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夫婦の離婚理由として最も多い原因は?
現在の日本では、年間婚姻件数に対して離婚件数が3分の1と離婚率が上昇していることが世間でも注目されています。夫婦が離婚する年齢として、最も多いのが30代、続いて40代です。
さらに、結婚年数で見ると、5年〜10年で離婚してしまう夫婦の割合が非常に多く、離婚理由として以下の原因が多く報告されています。
- 性格や考え方の違いが顕著になった
- 精神的な苦痛を負わされた
- 異性関係(異性との付き合い方の違いや不倫)
5〜10年ほど一緒にいると、性格の不一致や考え方の違いが大きくなり、一緒に生活することに難しさを感じる夫婦が増える傾向にあるようです。
『離婚する可能性が高い夫婦』の特徴5選
離婚する夫婦は、離婚前にどのような兆候が見られるのでしょうか。ここでは『離婚する可能性が高い夫婦』の特徴を確認してみましょう。
1.コミュニケーションが足りていない
離婚する可能性が高い夫婦に最も多く共通している特徴として、圧倒的にコミュニケーションが不足しているという共通点が挙げられます。
離婚する夫婦は、離婚前に会話がまったくなくなる傾向が見られます。また、お互いに言いたいことを話し合えていないことで、お互いの考えの溝を埋めることができず、離婚に至ってしまうケースが多いようです。
2.夫婦関係のバランスが対等ではない
夫婦間でどちらか一方の立場が強かったり、相手を見下すような言動が見られる夫婦は、離婚する可能性が高い傾向にあります。
夫婦関係のバランスが対等にならない理由はさまざまです。金銭的な要素で相手に圧をかけているケースもあれば、性格の面で対等な話し合いができず、どちらかが一方的に相手を制圧するような言動が見られることもあるでしょう。
このように夫婦間で対等な関係を築けていないと、いずれ不満を抱いている側の我慢が限界にきてしまい、関係が修復不可能になってしまいます。
3.生活における考え方に大きな違いがある
生活の中で考え方が違う場面は、一緒に暮らしていれば当然出てきます。しかし、生活における考え方にあまりにも大きな違いがある場合は、価値観をすり合わせることが難しいため、離婚に至るケースが非常に多いです。
話し合いやお互いに歩み寄る努力をすることで、生活を続けることができるケースも当然多くありますが、離婚の可能性が高まっている夫婦はそもそも会話が少ないので、価値観をすり合わせる話し合いすらしません。
4.親との距離が近すぎる
離婚の可能性が高い夫婦によく見られる特徴として、パートナーのどちらか、あるいは両方が自分の親と近すぎる距離を維持しているという特徴が該当します。
パートナーが親と距離が近すぎるために、本来最優先で受け入れるべきパートナーの意見が軽視されてしまったり、夫婦間の問題を親に相談してトラブルに発展したりするケースが意外と多いのです。
あまりにも親に頼り切なパートナーの姿に呆れ果ててしまったり、義両親との関係に嫌気が差して離婚に至るケースも少なくありません。
5.相手に対して興味関心がなくなる
離婚する可能性が高い夫婦に共通している特徴として、徐々に相手に対して興味関心が薄れるという共通点があります。
長年連れ添っていれば、ある程度、お互いにひとり時間を楽しむようになりますが、あまりにも相手に対して興味関心がないのは問題です。相手に対する夫婦としての愛情だけでなく、家族としての愛情すら冷めている兆候なので、非常に危険なサインと言えるでしょう。
離婚の兆候が…離婚しないためにできる解決法
もしも離婚の可能性が高まっている特徴が自分たちにも当てはまる、という場合は、離婚に至らないための解決法を模索してください。まずは以下の習慣を身につけましょう。
- 些細なことでも感謝や謝罪の気持ちを言葉で伝える
- 今日の何気ない出来事を伝え合う習慣を身につける
- 不満や疑問点は相手と納得いくまで話し合う覚悟を持つ
- 話すときは攻撃的な口調は避けて穏やかな口調や言葉を意識する
離婚を回避するためには、まず夫婦間のコミュニケーションを増やすことが最優先です。今日の出来事や感謝の気持ち、挨拶など、些細なことでも言葉に出して伝えることで、少しずつ以前のようにコミュニケーション頻度が戻るはずです。
夫婦間でコミュニケーションが増えることは、お互いの理解や尊重にもつながります。相手に対する情が深まるきっかけにもなるので、コミュニケーションが増えるだけでも離婚の可能性がグッと下がるでしょう。
夫婦関係の悪化を悟ったら…関係改善の努力を
いかがでしたか。今回紹介した『離婚する可能性が高い夫婦の特徴』に自分たちが当てはまっているという場合は、離婚を回避するためにもコミュニケーション頻度を増やしてください。会話を増やすことで、相手に対する理解や愛情が徐々に戻ってくるはずです。