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ハトに餌を与えてしまうと起こるデメリットは?
ハトは日本全国に生息しているため、駅前や公園、住宅地など、多くの場所で見かけることでしょう。
時々、公園や駅前のベンチ付近などでハトに餌やりをしている人を見かけますが、ハトは一度餌をもらってしまうと「この場所でご飯が食べられる」と学習してしまい。続々と数を増やしていきます。
大量繁殖することでその付近が糞まみれになり、衛生状態が悪くなったり感染症が蔓延したりと、さまざまなリスクが生じます。
このような理由から、全国的に「ハトに餌やりはしないでください」という注意が呼びかけられていたり、ポスターが貼られているところが増加しています。
なぜ?ハトに餌を与えてしまう人の心理5選
ハトに餌やりをすることで、紹介したようなリスクやデメリットが生じるにもかかわらず、なぜハトに餌を与えてしまう人がいるのでしょうか。ここではハトに餌を与えてしまう人の心理を覗いてみましょう。
1.お腹を空かせてかわいそうだから
単純に善意から「お腹を空かせていてかわいそう」という心理が働き、餌を与えてしまっている人がたくさんいます。
食べ物を持っていると近寄ってくるハトが多いため、その姿を見て「かわいそうに」「きっとお腹を空かせているのだ」と考えてしまうのでしょう。
2.良いことをした気持ちになっている
ハトをはじめ、野生動物に餌を与えてしまう人の中には、「良いことをした」という気分を味わいたくて餌を与えている人も多くいます。
しかし、実際はハトに餌を与えてしまうことで、その周辺の環境状態を壊すことにつながる恐れも。
このような理由でハトに餌やりしている人は、ハトに餌を与えることのデメリットを知らない人も多いです。良いことをしているはずが、かえって周囲の人に迷惑をかける行為になっていることに気づいてもらうべきでしょう。
3.かわいいから触れ合いたい
野良猫やハトなどを見て、動物が好きな人は「かわいい」と感じる人も多いでしょう。かわいいから触れ合いたいという欲求を抑えられず、近づくために餌を与えている人も少なくありません。
しかし、前述したようにハトに餌やりすると、その周辺を使っている人々や住んでいる人々に迷惑がかかります。個人的な欲求を満たすために迷惑をかける行為は控えるべきです。
4.群がってくるから承認欲求が満たされる
承認欲求を満たしたいという思いから、動物に餌やりしてしまう人は意外と多くいます。家族がいないため孤独を癒したい、一緒に話したり遊んだりする友人がいないので寂しいなど、孤独や寂しさを感じている人が陥りやすいです。
動物は食べ物に対して本能的に群がってくるため、餌やりをすることで落ち込んだ承認欲求を満たそうとしているのでしょう。
5.食べ切れなかったものを処理させている
コンビニなどで買った食べ物を食べ切れなかったからと、ゴミ箱に捨てたり持ち帰ったりするのではなく、なぜかその場を彷徨っているハトなどに与えてしまう人がいます。
その周辺でハトが繁殖してしまう原因になりますし、ハトをはじめとした動物が接種してはいけない食材が食べていた食べ物に含まれていることもあるでしょう。
さまざまな面から見てマナー違反に該当する行為なので、絶対にやめてください。
ハトへの餌やりをやめさせるにはどうするべき?
もしも身内や近所にハトに餌やりをしてしまう人がいる場合、どのようにやめてもらうべきなのでしょうか。
- ハトに餌やりすることのデメリットを伝える
- 餌やり以外に承認欲求を満たせることを勧める
- ゴミ拾いなど暇つぶしになるような別の役割を与える
多くの場合、ハトに餌を与えてはいけないことやその理由を知らないケースが多いです。そのため、まずは世間話をしながら、丁寧に優しくハトに餌やりをしてはいけない理由を伝えてみてはいかがでしょう。
また、寂しさからハトに餌やりをしてしまっている場合は、別のことで時間を使うように勧めたり、ゴミ拾いなどのボランティアをしたりすることを促してみてください。
寂しさや退屈な時間を別のことに使うことで、ハトに餌を与えてしまう人が求めている欲求を満たしてあげられるでしょう。
ハトへ餌やりしている人には丁寧にやめるべき理由を伝えて
いかがでしたか。ハトに餌を与えている人は、さまざまな心理から餌やりしています。ハトに餌やりすることのデメリットを丁寧に伝え、別の方法で寂しさを解消したり承認欲求を満たしたりするよう促してみましょう。