目次
食べ物の好き嫌いが多い我が子…無理強いするのは逆効果かも
育児の中でよく聞く悩みのひとつに、「食べ物の好き嫌いが激しくて困る」というものがあります。野菜嫌いな子どもは多く、「野菜を全般的に食べない」と悲鳴を上げる保護者は少なくありません。
しかし、バランスよく食べさせるために「食べなさい!」「大きくなれないよ!」と嫌っている食べ物を無理に食べさるのは逆効果です。今まで以上に嫌いな食べ物に対する苦手意識が強まる原因になります。
昨今は、幼少期食事に「楽しい」「おいしい」というポジティブな印象を持たせてあげることが大事であるといわれています。無理に今食べさせずとも、成長に伴い今食べられないものが食べられるようになることも多いので、無理強いせず見守りましょう。
『子どもが嫌いな食べ物』ランキングワースト5
子どもが苦手な食べ物は、どんなものがあるのでしょうか。ここではワーストランキング形式で『子どもが嫌いな食べ物』をご紹介します。トップにランクインしている食べ物は、なぜ嫌われるのか理由を知りましょう。
第5位.グリーンピース
グリーンピースは、昔から苦手と感じている子どもが多い野菜の代表格です。ピラフなどに入っているグリーンピースを、器用に跳ねのけている子も多くいましたよね。
子どもがグリーンピースを嫌う理由は、青臭い風味や、パサパサの食感が挙げられます。料理の中でも結構強く主張するので、苦手意識を持つ子どもが多いです。
第4位.トマト
トマトも、子どもが苦手意識を持つことが多い野菜として有名です。大玉はもちろん、プチトマトも苦手なお子様は少なくありません。
トマトが嫌いな理由は、酸味、ぶちゅっと潰れる独特の食感、粒々の舌触りが原因が挙げられます。そのため、最初から潰れているペースト状のトマトソースなどは、苦手ではない子どもが多いです。
第3位.ナス
ナスも外見で苦手意識を持つ子が多く、大人でも苦手という方もたまにいます。
ナスはアクが強く、独特の苦味や渋みを感じることがあります。また、スポンジっぽい独特の食感や若干硬い皮の舌触りなども苦手な子どもも多いです。
第2位.ピーマン
ピーマンは昔から子どもが苦手だと感じやすい野菜で、多くの親御さんが食べさせるのに苦労してきた食材です。とにかく苦味が強いので、調味料で苦味を緩和したり、みじん切りにして気付かせないようにしている人も多いでしょう。
また、ピーマンは鮮やかな緑色が食欲ダウンにつながるという理由もあるようです。緑色で艶々のピーマンを見ると「なんだか不味そう」と食わず嫌いをする子どもは少なくありません。
第1位.ゴーヤ
最近では、ゴーヤがスーパーなどで販売されている機会が増加しています。そのため、ゴーヤを使った料理が食卓に並ぶこともあるでしょう。
しかし、ゴーヤはピーマンを超えるほどの苦味と臭みがあるので、子どもにに限らず大人でも非常に食べにくい食材です。
嫌いな食べ物の克服方法や料理の無理のない取り入れ方は?
嫌いな食べ物は無理に食べさせると、余計苦手意識が強まります。しかし、親は食べてほしい願望を抱きますよね。嫌いな食べ物を克服する方法は、どんなものがあるのでしょうか。
嫌いな食べ物を克服するおすすめの方法
嫌いな食べ物を克服するには、以下の方法がおすすめです。
- 嫌いな野菜を親と一緒に育てる
- 嫌いな野菜を使って、一緒に料理する
- 仲良しの友達と一緒に食事する
- 「一口食べたらOK」と声をかける
- 食べられたとき大袈裟に褒める
最初から嫌いな食べ物を克服するのは、困難でしょう。しかし、上記の方法を無理なく楽しみつつ実践することで、成長とともに克服できる子どもは多くいます。
子どもが食べやすくなる無理のない取り入れ方を紹介
苦手意識が強い食べ物を料理するとき、以下の工夫を実践すると食べられることもあります。
- 気付かないよう細かく刻む
- 子ども好みの調味料やソースを使う
- ペースト状にする
- 調理方法(炒める、煮込むなど)を変える
苦手な食べ物でも形を認識しながら食べてもらいたい、調味料をなるべく使用せず素材本来の味を知ってほしいなど、親の願いはたくさんあります。でも、子どもは親の気持ちを素直に受け取って食べてくれません。
幼いうちは、騙し騙しでも食べてくれれば成功です。気付かないよう細かく刻んで混ぜ込んだり、ペースト状にしてソースのように使用するなど、さまざまな方法を試してみてください。
嫌いな食べ物は無理に食べさせず、子どものペースで挑戦!
いかがでしたか。嫌いな食べ物でも子どもに食べてほしい願う親心で、「食べなさい」「なんで食べないの?」と、つい怒る人は少なくありません。
しかし、嫌いな食べ物こそ無理やりではなく、子ども成長スピードに任せて食べ量促してみましょう。少しずつ克服方法や工夫を実践すると、お子様のペースで克服できる可能性があります。