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場の雰囲気を悪くする『揚げ足取り』に要注意!
あなたの周りにも、他人の話の流れを悪化させる揚げ足取りがいませんか?ポジティブな話題でさえ、「でも…」や「それって…」といった表現を使って、わずかな否定的要素を見つけ出し、皮肉や意地悪を言う人です。
これにより、和やかだった雰囲気が一変し、幸せな気分がネガティブな空気に変わってしまい、楽しい会話が台無しになることもあります。
意識せずに揚げ足取りになっているかも?
揚げ足を取る人には、主に2つのパターンがあります。一つは他人を意図的に貶めようとするパターン、もう一つは無意識のうちに揚げ足を取ってしまうパターンです。
後者は、自分では揚げ足を取っているつもりがないものの、実際には周りを不快にさせてしまっていることがあるため、自覚することが重要です。
揚げ足を取る人に共通する特徴5つ
楽しい場も凍り付かせるほどの影響力を持つ揚げ足取りは、自身が気づいていないことも多いです。ここでは、揚げ足を取る人に共通する特徴を挙げ、自身に当てはまる点がないか確認してみましょう。
1. 基本的に自信がなく、ネガティブ思考
揚げ足を取る人は、多くの場合、自己評価が低くネガティブな思考を持っています。
外見上は自信がありそうに見えても、実際には自己に対するコンプレックスがあり、その不安を隠すために他人を巻き込むことがあります。また、根本的にネガティブな思考のため、「でもそれって…」「やめた方がいいのでは?」といったネガティブな発言を無意識に行ってしまうことがあります。これが原因で揚げ足取りと見なされがちなため、言葉遣いには特に注意が必要です。
2. 協調性が足りず、空気が読めない
揚げ足を取る人の特徴として、協調性が不足していることが挙げられます。これにより、周囲の空気を読むのが苦手で、他人の反応に鈍感なため、気づかないうちに場の雰囲気を損ねてしまうことがあります。
また、相手に共感することが少なく、自分の考えを優先してしまうため、しばしば揚げ足を取る原因になっています。この行動は、意図していない場合も多く、ただ単に空気が読めていないだけのことが多いです。
3. 自分が中心にないと不満を感じる
意図的に揚げ足を取るタイプでは、自分が話の中心にないと不満を感じ、注目を集めるために「でも…」と言って揚げ足を取ることがあります。このような人は、自分が中心にいないと不安や不満を抱えるため、ポジティブな話題であってもネガティブなコメントで反論し、自分を前面に出そうとします。
4. 優位に立ちたいという強い願望がある
自分が中心にいることを望むタイプの人は、自身が周囲の人より優位に立たなければ気が済まない傾向があります。自分の周りの人々が幸せだったり自慢話をしていると、自分より優位に立っていると感じ、それを容認できないのです。自己中心的な性格が目立ちます。
相手を自分よりも下に見せるために、話の流れを断ち切るように揚げ足を取り、優位性を主張します。最近では「マウンティング女子」という言葉もありますが、このタイプの人々も揚げ足取りに該当します。
5. 固定概念が強く、自己の意見を絶対視する
固定概念が強い人は、自己の意見が絶対に正しいと信じており、他の意見を柔軟に受け入れることが困難です。そのため、問題が既に解決しているような場面でも「それは違うと思う」と発言し、揚げ足を取ることがあります。
これは、純粋に自分の考えが正しいと信じているための行動ですが、善意からのアドバイスとして揚げ足を取る場合でも、すでに固まった周囲の意見に対して反対意見を述べる際は、その伝え方が重要です。ただ反対意見を述べるだけでは、単なる揚げ足取りと周りに捉えられることが多いです。
揚げ足を取る人への対処法
もし周囲に揚げ足を取る人がいる場合、どのように接するのが最適でしょうか?
基本的には、深く関わらないのが一番ですが、職場や人間関係の事情を考えると、それが難しいこともあります。以下に、揚げ足を取る人に対する無難な対処方法を紹介します。
基本的には「そうですね」と無難に返答する
揚げ足を取られた際には、反論せずに「そうですね」「そのような意見もありますね」といった、表面的には受け入れる形の返答をするのが得策です。ここで反論してしまうと、問題をこじらせる可能性がありますので、まずは相手の意見を受け入れた上で、曖昧な返しを心がけましょう。
感謝を示して相手の気持ちを和らげる
揚げ足を取られた時には、「貴重なご意見ありがとうございます」と感謝の意を表すことで、相手を優位に立たせつつ気分を良くさせる方法も有効です。これにより、相手の警戒心を解き、違う視点から意見を交わすチャンスが生まれやすくなります。
話題を引き延ばさずに切り替える
揚げ足を取る人は、話題を長引かせ自分を優位に立たせようとします。このような状況を避けるためには、「そうなんですね」「勉強になります」と返答した後に「そういえば…」と話題を変えることが重要です。これにより、場の雰囲気を悪化させずに会話を終えることができます。
揚げ足取りの対抗はNG!無難な対応で話題を切り替えよう
いかがでしたでしょうか。揚げ足を取る人に対抗すると場の雰囲気をさらに悪くすることがあります。無難な対応を心がけ、話題をうまく切り替えることが、トラブルを避ける上で効果的です。また、相手が善意からアドバイスをしている場合もあるため、一度は意見を受け入れることも大切です。