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夏に駐車していると車内温度が激しく上昇してしまう
夏にお出かけした際、車を駐車スペースに停めていると、短時間でも車内の温度が上がってしまいます。ある調査によると、4時間駐車した車の車内温度は平均約55℃まで上昇することが判明しました。
お出かけ先から車に戻った時、ドアを開けると車内がムワッとした熱気がこもっていて不快に感じる人も多いでしょう。しかし、ただエアコンをつけただけでは数分経っても温度が下がらず、渋々暑さを感じた状態で車に乗り込むことも。
夏に車を使う頻度が高い人は、すぐに車内温度を下げる裏ワザを実践したり、車内温度がなるべく上がらないように予防策を講じておきましょう。
暑い車内の温度を一瞬で下げる『4つの裏ワザ』
暑くなった車内の温度を一気に下げることができれば、夏場もすぐに出発することができますし、何より快適に車を運転することができます。ここでは熱い車内の温度を一瞬で下げる裏ワザを見てみましょう。
1.エアコンをつけて窓を全開にした状態ですぐに走行する
エアコンをつけただけでは車内の温度が下がるまでに時間を要します。しかし、実は窓を全開にした状態でエアコンをつけ、さらに車を走行させることで、車内の空気がエアコンの風と走行風によって循環され、車内温度を一気に下げることができるのです。
暑い車内に乗り込まなくてはいけませんが、すぐに出発しなければいけない状況などでは活躍する便利な裏ワザです。約5分程度で快適な涼しい車内温度へと下げることができるので、仕事で車を使う頻度が高い人や小さなお子様がいるご家庭でぜひ試してみてください。
2.窓を閉めて最低温度に設定したエアコンを内気循環モードで稼働
すぐに出発しなければいけないという状況でないならば、窓を閉めた状態でエアコンの温度を最低値まで設定し、さらに内気循環モードで稼働させるという方法もあります。
この方法でエアコンを使うことで、窓を閉めた状態でも少しずつ車内の温度を下げることができ、10分以内に車に温度が快適な温度まで下がることが立証されています。
また、事前に車内が暑くならないよう予防策を講じておくことで、より早く車内温度を快適な状態へと下げることも可能です。ぜひ予防策と併せて実践してみてください。
3.助手席のドアを開けたまま運転席側のドアを10回程度開け閉めする
車内温度をすぐに下げる裏ワザとして、助手席側のドアを開けた状態で運転席側のドアを10回程度開け閉めするという方法があります。
「いったいこの行動にどのような意味があるのか」と疑問に思う方もいると思いますが、この行動は運転席側のドアを開閉することで車内に風を送り込み、助手席側から車内の熱気を逃す有効な方法です。
この行動によって車内の空気が循環し、なおかつ熱気を逃すことができるので、素早く車内温度を下げることができるのです。同時にエアコンを活用すれば、より早く車内温度を下げることができるでしょう。
4.車のボディーに冷たい水をかける
車の車内温度を下げるには、車の表面温度を下げる方法も効果的です。つまり、車のボディーにホースなどで冷たい水をかけることで表面温度を下げ、車内温度も同時に下げることができます。
他にも最も熱を帯びやすいダッシュボードを冷たい水で濡らしたタオルなどで拭くことで、少しでも車内温度の低下につなげることもできるでしょう。
車内温度を下げやすくなる駐車中にしておくべき対策
車内温度を素早く下げる裏ワザを紹介しましたが、事前に車内温度が上がらないような工夫を取り入れることで、再度乗り込むときにより素早く車内温度を下げやすくなります。
- ドアバイザーを取り付けて窓を2〜3cmあけておく
- 断熱フィルムを車の窓に貼り付ける
- サンシェードで日差しを遮る
- リモコン式のエンジンスターターを使い事前にエアコンをつけておく
以上の方法を事前に予防策として講じておくことで、車内温度の上昇をできる限り防ぎ、乗り込む時に不快な暑さを少しでも軽減することができるでしょう。
窓を開ける方法は防犯の観点で不安があるため、ドアバイザーを取り付けた上で、2〜3cm開ける程度に止めるのが安心です。
車内温度を急上昇させないために予防策と裏ワザを活用して
車内の暑さに辟易している方は、車内温度を上昇させないために、まずは予防策を講じておき、その上で乗り込む前に裏ワザを活用しましょう。賢く裏ワザや予防策を有効活用することで、夏場も車を快適に乗りこなすことができますよ。