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すべての食材が冷凍保存できるわけではない
食材の多くは、正しく冷凍保存することで長く日持ちさせることが可能です。したがって、大量にまとめ買いした食材などは、冷凍保存が便利ですよね。
しかし、すべての食材が冷凍保存に向いているわけではありません。中には冷凍保存してしまうと、食材本来の旨味や食感を楽しめなくなってしまう食材もあります。
そのため、それぞれの食材の特徴や性質を理解した上で、適切な保存方法で長持ちさせることが大切です。
『冷凍保存できない食材』5選!長持ちさせる保存方法も解説
よく使う食材の中でも、どのような食材を冷凍してはいけないのでしょうか。『冷凍保存できない食材』やその理由、さらにそれぞれに適した長持ちさせる保存方法も解説します。
1.レタス
レタスは野菜の中でも特に水分を多く含む野菜です。そのため、冷凍保存してしまうと、レタス全体が凍って砕けてしまう恐れがあります。
さらに、砕けない場合でも解凍した後にドロドロに溶けてしまったり、色落ちしたりと様々なデメリットがあります。
レタスを少しでも長持ちさせるには、レタスの芯に等間隔に爪楊枝を3本刺し、キッチンペーパーに包んだ上からポリ袋に入れます。この状態で野菜室に入れて保存しましょう。
2.じゃがいも
じゃがいもは冷凍保存できない食材として有名ですよね。実際に冷凍保存してしまうと、解凍した際に食感が驚くほど悪くなり、そのじゃがいもを使った料理も美味しさが損なわれてしまいます。
ただし、じゃがいもは常温でも日の当たらない比較的涼しい場所に保管することで、平均1〜3ヶ月ほど日持ちすると言われています。
より確実に長持ちさせたい場合は、1個ずつ新聞紙に包んだ状態で日光の当たらない風通しの良い場所で常温保管してください。
3.卵
卵も長期で冷凍保存することはできません。卵を冷凍してしまうと、卵の殻が割れてしまったり、割れた部分から菌が繁殖し、かえって消費期限が短くなってしまいます。
卵は基本的になるべく早く食べ切ることが推奨されている食材です。しかし、消費期限内でなるべく鮮度を落とさずに長持ちさせたい場合は、10℃以下の冷蔵室の棚に置いて保管しましょう。
また、棚に置いて保管する際は、卵をすべて尖った部分を下に向けた状態で保管してください。この保管方法でより卵の強度が守られやすくなります。
4.こんにゃく
こんにゃくも水分が多く含まれている食材です。そのため、冷凍してしまうと水分が流れ出てしまい、次に使う時にはゴムを食べているかのような衝撃的な食感に劣化してしまいます。
こんにゃくを1ヶ月ほど長持ちさせたい場合は、保存容器にこんにゃくの袋に入っている水を入れ、その中に一緒にこんにゃくを入れて保存しましょう。もちろん、容器は密閉して冷蔵保存してください。
5.豆腐
豆腐は絶対に冷凍保存できないというわけではありません。ただし、本来の豆腐の食感を維持したい場合は、冷凍保存してしまうと水分の抜けた状態になってしまうので避けましょう。
高野豆腐のような食感がお好みの場合は、冷凍保存で長持ちできる上に違う食感を楽しむことができますよ。
通常の豆腐の状態を維持したまま長持ちさせたい場合は、保存容器に豆腐と新しい水を入れて、蓋をした状態で冷蔵保存します。中に入れた水は毎日取り替えましょう。
食材にあった適切な保存方法で長持ちさせて
いかがでしたか。冷凍保存は便利な保存方法ですが、すべての食材に適しているわけではありません。それぞれの食材の特徴にあった適切な保存方法を実践し、食感や美味しさを保った状態で長持ちさせましょう。