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慌ただしい入院準備、何を持っていくべきか迷う人へ
入院前は慌ただしく、準備がなかなか進まないことも多いですよね。「あれもこれも必要かも」と荷物が増えてしまったり、逆に最低限必要なものを忘れてしまったり…。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
例えば、病院から指定された持ち物は準備したけれど、「あると便利なアイテム」が何か分からず困った、という話を聞いたことがあります。そういったちょっとした工夫が、実は入院生活の快適さを大きく左右します。本記事では、そんな便利アイテムを詳しく解説していきます。
入院時に持っていると便利な10のアイテム
病院での生活は普段の生活と勝手が異なるもの。少しの工夫で快適さが大きく変わります。ここでは、入院中に「あると便利」と感じられるアイテムを順にご紹介します。
1. ウェットティッシュや赤ちゃんのお尻拭き
術後や体調が悪いときは、立ち上がって手を洗うのが難しい場合もあります。そんなときに役立つのがウェットティッシュや赤ちゃんのお尻拭きです。顔や手の汚れをさっと拭けるだけでなく、ベッド周りの簡単な掃除にも便利。小型で場所を取らないのも嬉しいポイントです。
2. 水がいらないシャンプー
術後はシャワーが禁止されることが多く、髪のべたつきが気になりがち。そんなときに重宝するのが水がいらないシャンプーです。髪のべたつきを簡単にリフレッシュできるので、急な面会にも安心して対応できます。災害時にも役立つアイテムとして人気です。
3. 延長コード・電源タップ
病室内ではコンセントの数が限られていることが多く、電子機器の充電に困ることがあります。スマホやタブレット、モバイルバッテリーを同時に使用するためにも、延長コードや電源タップは必需品。複数の機器を同時に利用できるのでストレスが軽減されます。
4. 小さな財布
院内の売店で軽い買い物をする際、大きな財布を持ち歩くのは心配ですよね。そこで活躍するのが小さな財布です。最低限の現金やカードを入れておけば、安心して院内を移動できます。また、貴重品は鍵付きの引き出しに保管しておくのがおすすめです。
5. スリッパや室内履き
病院内での移動やトイレの利用に欠かせないスリッパや室内履き。滑りにくい素材で静音性が高いものを選ぶと、周囲への配慮にもなります。院内を快適に歩き回れるアイテムとして重要です。
6. 耳栓・アイマスク
病室ではナースコールの音や他の患者さんのいびきが気になることもあります。そんなときに役立つのが耳栓とアイマスクです。周囲の環境に左右されず、ぐっすり眠れる環境を整えるための必須アイテムです。
7. クリアファイル・収納ポーチ
入院中は意外と多くの書類が発生します。診察結果や同意書など、紛失すると困る書類はクリアファイルや収納ポーチで整理すると便利です。透明な素材だと中身が一目で分かり、家族に預ける際もスムーズに対応できます。
8. 飲み物用の保温・保冷ボトル
入院中、飲み物を適温で保つことは意外と重要です。冷たい水が欲しいとき、温かいお茶でリラックスしたいとき、保温・保冷ボトルがあれば快適に対応できます。病院内はエアコンで乾燥しがちなので、適切な水分補給が体調管理に役立ちます。
9. リップクリーム・保湿クリーム
病院内の空調によって肌や唇が乾燥しやすくなります。特に乾燥がひどい冬場などは、保湿クリームやリップクリームが欠かせません。肌荒れを防ぐだけでなく、身だしなみを整える意味でも役立つアイテムです。
10. ティッシュペーパーとゴミ袋
病室ではゴミ箱の数が限られている場合があり、ティッシュペーパーや簡易的なゴミ袋があると便利です。例えば、ちょっとしたゴミをすぐに処理したり、洗濯物を分けて収納するのにも役立ちます。見えない部分での気遣いが、入院生活の快適さを支えます。
ここまでで、入院中の「快適さ」に直結するアイテムを中心にご紹介しました。次は少し視点を変え、最低限必要な持ち物にフォーカスします。
入院時に忘れてはならない必須アイテム
入院する際に忘れてはいけない必須アイテムをご紹介します。これらは病院からも指示されることが多く、持参していないと手続きや生活に支障をきたすことがあります。特に初めての入院の場合、何が必要なのかイメージが湧きにくいもの。本記事を参考に、しっかり準備を進めましょう。
《身分証明書類》
- 健康保険証
- 診察券
- 運転免許証やマイナンバーカードなど
病院での手続きには本人確認が必須です。健康保険証は、診療費や薬代の計算に必須のアイテム。また、診察券があれば手続きがスムーズに進みます。場合によっては、運転免許証やマイナンバーカードなど、追加の身分証が必要になることもあるので事前に確認しておくと安心です。
《医療関連書類》
- 入院申込書・同意書
- お薬手帳
- 現在服用中の薬
- 他院からの紹介状(該当する場合)
入院に必要な申込書や同意書は、事前に病院から渡される場合がほとんど。入院当日までに記入を済ませておきましょう。お薬手帳は、現在服用中の薬を正確に伝えるために重要です。服薬の情報を正確に把握することで、入院中の治療や薬の調整がスムーズになります。紹介状がある場合は忘れずに。
《印鑑》
- 認印(シャチハタ不可の場合あり)
入院中には、多くの書類に押印が必要になります。簡易的な認印を持参すれば十分な場合が多いですが、シャチハタを認めない病院もあるため、事前に確認するのがおすすめです。
《現金とクレジットカード》
- 現金(小銭も含めて)
- クレジットカード(利用可能な場合)
病院内の売店や自動販売機で軽い買い物をする際、現金があると便利です。特に自動販売機は小銭が必要なことが多いので、細かい金額も用意しておきましょう。また、入院費の支払いがクレジットカードで対応可能かどうか、病院に確認することも忘れずに。
《衣類》
- パジャマまたは寝巻き(病院でレンタルできる場合もある)
- 下着類(2~3日分以上)
- 靴下
衣類は入院生活の基本です。病院でレンタル可能な場合もありますが、自分のものを持参したほうが快適に過ごせます。特にパジャマや下着は、予備を含めて準備しておくと安心です。また、冷え対策として靴下も忘れずに。
《洗面用具》
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- タオル・バスタオル(複数枚が望ましい)
- 洗顔料または石鹸
清潔を保つための洗面用具も必需品です。特にタオル類は、病院での入浴や洗面時に頻繁に使うため、複数枚用意することをおすすめします。肌の弱い人は、低刺激の石鹸を持参すると良いでしょう。
《食事関連グッズ》
- 箸・スプーン・フォーク
- マグカップまたはタンブラー
病院の食事には、基本的に必要なカトラリーが付属していますが、使い慣れたものがあると便利です。マグカップやタンブラーは、水分補給やお茶を飲む際に役立ちます。軽くて割れにくい素材のものを選びましょう。
これらのアイテムをしっかり準備しておけば、入院生活の不便さを最小限に抑えることができます。病院から渡される持ち物リストを参考にしつつ、このリストも加味して万全の準備を整えてください。また、持ち物は多すぎても管理が大変になるため、「必要最低限」に絞るのもポイントです。