お風呂の追い焚きでやってはいけないNG行為8選!知らないと後悔する重要な注意点

お風呂にお湯を溜めてから時間が経過した際、追い焚き機能を使う人は多いでしょう。しかし、便利な追い焚き機能も間違った使用方法ではリスクを伴うことがあります。今回は、お風呂の追い焚き機能で絶対に避けるべきNG行為を紹介します。

お風呂の追い焚きとは?仕組みを解説

お風呂の浴槽にお湯を溜めた後、追い焚き機能を使うことはありますか? 最新の給湯器には様々な機能が搭載されていますが、追い焚き機能はその中でも一般的なものです。しかし、この便利な機能の仕組みを正しく理解していない方も多いのではないでしょうか。

追い焚き機能は、浴槽内のお湯を循環させることで温度を維持する仕組みです。具体的には以下のような流れで動作します。

  • 1. 浴槽内のお湯を吸い込む
  • 2. 吸い込んだお湯を配管を通して給湯器へ運ぶ
  • 3. 給湯器内でお湯を加熱する
  • 4. 加熱されたお湯を再び浴槽へ戻す

この循環プロセスにより、お湯の温度が一定に保たれるのです。翌日も同じお湯で入浴する際、追い焚き機能を使えば光熱費の節約にもつながります。

しかし、この便利な機能も使い方を誤ると様々なトラブルの原因になることがあります。次のセクションでは、追い焚き機能を使用する際に絶対に避けるべきNG行為について詳しく見ていきましょう。

お風呂の追い焚きでやってはいけないNG行為8選

バツ印を出す女性

追い焚き機能は便利ですが、間違った使い方をするとトラブルの原因になります。以下に、絶対に避けるべきNG行為を紹介します。

1. 数日間同じお湯で追い焚きする

光熱費を節約するために、何日も同じお湯を使い続け、その度に追い焚きをする方もいるかもしれません。しかし、数日間同じお湯を使い続けるのは衛生的によくありません。風呂水の洗浄剤を使用しても、長期間お湯を溜めたままにすると雑菌の繁殖を防ぎきれず、身体に悪影響を与えるだけでなく、浴槽や配管の劣化にもつながります。

お湯は毎日新しく入れ替え、清潔な状態を保つようにしましょう。追い焚き機能を使う場合でも、1日以内の使用にとどめることをおすすめします。

2. 配管の掃除を怠ったまま追い焚きする

配管の掃除を怠ると、配管内で繁殖した雑菌やウイルスが風呂水に戻り、肌荒れやレジオネラ症などの健康リスクを引き起こす可能性があります。1つ穴タイプの給湯器では2〜3ヶ月に1度、2つ穴タイプでは1ヶ月に1度の配管掃除が推奨されています。

配管の掃除方法は簡単です。専用の「風呂釜洗剤」を使用し、お湯を溜めた状態で洗剤を入れ、追い焚きをして配管を洗浄します。定期的に掃除を行い、衛生的な環境を保ちましょう。

3. 追い焚き非対応の入浴剤を使用する

追い焚きをする際には、追い焚き非対応の入浴剤を使用しないよう注意が必要です。非対応の入浴剤を使用すると、給湯器や配管が劣化し、故障の原因になります。入浴剤を購入する際は、必ず追い焚き対応かどうかを確認し、対応していない場合は追い焚きを行わないようにしましょう。

パッケージに「追い焚き可」や「循環式風呂対応」などの表記があるものを選ぶことをおすすめします。もし不安な場合は、入浴剤を使用せずにアロマオイルなどで香りを楽しむ方法もあります。

4. 浴槽にお湯がない状態で追い焚きする

浴槽にお湯を溜めていない状態で追い焚きすると、給湯器の配管にダメージを与え、故障の原因になります。場合によっては、発火や焦げ付き、煙が発生する危険性もあります。最近の給湯器には、お湯がない場合に警告を出す機能が搭載されていますが、古いタイプの給湯器を使用している場合は注意が必要です。

必ずお湯を溜めてから追い焚き機能を使用しましょう。また、追い焚きを始める前に、浴槽の水位が適切かどうかを確認することも大切です。

5. 硫黄など金属を傷める成分を含む入浴剤を使用する

硫黄、酸、アルカリ、塩分などを含む入浴剤は、給湯器の配管を傷めるため使用しないようにしましょう。給湯器の配管は主に金属(多くの場合は銅)でできているため、これらの成分が付着すると化学反応を起こし、配管が腐食してしまう可能性があります。

例えば、温泉地のお土産で有名な湯の花には硫黄が含まれています。また、最近人気のバスソルトにも塩分が含まれるため注意が必要です。これらの入浴剤を使用する場合は、追い焚きを行わないようにしましょう。代わりに、ハーブやエッセンシャルオイルを使用するのも良い方法です。

6. 入浴剤を大量に入れすぎる

入浴剤を大量に入れすぎると、お湯に完全に溶け切らないことがあります。溶け残った成分が浴槽や配管に付着すると、劣化や詰まりの原因となる可能性があります。また、濃度が高すぎると肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

入浴剤を使用する際は、必ず製品パッケージに記載されている適量を守りましょう。また、追い焚きを行う場合は、通常よりも少なめの量を使用することをおすすめします。

7. にごり湯の入浴剤を使用する

にごり湯や、ミルクのような白濁したお湯になる入浴剤には、「酸化チタン」が含まれている可能性があります。酸化チタンは配管を研磨してダメージを与えたり、配管内に沈殿してフィルターつまりの原因となるおそれがあります。

追い焚き機能を使用する場合は、透明タイプの入浴剤を選ぶことをおすすめします。ただし、にごり湯の入浴剤でも、パッケージに「ふろがま、配管を傷めない」といった注意書きがあれば、使用は可能です。

8. 食物を含む入浴剤を使用する

牛乳、お茶、ゆず湯などの食物が含まれる入浴剤が配管内に残った場合、雑菌などの栄養となります。雑菌やカビといった微生物が繁殖すると、追い焚き機能を使うことで浴槽が汚れてしまう可能性があります。

これらの入浴剤を使用する場合は、使用中は追い焚き機能を使用しないようにしましょう。また、使用後は浴槽と配管をしっかりと洗浄することが重要です。

追い焚き回数を減らすための保温対策

湯船の排水口

追い焚き機能は便利ですが、頻繁に使用するとガス代や電気代が気になります。追い焚き回数を減らすために、以下の保温対策が有効です。

  • 入浴時間に合わせてお湯を溜める
  • お湯を溜めたらすぐに蓋をする
  • 保温シートを使って熱を逃さない
  • 家族の入浴時間をできるだけ連続させる

これらの工夫をすることで、お湯が冷めにくくなり、追い焚きの頻度を減らして光熱費を節約できます。追い焚き機能をよく使う方は、ぜひ試してみてください。

お風呂の追い焚き機能を正しく使って快適なバスタイムを

お風呂の追い焚き機能は、正しく使わないと風呂水が不衛生になったり、設備の故障を引き起こす原因になります。今回紹介したNG行為を避け、適切に追い焚き機能を活用して、快適なバスタイムを楽しみましょう。

定期的な配管の掃除や適切な入浴剤の選択、そして正しい使用方法を心がけることで、追い焚き機能を最大限に活用できます。また、保温対策を行うことで、追い焚きの回数を減らし、光熱費の節約にもつながります。安全で快適な入浴習慣を心がけ、リラックスできる癒しの時間を大切にしてください。

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