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エアコンは室内の温度を快適に調整してくれる優秀家電
エアコンは広い室内でも素早く温度を調整してくれる優れた大型家電です。現代の日本住宅は、ほぼ全てのご家庭が導入しているといっても過言ではありません。
暑い夏場には絶対に欠かせないエアコンですが、冬場も暖房機能を使うことで室内を均一に暖めることができます。
また、犬や猫といったペットや小さなお子様がいるご家庭では、ストーブやヒーターで火傷を負うなどの危険性が懸念されるので、天井付近に設置されているエアコンは安心です。
他の家電に比べて電気代が高額になりがち…
しかし、とても便利で使い勝手の良いエアコンですが、デメリットもあります。それは高額な電気代です。
エアコンは他の家電に比べて消費する電気量が多いため、その分、電気代も高くなりがちです。なるべく無駄に電力を消費しないよう工夫しながら使うことを心がけましょう。
エアコンの『暖房』と『冷房』どっちの電気代が高いの?
エアコンには部屋を冷やす『冷房』と部屋を暖める『暖房』が搭載されています。では、一般的にどちらの方が電気代がかかりやすいのでしょうか。
エアコンの電気代は室温と設定温度の“差”で決まる
先ほど、エアコンの電気代は電力の消費量が関係しているとお話ししました。これはエアコンに限った話ではありませんが、エアコンはもともと電力の消費量が多い大型家電なので、使い方次第では驚くほど高額な電気料金を請求されかねません。
エアコンの場合は、設定温度と現在の室温の差が大きければ大きいほど、多くの電力を使用して室内を設定温度へと近づけようとします。つまり、室温と設定温度の差が大きいほど、電気代も高額になる傾向があります。
冷房よりも『暖房』のほうが高額になりやすい
では、冷房と暖房ではどちらのほうが電気代が高くなりやすいのでしょうか。結論から言うと、冷房よりも『暖房』のほうが高額になりやすいです。
これは地域差もありますが、一般的に冷房は27〜28度に設定することが多く、夏場の室温は平均して33〜35度前後です。つまり、夏場は冷房設定温度と室温の差が5〜8度程度になります。
暖房は一般的に20〜22度前後に設定するご家庭が多いでしょう。冬場の室温は、10度以下を下回るご家庭や地域が多いため、この時点で暖房の設定温度と室温の差が10度以上あることがわかります。
したがって、夏場に使われる冷房よりも冬場に使われる暖房のほうが消費電力量が多く、電気代も高額になりがちです。もちろん、設定温度と室温の差が広がれば広がるほど、電気代はさらに高額になります。
エアコンの電気代…少しでも料金を抑えるためのコツ
電気代が高騰している現在、少しでも電気代を抑えたいというご家庭も多いでしょう。しかし、夏冬共通して、冷房機能や暖房機能は欠かせません。無理をすれば、体調不良を引き起こしてしまいます。
エアコンを使う場合でも、使い方や部屋の環境を見直すことで、少しでも電気代を節約することは可能です。
- 断熱シートを大きな窓に貼る
- 夜は厚手のカーテンやシャッターを閉じて外気を遮断する
- サーキュレーターを併用して効率的に室温を設定温度に近づける
- 設定温度はなるべく大幅に上げ下げせず、服装や防寒アイテムなどで凌ぐ
- なるべく家族が同じ部屋で過ごし、同時にエアコンを複数台使用しない
- 冬場は濡れタオルなどをかけて湿度を上げて体感温度を上げる
他にもエアコンの風向きを調整したり、設定温度に到達したら自動的に運転を停止する自動運転モードに設定するなど、節約方法は多くあります。
節約術を実践しても電気代が節約できないという場合は、一度、現在契約している電気のプランを見直してみてください。今は電力自由化に伴い、さまざまなプランが提供されているので、ご自身のライフスタイルに合った契約プランを探してみましょう。
エアコンの電気代は使い方やプランの見直しで抑えよう
いかがでしたか。エアコンの電気代が高額になりがちですが、使い方や部屋の環境を見直すだけでも節約につながります。大幅に電気代を見直したいという方は、ぜひ現在契約している電気のプランも見直してみてください。