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観音開き冷蔵庫の使い勝手は良いの?悪いの?
冷蔵庫と一言で言ってもその種類はいくつかあり、ドアの数で言うと、好き嫌いはそれぞれですが、2ドアや3ドアのものだけではなく、4ドアや6ドアのものまで販売されています。
また、扉の開閉できる向きも様々にあり、代表的なものとしては片開きや両開き、観音開きがあります。まずはそれぞれの違いを見ていきましょう。
日夜開発が進む観音開き
観音開き冷蔵庫の使い勝手は良いのか悪いのかという問題に関してですが、そもそも観音開き冷蔵庫とは、どのような冷蔵庫のことを指しているのか分からない方もいるでしょう。
観音開き冷蔵庫とは、別名をフレンチドアとも呼んでいます。中央部分から左右二手に分けて開閉することが可能な作りとなっている冷蔵庫のことです。観音開き冷蔵庫の中には、扉を指で軽くスライドするだけで開け閉めができるものも登場するなど、日々開発がおこなわれているようです。
種類が豊富な片開き
一方の片開き冷蔵庫というのは、その名の通り、右開き、もしくは左開きのどちらか一方から開け閉めできる冷蔵庫のことを指しています。
どちらか一方からしか開閉することはできませんが、右開きなのか、左開きなのかは種類によって異なるので、好きな方を選ぶことができます。販売されている冷蔵庫の中でも片開き冷蔵庫の種類は豊富なので、多くの選択肢から購入することが可能です。
最初の取り付けが肝心な両開き
さらに、両開き冷蔵庫というのは、右からでも左からでも開閉することができる冷蔵庫のことをいいます。
家電メーカーではシャープのみが販売を行なっているので、少々特殊な冷蔵庫であるといえるでしょう。片開き冷蔵庫の場合は、取り付けを変えないと開く向きを変えることはできませんが、両開き冷蔵庫であれば、左右どちらからでも好きに開けることができるのが特徴です。
観音開き冷蔵庫のメリット
中央部分から左右に分けて開閉することができる観音開き冷蔵庫ですが、メリットとしていくつかの点を挙げることができます。
冷蔵庫の中身を収納しやすい
観音開き冷蔵庫のメリットとしては、まず、冷蔵庫の中身を収納しやすいという点を挙げることができます。
観音開き冷蔵庫は、片開き冷蔵庫や両開き冷蔵庫と比べると、ドアのポケットが細かく分かれているという特徴があります。そのため、左右の収納スペースを利用して、効率よく冷蔵庫の中身を収納することができるでしょう。いつも使うものをポケット部分に置いておくことで、すぐに取り出すことも可能です。
間取りを気にせず置くことができる
お部屋の間取りによって、右開きが便利なのか、左開きが便利なのかが変わってくるでしょう。
片開き冷蔵庫の場合は、どちらか一方しか開くことができないので、引っ越しをして間取りが変わってしまった際に、以前使っていた冷蔵庫が使いにくくなり、買い替えが必要になるという可能性もあります。
また、両開き冷蔵庫の場合でも、取り付けを変えない限り、開閉できる部分を変更することができないので、手間がかかってしまうのです。しかし、両開き冷蔵庫であれば、真ん中から左右に扉を開くことができるので、引っ越しして、以前と違う間取りに置くことになっても問題ありません。
節電もできる
両開き冷蔵庫は、節電にも効果があります。両開き冷蔵庫はドアポケットが片開き冷蔵庫や両開き冷蔵庫に比べて細かく分かれています。ドアポケットによく使うものを収納しておくことですぐに取り出すことができて便利と紹介しましたが、便利なだけではなく、節電にも役立ちます。
冷蔵庫の奥の方にしまってしまうと取り出すだけで時間がかかり、その分、電気代も多くなってしまいます。ドアポケットに収納しておけば、少し開けるだけで取り出すことができるので、無駄な電気代を払う必要がなくなるのです。
観音開き冷蔵庫のデメリット
観音開き冷蔵庫のメリットには、さまざまなものがありますが、一方でデメリットも存在しています。大きく2点、ご紹介してきます。
扉を雑に閉められない
観音開き冷蔵庫は、中央部分が二手に分かれているため、左右のドアを両方開けた場合は、両方のドアが一致するように丁寧に閉める必要があります。
万が一、雑に閉めてしまうと一致せずに、ちぐはぐの状態で閉めることになり、ぴたっと閉じません。閉めようとして強く抑えると故障の原因にもなってしまうので、毎回閉める時には、左右の扉が一致するように気を遣わなくてはいけないのです。
壁に隣接していると開けにくい
真ん中から二手に分けて開けることができるので、部屋の間取りを気にすることなく設置することはできますが、壁にくっつけて設置してしまうと、扉が90度までしか開けることができません。そのため、圧迫感を感じたり、場合によっては物が取り出しにくかったりという状況になることもあるでしょう。
結局、どんなドアの冷蔵庫が良いの?正しい選び方
結局、どんなドアの冷蔵庫が良いかという問題に関してですが、それぞれタイプが異なっているので、自分の生活スペースに合ったものを購入するのが良いでしょう。
キッチンが狭くても大容量の冷蔵庫が欲しいという方は、観音開き冷蔵庫だと、冷蔵庫前のスペースが狭くても、冷蔵庫の中身の出し入れが簡単にできるので便利です。また、転勤などで頻繁に引っ越しをする方であれば、引っ越し先での冷蔵庫の置き場に困らないように観音開き冷蔵庫を選択するのも良いでしょう。
観音開きのメーカーはこう違う
観音開き冷蔵庫を販売しているメーカーには、パナソニックや三菱など色々ありますが、日立の観音開き冷蔵庫は、1番上の段に鍋を置くことができるほどの余裕ある作りをしていることや、真空チルドの機能を備えている製品があることから人気も高くなっています。
自分に合った観音開き冷蔵庫の選び方
自分に合った観音開き冷蔵庫の選び方に関してですが、欲しい冷蔵庫の容量を決める必要があるので、まずは一人暮らしや家族との生活なのかどうかなど状況を考えてみて下さい。
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合、部屋が狭く、冷蔵庫前のスペースが十分に確保できないということもあるかもしれません。そのような方には、冷蔵庫前のスペースが狭くても置くことができる観音開き冷蔵庫が便利です。
ただし、観音開き冷蔵庫にはさまざまな容量のものが販売されていますが、一人暮らしの場合は、容量は少なめのものでも良いでしょう。
家族と住んでいる場合
家族と同居していて、3人以上いるという方の場合は、大きめの観音開き冷蔵庫を購入するのが良いでしょう。
三菱では465〜705Lの製品に、東芝であれば458L〜605Lの製品に観音開きが採用されています。中には、ドアポケットに2Lペットボトル4本を収納できるものもあり、大容量なのに幅が広すぎない観音開き冷蔵庫は魅力的です。
まとめ
観音開き冷蔵庫はドアが小さいので、冷蔵庫前のスペースを必要としないということや、収納スペースが細かく分かれているので収納しやすいというメリットなど、多くの魅力があります。
観音開き冷蔵庫は、さまざまなメーカーから、いくつもの種類が販売されているので、どのような機能を備えているものが良いかを検討してから購入するといいでしましょう。
一人暮らしの場合でも、家族と同居している場合でも、活用することができるので、ここで紹介した情報を参考にしつつ、購入を考えてみて下さい。