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小松菜とほうれん草は、どう異なるのか
野菜は種類が多いため、お目当てとは違った野菜を購入することはあるものです。中でも、小松菜とほうれん草は外見がよく似ているので、急いでいるときは間違えやすい傾向があります。
外見がよく似ている小松菜とほうれん草ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
小松菜とほうれん草の違い5つ!
小松菜とほうれん草は外見が似ている野菜ですが、異なる部分は随所に見受けられます。
1.葉の形が違う
小松菜とほうれん草は、外見がよく似ています。しかし、じっくり観察すると、葉の形が違います。
- 小松菜…全体的に葉っぱが丸い
- ほうれん草…ギザギザで、葉っぱ全体が若干縮れ気味
袋詰めされているのでわかりにくいかもしれませんが、葉っぱの部分をよく観察すると形状が異なっているのです。
2.茎の太さが違う
小松菜とほうれん草は、茎の太さが異なります。
- 小松菜…根に向けて太くなっており、しっかりとした食感を感じられる
- ほうれん草…茎の太さは小松菜より全体的に細く、葉と茎を一緒に食する
茎のみの存在感は、小松菜の方がしっかりしていることが多いです。シャキシャキとした食感が、楽しめますよ。
3.栄養価が違う
小松菜とほうれん草は、よく似た栄養を保有しています。
- β-カロテン
- 鉄分
- カルシウム
- カリウム
- ビタミンC
- 食物繊維
しかし、含んでいる栄養の量には違いがあります。
- 小松菜…ほうれん草よりも鉄分・カルシウム・ビタミンCが多い
- ほうれん草…小松菜よりもβ-カロテン・カリウム・食物繊維が多い
自分や家族がどの栄養素をたくさん摂取したいかを考えて、購入する野菜を選択しましょう!
4.価格が違う
小松菜とほうれん草は、販売価格に差があります。
- 小松菜…年間価格に大きな変動がないため、比較的安価で安定している
- ほうれん草…四季や天候の影響で、価格が大きく変動することがよくある
ほうれん草がの高騰時には、小松菜を使用する家庭も多いのではないでしょうか?価格を見比べて、どちらを購入するのか決めるのもアリです。
5.アクの強さが違う
小松菜とほうれん草の調理時に注意したいのが、アクの強さです。
- 小松菜…アクが弱いので、食べやすい
- ほうれん草…調理内容によっては、アク抜きが必須
アクの強が増すと、苦みや甘み、旨みなどより強く感じられます。
小松菜とほうれん草を、美味しく食べられるレシピ
小松菜とほうれん草を美味しく食べるには、以下の調理方法がおすすめです。
- 胡麻和え
- お浸し
- 卵炒め
- おみそ汁の具など
洋食の場合は、キッシュに混ぜ込むのもよいですね。いろいろな使用方法があるので、上手に調理しましょう。
まとめ
小松菜とほうれん草は、よく似た野菜です。しかし、双方ともに特徴があり、栄養価が異なる別々の野菜なのです。
葉の形状や茎の太さ、含まれる栄養素の量、価格、アクの強さなど、違いはたくさんありました。ぞれぞれの特徴を把握し、目的に合わせて、価格などを見ながらどちらの野菜を使うか検討するといいでしょう。
また、小松菜とほうれん草を上手に調理することで、その個性を十分に味わえます。和洋中問わず、様々な料理に取り入れられるので、ぜひ活用してみてくださいね。