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子どもが宿題をしない理由
入学当初はあんなに喜んで勉強していたのに、学年が上がるにつれて子どもが勉強を嫌うようになった。親が子どもの頃そうだったように、我が子もおそらく同じような道をたどる家庭は非常に多いのではないでしょうか。子どもが勉強嫌いになる理由は、以下のものが考えられます。
- 勉強内容についていけていない
- やってもできないから面白くない
- 強制や比較されるのが不快
子どもは最初から勉強が嫌いなのではなく、勉強が嫌いになる理由がどこかにあるはずです。
子どもが宿題をしないときに、親がやってはいけない行動とは
子どもが宿題をしないときに親がすべきではない行動は、以下のものがあります。
1.頼まれてもないのに説明し始める
子どもが宿題をし始めて、特に呼ばれてもいないのに親が子どもの宿題の監督を始めるのはよくありません。
- 親が見張っているというプレッシャーを感じやすい
- 間違えたらすぐに指摘されることへのストレスを感じる
- わからなければ親を頼り、答えを導かせることで楽をしてしまう
親子関係が良好であったとしても、毎回必ず子どもの宿題に張り付いて終始見守るのはNG。子どもが親に対する嫌悪感を抱くきっかけになったり、親離れ子離れできなくなる原因につながります。
2.「なんでこんなのもわからないの?」など、言わなくていいことを言う
子どもの宿題は、大人の目から見たら簡単だと感じることが大半です。特に、小学校高学年になるまでは勉強内容が易しいので、見てすぐ答えがわかるような問題であることも少なくありません。
そんなときに親が言いがちなNGワードが、「こんなのもわからないの?」といったニュアンスの言葉です。
子どもにとっては大きな問題だからこそ躓いているのに、親から「たいしたことない問題」という意味合いの言葉を言われると、子どもは自信を無くしてしまいます。
3.宿題をするよう急かす
子どもが宿題になかなか取り組まないと、親としてはどぎまぎしますよね。しかし、子どもを急かすようなことばかり言うのはよくありません。「宿題やったの?」「早くやりなさい」と急かす文言を言ってしまうと、子どものやる気が一気にそがれてしまいます。
やる気がなくなるとさらに先延ばしになるため、夜になってワタワタと宿題をし始めて適当に終わらせてしまうことにもつながります。宿題をすることによって復讐学習ができるので、それをおろそかにすると勉強に対して苦手意識を持ちやすくなる可能性があるので注意しましょう。
4.宿題をしないため、子どもの好きなものを取り上げる
宿題を理由に子どもの好きなものを取り上げてしまうと、宿題のせいで好きなものを親に取り上げられてしまったショックが子どもの中に残ります。宿題に対する嫌悪感を持ちやすくなるため、好きなものを取り上げるのはよくありません。
子どもが宿題をしないときにすべき、親の行動とは
子どもが宿題をしないときに親がすべきことは、以下のものがあります。
- 親が勉強し始めて、勉強しやすい雰囲気を出す
- 部屋をきれいに片づけて、誘惑を無くす
- テレビとスマホを消して、静かな空間を作る
- あえてなにも言わない
毎日口うるさく宿題をするよう言ってしまうと、その反動で全く勉強しなくなる可能性があります。それを避けるためにも、口うるさく注意するのではなく雰囲気で宿題するよう促しましょう。
まとめ
子どもが宿題をしないとき、親はついNGな行動を取ってしまいがちです。NG行動を取らないよう注意して、子どもが宿題をしやすい雰囲気を作り出しましょう。