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お弁当に何でも入れてはいけない理由
お弁当には、好きな食品を詰めたい気持ちはわかります。しかし、お弁当は作ってすぐに食べられるわけではないため、誤った食材を詰めると食中毒のリスクがあります。
ここでは、お弁当に入れると食中毒の可能性がある食材をご紹介します。また、食中毒になりにくい食材も併せて紹介するので、お弁当作りの際は参考にしてみてください。
お弁当に入れるべきでない『傷みやすい食材』6選
お弁当に入れるべきではない、傷みやすい食材は次のとおりです。
1.混ぜご飯
混ぜ込みご飯は、含まれる水分によって傷みやすくなります。
- 塩おにぎり
- ふりかけご飯
- 炊き込みご飯
- オムライス
- チャーハン
おにぎりを作る際は、ラップでしっかりと握り、味付け海苔などは別添えで用意しましょう。
2.生の野菜
生の野菜は水分を多く含むため、特に夏場は避けたほうが良いです。レタスやきゅうり、もやし等は特に避け、ミニトマトは夏場でも大丈夫ですが、水気をよく拭き取ってからお弁当に入れましょう。
3.水分量が多い果実
果実も野菜と同じく水分を多く含むため、夏場のお弁当への持参は避けた方が無難です。涼しい時期になったら、好きな果物を持って行きましょう。
4.ポテトサラダ
ポテトサラダは、含まれる水分やきゅうり、玉ねぎ、コーン等の具材によって傷みやすくなります。お弁当の人気メニューですが、夏場のお弁当には不向きです。
5.半熟卵
お弁当に卵を入れる場合は、固ゆでが鉄則です。卵焼きや厚焼き玉子も、しっかり火を通すことが大切です。半熟の黄身は、食中毒のリスクを高める可能性があります。
6.汁気のある煮物や炒め物
煮物や汁気のある炒め物は、お弁当の中で劣化しやすく、他の食材への味移りや液漏れの原因になります。炒め物や煮物を入れる場合は、汁気をしっかり切っておくことが重要です。
お弁当に傷みにくいおすすめの食材
食中毒を防ぐためにも、お弁当では傷みにくい食材の選択が重要です。以下に、おすすめの食材を挙げます。
- 酢を使った料理
- 梅干しや梅を使った和え物
- カレー粉を使った焼き物
- 生姜を活用した料理(生姜焼きや肉巻き等)
- 大葉を使った包み焼きなど
- わさびや辛味のある食材
これらの食材を使いながら、以下のようにお弁当を長持ちさせる工夫をしましょう。
- 調理前に手を2回洗う
- 食材は素手で触らずに詰める
- 食材の水分をよく拭き取る
- おかずは完全に冷ましてから詰める
- ご飯は塩分を控えめにし、ふりかけで味付けを加える
- 冷凍食品を活用する
- お弁当箱の水気をしっかり拭き取る
- 使い捨てのお弁当カップを使用する
これらのポイントを心掛けてお弁当作りに取り組みましょう。
まとめ
お弁当を作る際は、家族の好みと傷みにくい食材を賢く組み合わせましょう。お弁当の内容が傷まず、みんなが幸せな気分になるようなお弁当の工夫を凝らし、愛情を込めて準備してください。食中毒のリスクを最小限に抑えつつ、お弁当の時間を一層楽しいものにするための心遣いが大切です。