『印鑑』って何個必要なの?実印・銀行印・認印などの役割や持っておくべき印鑑とは

通帳

印鑑には、いくつかの種類があります。どのような種類があり、それぞれどんな機能を持っているのかを把握しましょう。印鑑それぞれで重要度が異なるので、保管場所を検討するときの材料にしてみてください。うまく印鑑を使い分けて、混乱を防ぎましょう。印鑑は何個くらい所持すべきかもという点も、解説しています。

『印鑑』って何個必要?

たくさんの印鑑

印鑑は、100均などでも購入できるので、手ごろに使用できるものをと思ってどんどん増えてしまいがちです。大量に印鑑を持っておくと、本当に必要な印鑑がどれなのかわからなくなってしまいます。印鑑は、基本的に3種類を1つずつ持ってくようにしましょう。

  • 実印
  • 銀行印
  • 認印

認印の数が増えがちなので、うまく管理して1~2個程度に抑えておくのが理想です。

持っておくべき印鑑の種類と、印鑑が持つ役割とは

印鑑を使う様子

上記で紹介した印鑑は、必ず持っておくべきです。では、3種類それぞれの印鑑にどのような意味があるのかを、チェックしておきましょう。

実印

実印は、非常に重要で法的な力を持っています。

  • 住民登録している市役所で印鑑登録している印鑑…安物の印鑑であっても、印鑑登録しているものが実印になる
  • 印鑑登録できる実印は、1人1つと決まっている
  • 不動産や車の購入など、重要な場面で必要になることが多い

印鑑登録しているものであっても、偽造しようと思えばいとも簡単にできてしまいます。そのため、実印に登録するものは書体にこだわった少し複雑なものにするのが安心とです。万が一偽造されてしまうと、取り返しがつきません。

銀行印

銀行印は、使う場面こそ少ないものの、非常に重要な役割を担っています。

  • 口座ごとに別の印鑑を登録できる…同じ銀行印でも問題はない
  • 紙の紙幣(千円札・五千円札・一万円札)を、50枚以上引き出すときに、銀行で使用する

ATMで引き出せる紙幣は、1日50枚が限界です。そのため、50枚以上の紙幣を引き出すときに銀行印をもって銀行の窓口で手続きしなければなりません。銀行印は使用する場面が少ないので、タンスの奥に眠っていたり、紛失しやすいので注意して保管しましょう。

認印

認印は、複数所持している人が多い印鑑です。

  • 特に登録などは必要なく、書類などの捺印に使用する
  • 安価なものを使用している人も多く、紛失してもさほど困る事態にはならないことが多い
  • 会社用・自宅用など、複数のものを使い分けている人も多くいる

無くしてもさほど困らないとはいっても、苗字を記載しているので個人情報の漏洩につながる可能性は十分あります。持ち歩く習慣がある人は、紛失しないよう十分に注意しましょう。100均の印鑑や、シャチハタなど、認印に使用できる印鑑は幅広いです。

とはいっても、シャチハタは不可などの条件を提示される場合があるので、シャチハタだけを認印にするのではなく、ほかのタイプの認印も所持しておくと安心といえます。

まとめ

印鑑には、主に3つの種類があります。実印や銀行印は、なくしてしまうと取り返しがつかない可能性が高いので、厳重に保管しましょう。

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