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警察の『職務質問』はどのような基準で行っているの?
職務質問とは、警察が通行人や走行している車を停止させ、さまざまな質問をする行為を指します。具体的に、その警察官が見ていて「不審な動きをしている」「何か違和感を覚える」と異常を感じたとった時、念の為、危険性がないか確認する警察官の職務の1つです。
基本的に、やましいことがなければ職務質問に応じるのが適切な対応と言えますが、必ずしも応じなければいけないわけではありません。
状況的に「今は急ぎの用事があるから拒否したい」といった事情もあるでしょう。その場合は、丁寧に事情を説明し、連絡先などを渡しておくことで、その場は拒否することも可能です。
警察から『職務質問』された時にやるべきではない3つのこと
警察から職務質問されたとき、つい身構えてしまう人も多いでしょう。警察官によっては、高圧的な態度で接してくる人もいるため、感情的に対応してしまう人もいます。しかし、誤った行動や態度は事態を悪化させてしまうので注意してください。
1.暴言を吐いて拒否する
警察から職務質問されたとき、警察官の態度やしつこく引き止めようとする行動に苛立ちを覚え、つい暴言を吐いてしまう人がいます。
しかし、この行為は警察官を挑発してしまう行為であると同時に、より聴取が厳しくなってしまう恐れも懸念されます。感情的に対応するのではなく、拒否したい場合でも冷静に理由を伝えたり、名刺を渡しておくなど、人と人との最低限のコミュニケーションを大切にしましょう。
2.苛立って感情に任せて暴行を加える
前述したように、警察官は職務質問をしようと決めた相手を見つけた場合、犯罪行為を見逃してはいけないため、拒否の意志を伝えても見逃そうとしないケースが大半です。
そんな警察官の態度に苛立ち、感情に任せて暴行を加えてしまった場合、公務執行妨害や傷害罪などの罪で逮捕されてしまいます。感情的になったとしても、絶対に暴行を加えるようなことはやめてください。
3.警察官を説得せずに無理やり振り切る
警察官から職務質問の協力要請があった場合、急いでいるからと真摯に対応せずに無理やり振り切ろうとする人がいます。調査やキャッチとは違うので、このような対応をしてしまうと、警察官も慌てて追いかけてくることになり、より大事になってしまう恐れもあるでしょう。
無理に警察官を振り切ろうとしたという行動によって、何かやましいことがあるのではないかと職務質問の内容がより厳しくなることも考えられます。
余計に時間がかかってしまうので、拒否する場合でも自分の身分証明書を見せて事情を説明するなど、警察官に納得してもらうことが大切です。
警察から職務質問されたときの適切な対応とは
警察官から職務質問されたとき、どのように対応すべきなのでしょうか。
なるべく協力して早めに終わらせてもらうのが最善策
基本的には、警察官から職務質問されたら素直に協力しましょう。駄々をこねているとそれだけ時間がかかってしまうので、全面的に協力し、早めに終わらせてもらうのが最善策です。
- 身分証明書の提示
- 所持品の検査
- 身につけている衣服の検査
- その他、対象者の日常生活に関わる質問
一般的にこれらの質問や検査が行われるので、素直に応じて早めに解放してもらいましょう。
時間がないなどの理由で拒否したい場合は?
どうしても時間がなく拒否したい場合でも、基本的に警察官は職務質問の対象者を簡単には解放してくれません。先にもお話しした通り、簡単に解放してしまえば重大な犯罪を見逃してしまうかもしれないからです。
そのため、時間がない場合でも、なるべく素直に職務質問に応じることをおすすめします。最初に「時間がないので手短に終わらせていただけると助かります」と一言添えておくと良いでしょう。
しかし、少しも時間が許さない状況の場合は、事情を説明し、名刺や身分証明書を提示して後日、職務質問に応じる旨を伝えてみるのも1つの手段です。その場で解放してくれる可能性は低いですが、最後の手段として伝えてみましょう。
職務質問には素直に協力して早めに終わらせてもらおう
いかがでしたか。何気なく道を歩いていた時に職務質問されてしまうと、つい焦ってしまいますよね。しかし、今回紹介したようなNG行為は絶対に避け、基本的には素直に協力する姿勢で臨みましょう。