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根拠のない『迷信』は世界各地で語り継がれている
迷信は、日本のみならず世界各国で語り継がれています。迷信の多くは文化的背景や過去に起こった事例などをもとに、根拠はないけれど「不吉だ」「幸運だ」として作られたものばかりです。
しかし、古くから言い伝えられていることもあり、根拠はないと思っていてもなぜか気になってしまうのが迷信の凄いパワーです。では、日本や世界には、どのような迷信が語り継がれているのでしょうか。
日本や世界で語り継がれている『迷信』5選
日本や世界でどのような迷信が語り継がれているのか気になりますよね。ここでは「不幸を呼びがちな迷信」を紹介します。
1.100回しゃっくりをしたら死ぬ
「100回しゃっくりをしたら死ぬ」という謎の迷信を聞いたことがある人は多いと思います。小さい頃にこの迷信を信じていて、しゃっくりが止まらずに不安になった、という経験を持つ方もいるでしょう。
実際は100回しゃっくりをしたからといって死ぬことはありません。ただし、しゃっくりが慢性的に出る場合は『難治性しゃっくり』という症状の一種の可能性が疑われます。睡眠障害を起こしてしまうリスクがあるので、悩んでいる方は内科で相談してみましょう。
2.夜に爪を切ると親の死に目に会えない
夜に爪を切ると親の死に目に会えないという迷信は、古くから日本で語り継がれてきました。もちろん、夜に爪を切ったからといって親の死に目に会えないことはありません。
しかし、昔は夜になると電気もなく部屋の中が真っ暗になる上、爪切りに短刀が使われていた時代もあったことから、「夜に爪を切ろうとすると危険だ」「怪我をしてしまう」という理由からこのような迷信が生まれたと考えられています。
3.3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする
「3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする」という迷信を聞いたことはありますか。この迷信は、日本だけでなく世界各国で言い伝えられているようです。
もちろん、3人で写真を撮るときに真ん中に立つと早死にしてしまうという根拠はありません。
しかし、昔は写真を撮ることで魂が抜かれてしまうと恐れられていた時代があったため、「真ん中で写る人は他の2人に比べてより鮮明に写っているから魂が抜かれているに違いない！」という盛大な勘違いが生まれた可能性が指摘されています。
4.鏡を割ると不運が7年続く
英語圏を中心に世界のさまざまな国で「鏡を割ると7年間不幸が続く」といった内容の迷信が語り継がれています。
古くから鏡は世界各国で神聖な力が宿るアイテムとされてきました。そのため、神聖な鏡を割ってしまうと、神（その土地で信仰されている存在）からの怒りを買ってしまい不運が続くと恐れられていたのです。
5.13日の金曜日は不吉なことが起こる
世界的にも有名な13日の金曜日。この日は不吉なことが起こると言い伝えられていますが、実際は映画によって有名になったという説があります。
しかし、元を辿ってみると、キリストが処せられた聖金曜日の前に行われた最後の晩餐に、13人の人が出席していたから、という理由があるようです。
実際、アメリカを中心に13日の金曜日の迷信に対して、「完全に信じているわけではないけれど、少し気になってしまう」と答える人が多く、欧米に住む1割の人は実生活に影響を与えているという調査結果もあるほどです。
世界には幸せを運ぶといわれている迷信も多い
不幸にまつわる世界の迷信をご紹介しましたが、もちろん迷信には幸運を運ぶといわれている迷信も多く存在します。
- 手のひらが痒くなるとお金が舞い込む
- 春に黄色い蝶々を見ると幸運が訪れる
- 小銭を拾うと大金が舞い込む
- 木に触れたり叩いたりすると不運を避けられる
- 満月の夜に髪を切ると幸運が訪れる
- 抜けた乳歯を枕の下に入れて眠ると妖精に会える
どれも子どもに向けたような可愛らしい迷信ばかりです。日本でも初夢に「一富士、二鷹、三茄子」をみると1年が幸運になるという言い伝えや、茶柱が立つと縁起が良いという迷信があります。
世界を見渡してみると、その土地に根付いた文化や思想が強く反映された迷信が数多くあり、面白いですね。
迷信は文化や思想が強く反映されたユニークな言い伝え
いかがでしたか。迷信は世界中にその土地の文化や思想が強く反映されたものが転がっています。その土地の考えや文化、歴史を知ることもできるので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね！
