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芽が出ている『じゃがいも』食べても大丈夫?
じゃがいもを常温保存するとき、しっかりと光を遮断できていないと芽が出てしまいます。じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれているので、そのまま食べるのは危険!
- 嘔吐・吐き気
- 腹痛・下痢
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- 耳鳴りなど
上記の症状のほかに、症状が重症化すると、意識障害やけいれん、最悪の場合は命に関わる事態を招くことがあります。そのため、じゃがいもの芽をいかなる状態にしても摂取するのは危険です。
芽が出ている『じゃがいも』食べる方法
芽が出ているじゃがいもを食べる方法は、以下のものがあります。
芽を取り除けば食べられる
じゃがいもから芽が出ていると、芽が出た時点で毒素がじゃがいも全体に広まってしまって食べられなくなっているかもと思うかもしれません。しかし、そんなことはありませんよ。
- じゃがいもから出ている芽が大きくなっている場合は、事前に芽を折っておく
- ピーラーの芽を取る部分や包丁の根元の直角になっている部分を使って、深めに芽をえぐり取る
- 芽があった周辺の皮を少し厚くむいて、処理完了
じゃがいもは比較的芽が出やすい根菜なので、芽が出てしまったからといって可食部がなくなるわけではありません。芽をしっかりと取り除けば、ソラニンを含んでいる部分を除去できるので、除去が完了すれば通常使用している通りにじゃがいもを調理して食べられますよ。
緑色になっているじゃがいも…芽は出てないけど大丈夫?
じゃがいもの皮がなんとなく全体的に緑がかっていて、皮をむくと本来白いはずの可食部も緑がかっているものを、見たことがある人もいると思います。芽は出てないし食べられるかもと思うかもしれませんが、この状態になっているものを食べるのは危険!
緑色になっているのは、前述したソラニンやチャコニンといった毒素がじゃがいもにまん延している状態です。食べてしまうと食中毒のような症状が出る可能性が非常に高いです。体調不良を起こさないよう、緑色に変色しているじゃがいもは食べずに破棄してください。
じゃがいもに芽を生やさない保存方法
じゃがいもに芽を生やさないための保存方法の基本は、光を遮断することです。
- じゃがいもをキッチンペーパーや新聞紙で包む
- ビニール袋などに入れる
- できれば冷暗所(台所のシンクしたや、床下収納など)で保存する
じゃがいもは、日光のみなならず蛍光灯の光でも芽が出てしまいます。光を遮ることで、芽が出たり緑化するのを防げるので、保存時には上記の方法を実践するのがおすすめです。
まとめ
じゃがいもから芽が出ているときは、正しい方法で芽を取り除きましょう。緑色になっているものは食べるのを避け、正しい方法でじゃがいもを保存し、美味しくじゃがいもを堪能してくださいね。