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子どものやること、なんでも口出ししていませんか?
子どもの行動や言葉に対して、なんでも口を出していませんか?我が子には常識ある行動を取り、周囲に迷惑をかけたり他人を不快にする言葉は言ってほしくないと願う親の気持ちはわかります。しかし、なんでも親の意見を子どもに押し付けていると、口うるさい親を思われてしまうかもしれません。
『口うるさい親』が言いがちな4つのNGワード
口うるさい親が言いがちなNGワードは、以下のものはあります。
1.命令系の言葉
なにかにつけて命令してくる親は、口うるさく感じやすいです。
- 「~やりなさい」
- 「早く~して」
- 「もっと~しないと」など
親も、職場や子どもを通じてできた関係などで、なんでも命令してくる人は煙たいですよね。面倒だから関わりたくないと思う人も、いるかもしれません。口うるさく子どもに命令ばかりしていると、このような感情を子どもが持つ原因になります。
2.なんでも根掘り葉掘り聞く
子どものその日あったことだけでなく、子どもの交友関係や教師との事細かなやり取りなどを根掘り葉掘り聞くのも、口うるさい親の特徴です。
- 子どもの友人関係に口出しする…「○○ちゃんとだけ仲良くしなさい」「○○ちゃんとは口をきくな」など
- 教師との関係を細かに聞き取り調査する…「先生からいじめられてない?」「先生は○○(自分の子ども)のことだけ少し目をかけてくれてる?」など
- 子どもが遊びに行くとき、どこで・誰と・何時に・なにをしていて・どこに移動して・どんな遊びや会話をしたか、といった具合に詳細情報を聞き出そうとする
思春期の頃、自分も親からこのようなことを聞かれて反発したという親御さんは少なくないはずです。自分の子どもが心配なのはわかりますが、あまりにも細かなことばかり聞いていると、子どもが自分のことを話さなくなるかもしれません。
3.注意を促しすぎる
子どもが初めてのことをするときや学校などに行く前、注意を促しすぎるのもよくありません。
- 「○○持った?」「忘れ物ないかな?」「○○忘れてない?」など、持ち物チェックの項目が細かい
- 「そこ、段差があるからね」「雨だからかっぱを着ていきなさい」など、自分で考えればわかるようなことや、既に目に見えて情報を得ていることまで指示を出す
親から指摘されなければなにも考えない、「言われたらやればいい」という気持ちになる子どもに育ちやすいです。指示待ちで、自分で考えることができない大人になる可能性があります。
4.子どもの気持ちを否定する言葉
子どもの気持ちを否定する言葉ばかりかけていると、子どもは親が自分のことを見ていないという気持ちになりやすいです。
- 転んだあと「これくらい痛くない」
- 悲しいとき「泣くな」
- 嬉しいときに「これくらいで喜ぶな」など
子どもの気持ちを否定ばかりしていると、子どもが大きくなったときに子どもから否定されます。
子どもに悪影響を与えかねないタブー
子どもに悪影響を及ぼすタブーは、以下のものがあります。
- DV
- 育児放棄
- 過干渉
- 勉強や習い事の強要
- 常に上から目線で、命令しかしない
- 威圧的な態度で接するなど
子どものためを思ってやっている行動が、無意識のうちにエスカレートして子どもの生活を脅かしたり、心身の健全な育成に悪影響を与えてしまうことはあります。
まとめ
子どもに口うるさい親と思われてしまわないためにも、普段の言動を定期的に振り返る習慣を持ちましょう。自分が言われて不快な言葉は、子どもには言わないよう心がけてください。