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結婚生活で理想を追い求めすぎるとストレス原因に
結婚する前は、結婚生活に対してさまざまな憧れやビジョンを思い浮かべていた…という人は多いです。しかし、実際に結婚生活が始まってみると、自分の至らなさや相手への不満など、さまざまな面でストレスを感じることも増えます。
結婚とは元々違う環境で育った2人が一緒に暮らし、生計を共にすることです。最初からお互いの考え方や暮らし方が完璧に一致することは、まずありません。
結婚生活で自分の理想を追い求めすぎると、自分の首を絞めることになり、パートナーとの関係性も悪化してしまいます。人生の質が下がりかねないので、妥協できるところは妥協しつつ、パートナーと話し合いながら価値観を擦り合わせていきましょう。
結婚生活で『妥協したほうがいいこと』5選
結婚生活において、妥協は重要なポイントです。では、どのようなことはある程度目を瞑り、妥協すべきなのでしょうか。
1.家事のやり方の違い
結婚してから家事のやり方の違いに驚いたというケースは少なくありません。掃除に使うアイテムから頻度、さらにやり方まで、家庭環境によって家事に対する考え方や方法はさまざまです。
どちらか一方が完璧を求める性質の場合、もう一方に家事のやり方を強要しがちですが、これは相手に対して強いストレスを与える行為になりかねません。
また、完璧を求める側も「どうして言った通りにやってくれないの」「綺麗になっていない気がしてストレスが溜まる」と過度なストレスになりかねないので、ある程度の妥協は必要でしょう。
2.相手に対する干渉の仕方
相手に対する干渉の仕方も妥協は必要です。夫婦になれば、今まで以上に一緒にいる時間が増える分、その他の面でも過干渉されてしまうと、自分の時間が減ってしまいます。
夫婦の時間ももちろん大事ですが、「自分」というアイデンティティをある程度、守られていなければ、人はストレスが溜まるもの。
「どこに行ったの?」「何をしてるの?」「またそればかりやって…」など、相手のことを知っておきたいという気持ちは適度なラインで抑え、相手のことを信じることも結婚生活では大切です。
3.お互いの得意・不得意
人は皆、得意なことと不得意なことがあります。例えば、家事だけを見ても掃除が得意だけれど料理は苦手な人もいれば、料理は得意だけれど洗濯はあまり好きではない人もいるでしょう。
このように相手の得意不得意に対して寛容な考え方を持たなければ、結婚生活はストレスが溜まる一方です。
相手が上手くできないことに対して「どうしてこんなこともできないの?」「自分がやった方が綺麗にできる」など、責め立てるような言葉をかけていると、やがて夫婦関係は崩れてしまいます。
お互いの得意なことと不得意なことを共有し、相手の不得意な部分は自分がサポートし、自分の不得意な部分を相手に補ってもらうなど、お互いに妥協し、支え合うことを心がけるべきです。
4.子育てに対する考え方
子供が生まれると、夫婦間において喧嘩やすれ違いが発生しやすくなります。それは、夫婦で子育てに対する考え方が異なる部分が増えるからでしょう。
特に真面目な性格の人や子どもに自分の理想や完璧さを求めてしまう人は、パートナーに対しても子どもに対しても窮屈な思いをさせがちです。
子育ては教科書通りに行くことの方が珍しく、子どもによって1人1人個性が大きく異なります。自分の理想の子育て像やファミリー像を追い求めすぎることは避け、自分のパートナーと子どもと正面から向き合いながら、妥協を覚えていくことも大切です。
5.相手の性格やペース
結婚前は許せていた相手の性格やペースが、結婚して一緒にいる時間が増えることで気になるようになってきた…というケースは珍しくありません。
攻撃的な性格やあまりにも自己中心的すぎる行動は、話し合いの上で改善してもらう必要がありますが、そうではなく、単純に相手の性格と自分の性格、あるいはペースに違いが生まれてモヤモヤする…という程度ならば、ある程度は妥協すべきでしょう。
「あなたのこういうところに、困っているの」と話し合いをすることは大切です。しかし、相手の性格やペース、生活における振る舞いに不満を持っているのは自分だけではないはず。
パートナー側も何かしら不満を持っているはずなので、日頃から会話をしつつ、お互いに歩み寄り、ある程度は相手に寄り添って妥協しなければなりません。
ある程度は妥協も必要な結婚生活…会話はしっかり行って
いかがでしたか。全く異なる環境で育った2人が結婚し、一緒に暮らしていると、当然すれ違いが生まれます。お互いにある程度は妥協をしつつ、日頃からコミュニケーションを取り合いながら、少しずつ年月を重ねて価値観を擦り合わせていきましょう。