ガスコンロの近くに「絶対に置いてはいけないもの」５選！火災の原因になることも

日々のちょっとした不注意が火事へと発展する

毎年、様々な場所で火災や火の不始末が起きています。キッチンからの出火は特に多く、不適切なガスコンロの使用が火災の原因となることも珍しくありません。「ちょっとくらいなら」という油断が、後に大きな火事へとつながることもあるため、キッチンの整理整頓と安全管理には特に注意を払いましょう。

ガスコンロのそばに物を置くと、引火したり、高温が原因で危険を招くことがあります。以下では、ガスコンロの近くに置いてはならないものを紹介しています。家のガスコンロ周りをチェックして、安全に留意してください。

オイルを含むライターやチャッカマンなど、点火装置はガスコンロの近くに保管してはいけません。ガスコンロから発せられる高い熱によって、内部のオイルが熱され発火する危険があります。

また、これらのアイテムは引火しやすく、ガスコンロ近辺で使用すると、火が燃え移り火事の原因となることも。オイルを含むため、場合によっては爆発のリスクも伴いますので、絶対に近くに置かないようにしましょう。

キッチンで発生する油や水分の拭き取りに使われる布巾を、ガスコンロのそばに置くか掛けておく家庭は少なくありません。しかし、布巾は燃えやすい素材であり、ガスコンロの熱によって引火する可能性が高くなります。布製の鍋つかみも同様の理由で危険です。ガスコンロの周辺ではなく、安全な場所に保管しましょう。

多くの場合、アルミホイルやラップは紙製のケースに包まれています。これらをガスコンロの近くに置くと、紙が燃えやすく、火災のリスクが高まります。

アルミホイルはキッチンで頻繁に使用されるため、特にガスコンロ付近に置かれがちですが、安全のため火の手が届かない場所に収納することが推奨されます。

カセットガスボンベやスプレー缶は、熱による影響で爆発する危険性が高く、引火しやすいアイテムです。ガスコンロの周囲の温度は想像以上に高くなり得るため、これらのアイテムが高温にさらされると突発的に破裂する可能性があります。引火や爆発は重大な事故に繋がるため、ガスコンロのそばには置かないことが肝心です。

キッチン用品には、プラスチック製のものが数多くあります。特に100円ショップなどで手軽に入手できる優れたプラスチック製のキッチン用品を利用している家庭も多いでしょう。しかし、プラスチックは熱に弱く、ガスコンロの近くで使うと、その熱で変形したり溶けたりする危険があります。

プラスチック製のキッチン用品を長持ちさせたいなら、それらをガスコンロの周りに放置しないように心掛けましょう。木製のキッチン用品も同様に、引火のリスクがあるので、ガスコンロのそばには置かないでください。

ガスコンロの周辺には、引火しやすい物品や高温で損傷しやすいものの配置に注意することが重要です。これらのアイテムが原因で発火や爆発が起こり、重大な火災や事故に繋がる可能性があります。

さらに、ガスコンロの奥にある物を取る際にも注意が必要で、ガスコンロの使用中に衣服の袖や裾が炎に触れてしまい、深刻なやけどを負う事例が報告されています。

衣類が引火すると、瞬時に肌への火傷へと発展するため、大変危険です。ガスコンロ周辺で作業をする際は、火を一時的に消すなどして、安全を第一に考慮しましょう。

この記事を通じて、ガスコンロ周辺に不適切な物を置いたままにすることの危険性がお分かりいただけたかと思います。火災や爆発など、取り返しのつかない事故を防ぐためにも、ガスコンロ周りは常に清潔に保ち、必要なもの以外は置かないよう心がけてください。

キッチンを整理し、安全な調理環境を維持することが、家族全員の安全を守ることにつながります。日々の生活の中で、小さな注意と予防策が大きな安全へと繋がるのです。