フライパンをダメにするNG習慣!急に冷やすことで起こる大問題とは?

フライパンを洗う様子

調理を終えたばかりのフライパンを、すぐに冷たい水で洗う習慣はありませんか?熱いままのフライパンを冷水にさらすと、フライパンの劣化を早める可能性があるため、注意が必要です。多くの人が無意識に行ってしまう、このフライパンの劣化に繋がる行為と、その正しいお手入れ方法について解説します。日々の生活に役立ててみてください。

使用したフライパンを直後に水に浸すのはNG!

驚く主婦

調理後すぐにフライパンを水に浸けて、汚れを落とそうとしていませんか?

確かに、使用直後のフライパンは油や調味料の汚れが落ちやすくなっています。しかし、熱い状態で直接水をかけるのは、避けた方が良い行為です。一般的に行われがちなこの習慣が、なぜ良くないのかについて詳しく説明し、正しいフライパンの洗い方を紹介します。

調理後すぐにフライパンを冷やしてはいけない理由

制止する主婦

調理が終わった直後のフライパンをすぐに水で洗うべきではない理由は、次のとおりです。

1.コーティングが剥がれる

フライパンの表面に施されている貼りつき防止コーティングは、少量の油でも調理が可能になり、お手入れも簡単になる非常に便利なものです。

ただし、このコーティングは急激な温度変化に対して非常に弱いです。調理後のフライパンは、自然に常温まで冷めるのを待つことが重要です。完全に冷めなくても大丈夫ですが、洗う際にフライパンから「ジュワー」という音や湯気が出ないくらいまで冷ますのが適切です。

2.フライパンが変形しやすくなる

熱いフライパンを冷水で急冷すると、温度変化の影響でフライパンの底が変形しやすくなります。変形したフライパンを使用すると、食材が均等に加熱されにくくなったり、フライパンの安定性が低下するなど、料理の品質や安全性に影響が出ることがあるため、注意が必要です。

フライパンの負担を軽減するメンテナンス方法

フライパンを洗う

フライパンへの負担を減らす正確なメンテナンス方法は以下のようになります。

  • フライパンが触れるくらいまで冷めるのを待つ
  • 使う前にフライパンの汚れをキッチンペーパーでサッと拭き取る
  • 柔らかい素材のスポンジと食器用の中性洗剤を使用してやさしく洗う
  • しつこい汚れには浸け置き洗いをし、フライパンを傷つけないようにする…スクラブやたわしでゴシゴシするのは禁止
  • 洗い終わったら布でしっかりと水気を取り、保管する

フライパンの表面のコーティングは簡単に剥がれてしまうので、フライパンが冷めてから水と接触させることが大切です。急いでフライパンを洗いたい時は、表面のコーティングに負担をかけずに洗えるお湯での洗浄を試みてください。ただし、お湯を使用する際は、水はねによるやけどに注意してください。

まとめ

フライパンを洗剤で洗っているところ

フライパンは適切なお手入れで長持ちし、持続的に快適にお料理を楽しむことができます。普段から丁寧に扱うことで、フライパンの寿命を延ばしましょう。フライパンは単なる調理器具ではなく、料理の味を左右する大切なパートナーです。毎日のお料理をより楽しく、より美味しくするために、お手入れのポイントをぜひ覚えておいてください。

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