられる状態の卵もありますが、生のまま食べると食中毒の危険性があるのでやめましょう。

2.卵の殻にヒビが入っている

卵を割る前、すでに卵の殻にヒビが入っている状態であれば、生のまま食べることは避けてください。ヒビが入っている卵は、ヒビから雑菌がすでに侵入している可能性が高く、殻の中で雑菌が繁殖している可能性が懸念されます。

ただし、ヒビが入ってから1〜2日程度なら、加熱調理すれば問題なく食べられます。それ以降は卵の状態を見て、大丈夫な様子であれば加熱調理して食べるようにしてください。

3.黄身が割れて白身と混ざっている

卵を割った時、新鮮な卵であれば白身と黄身がはっきりと分離して、黄身が綺麗な丸い形のまま出てきます。しかし、劣化している卵の場合は、黄身が原型をとどめていないため、白身と混ざった状態で出てくることがあります。

劣化が進行している状態の卵なので、生のまま食べてしまうと食中毒症状を引き起こす恐れも。必ず加熱調理してください。

4.正常な卵とは明らかに違う異臭を放つ

正常な卵はほぼ無臭です。しかし、卵から明らかに違和感を覚えるような腐敗臭が漂ってくる場合は、すでに劣化が進行し、腐っている可能性が高いので食べずに廃棄してください。

加熱調理すれば問題ないと考える人もいますが、腐敗臭を発生させているということは、卵の品質自体がかなり落ちています。加熱調理しても腹痛などの症状を招く恐れがあるので、廃棄するのが無難でしょう。

5. 殻付きのまま水に沈めても浮く

卵は時間が経過すると、白身や黄身からガスが抜け出るため、卵の重さ自体が軽くなります。そのため、新鮮な卵は水に入れると沈んだままですが、劣化している卵は水に沈めても浮いて出てきます。

生のまま食べることは避けて、卵を割って状態を確かめた上で、大丈夫そうならば加熱調理して食べましょう。

生のまま食べられない卵は加熱すれば食べても大丈夫?

今回紹介したような生のまま食べてはいけない卵の特徴が見られる場合でも、加熱調理すれば食べることはできるのでしょうか。

基本的に、今回紹介した特徴は「生のまま」は危険なので、加熱調理すれば雑菌を死滅させられるので食べることは可能です。

しかし、卵の状態によっては劣化が進行し、卵が腐っている可能性もあるので、必ず自分の目で確かめて少しでも不安を感じるようならば食べずに廃棄するのが安全でしょう。

賞味期限を過ぎた卵はしっかり加熱調理して食べよう

賞味期限を過ぎた卵は生で食べると食中毒を引き起こすリスクが懸念されます。また、今回紹介した特徴に当てはまる卵も生のまま食べることは避け、必ず加熱調理して食べるようにしましょう。

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