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思春期の子どもとの接し方に悩む親は多い
小学校の高学年になると、子どもが思春期に入ります。心の揺らぎやからだの成長に伴い、親離れ子離れの時期でもあるので、今までのようなベタベタした関係を子どもが望まなくなりやすいです。
それに伴い、子どもが親に反抗的な態度を取ることも少なくありません。子どもの心はデリケートなので、思春期の子どもに言うべきではない言葉を知っておきましょう。
思春期の子どもに言うべきではない『NGワード』4選
思春期の子どもに言うべきではない言葉は、以下のものがあります。
1.勉強を強要するような言葉
勉強するに越したことはありませんが、あまりにも口うるさく勉強するよう言ってしまうと、子どもは家庭内に居場所がないと思ってしまいます。
- 勉強だけしとけばいい
- 勉強できないと将来いい仕事に就けない
- 勉強できなければ、存在している意味がないなど
勉強は大切ですが、勉強以外にも大切なことは山ほどあります。受験を控えている我が子に言いやすい言葉ですが、追い詰めてしまわないよう注意しましょう。
2.子どもの容姿を馬鹿にするような言葉
子どもの容姿を馬鹿にするようなことは、ぜっていに言うべきではありません。
- ブス
- デブ
- 子どもが気にしている部分を「○○(伴侶)に似てかわいそう」
- ちびなど
親子だからといって、子どもの容姿を否定するようなことを言ってよいわけではありません。
3.子どもを脅すような言葉
自分の話を聞かない子どもに対して、脅すような言葉をかけるべきではありません。
- 殺すぞなど、生命を脅かすような言葉
- 施設や病院に入れるといった趣旨の言葉など
親子関係にヒビを入れ、子どもの心に深い傷を負わせてしまう可能性がある言葉です。たとえ冗談であったとしても、言うべきではありません。
4.子どもの存在を全否定するような言葉
子どもの存在を全否定する言葉を言ってしまうと、子どもの心のよりどころがなくなります。
- 生まなきゃよかった
- 本当はいらなかった
- あっちに行って、こっちにこないで
- 顔も見たくないなど
子どもにとって、親の存在は特別です。特別だからこそ、上記のような言葉は、絶対に口にしてはならないのです。
思春期の子どもへの対処方法
思春期の子どもへの対処方法は、以下のものがあります。
- 機嫌が悪いときは、刺激せず距離をとる
- ある程度の嫌味や反抗は、スルーする
- 言ってはいけない言葉ややってはいけないことをしたときは、自分の考えなどを伝えてダメだったことを子どもにしっかりと話す
- できたことは認める
- アドバイスを求められたときだけ、アドバイスをする
- 悩み相談には乗る
子どもは、永遠に子どもでいるわけにはいきません。心身の発達に伴い、親から独立しなければならなくなります。そのステップとして、思春期の態度は誰にでも起こることとして認識しておくことをおすすめします。
まとめ
子どもの思春期は、どんな子にもあります。思春期独特の反抗などに対して、親だからこそ言うべきではない言葉を知り、子どもの思春期をうまく付き合いましょう。