エアコンの『除湿』ってどんな効果があるの?冷房との違いと使うべきタイミングとは?

エアコンのリモコンのボタン4つ、除湿切換

エアコンの『除湿』と『冷房』は、どちらも使用すると室内がひんやりしますよね。しかし、両方とも使用目的が異なる機能なので、どのような目的で使用すべきなのかを把握しておく必要があります。使い方を間違えないよう、『冷房』と『除湿』双方の特徴を把握しておきましょう。『除湿』を使う、おすすめポイントも紹介しています。

エアコンの『除湿』ってどんな効果があるの?

エアコンには、『除湿』と『冷房』機能がついています。両方とも暑くなってきた時期に使用すれば、部屋が涼しくなるので、具体的な違いがよくわからないという人も少なくありません。『除湿』と『冷房』の具体的な違いを知り、うまく使い分けて節電しましょう。

『除湿』と『冷房』の違い

エアコンとひまわり

除湿と冷房の違いは、以下の通りです。使えば涼しくなるから両方とも同じと思っている人は、違いを把握するきっかけにしてみてください。

『除湿』は空気中の湿気を除去

『除湿』は、漢字の通り、空気中の湿気を除去する機能です。空気をカラッと軽くしたいときに使用するのに、最適な機能といえます。除湿には、以下の2種類があります。

  • 冷房除湿…一般的なエアコンに多く搭載されている機能で、空気を冷やして湿度を下げる
  • 再加熱除湿…上位クラスのエアコンに搭載され始めている機能で、取り込んだ空気の湿気を取り除いて再度空気を温めて室内に戻す機能

湿度が高い状態は、梅雨や台風のときだけではありません。秋の長雨などの肌寒い季節でも湿度が高くなることもあり、そのとき一般的な冷房除湿を使用すると肌寒さを感じてしまいます。

再加熱除湿は普及率があまり高くないものの、冷房除湿でネックになっている肌寒さが解消されるので、オールシーズン除湿するために使用可能です。しかし、空気の再加熱を行っているので、一般的な冷房除湿より電気代は高くなります。

『冷房』は室内の温度を下げる

『冷房』は、主に夏に使用して室内の温度を設定温度まで下げる機能です。取り込んだ空気を冷やす機能なので、湿気の除去はしません。

昨今の日本の夏季の気温は、生命を脅かす勢いの高温状態になることが大半です。室内でも30度以上になることが多いので、室内の温度を下げる冷房機能は必ず使用する機能といえます。

我慢できる暑さと、我慢すべきではない暑さの見極めを間違い、いつまでも冷房を使わないのは危険です。室内の温度を低くして安定させたいときは、冷房機能を使用しましょう。

エアコンの『除湿』を使うタイミング

エアコンの『除湿』を使用する場合、以下のような場面で利用するのがおすすめです。

  • 梅雨や長雨で、換気しても室内の湿気が除去できず不快指数が高いと感じたとき
  • 洗濯物など湿ってるものは室内にあるとき

梅雨や夏の手前、秋の入り口のムシムシした時期に除湿機能を使用すると、室内が快適な状態になりやすいです。気温と湿度、双方に注目してエアコンの『除湿』と『冷房』をうまく使い分けましょう。

まとめ

エアコンに備わっている『除湿』と『冷房』には、明確な違いがあります。それぞれの特色をしっかりと把握して、状況に応じて『除湿』と『冷房』を使い分けましょう。

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