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ペットボトルを1日で飲み切れない人は多い
外出先でペットボトル飲料を購入し、持ち歩く人は多いですよね。しかし、ペットボトル飲料を購入しても1日では飲み切ることができないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、ペットボトル飲料を当日に飲みきれず翌日まで放置してしまった場合、飲んでも大丈夫か心配になる人も多いでしょう。
実際、さまざまなメディアでは1日で細菌が繁殖すると言われています。飲まずに捨てる方が安全だとわかっていても、せっかく買った飲料を捨てることに「もったいない」と感じる人も少なくありません。
1日放置したペットボトルの飲み残しは飲んでも大丈夫?
では、1日放置したペットボトルの飲み残しは、翌日以降飲んでも大丈夫なのでしょうか。ペットボトルの中身や飲み方によって状態が変わるのでチェックしましょう。
口をつけたペットボトルは細菌増殖の可能性大!
もしもペットボトルに口をつけて直接飲んでいる場合は、細菌増殖のリスクが高まります。これは、口の中にいる菌がペットボトルの中に入り込み、中身に含まれる栄養分を吸収することで増殖するからです。
ペットボトルの中身によっては、含まれる栄養成分も異なるため、増殖の傾向も大きく異なります。しかし、どのような飲料であっても、口を直接つけている場合は、なるべく翌日に持ち越さないほうが安全でしょう。
口をつけていないペットボトルは中身の状態をチェック
口をつけずにコップなどに移し替えて飲んでいる場合は、基本的に翌日であれば多く細菌が増殖する心配はありません。
しかし、保存環境によっては細菌が増殖したり、飲料自体が劣化してしまい、中毒症状(腹痛や下痢など)を起こす危険もあります。
口をつけていないペットボトルの場合は、2日目以降から中身の状態をチェックし、異変がなければ飲んでも大丈夫でしょう。
タンパク質や糖分を含む飲料は特に細菌が増殖しやすい
牛乳やジュースなど、タンパク質や糖分を含む飲料は、細菌が多くの栄養分を吸収してしまうため、1日で多くの細菌が増殖します。
したがって、口をつけて飲んだペットボトルはもちろん、口をつけていないペットボトルも翌日まで放置してしまった場合は注意すべきでしょう。
カテキンが含まれる「緑茶」は細菌減少傾向に
タンパク質や糖分を含む飲料や、炭水化物を多く含む麦茶などは1日で多くの細菌が増殖しやすい傾向にあります。
しかし、カテキンが多く含まれる緑茶の場合、殺菌効果によって細菌の増殖を抑制し、翌日には細菌の数が減っていたという研究結果も公表されています。
そのため、緑茶などの殺菌効果が含まれる飲料は、1日で飲みきれなかった場合でも翌日、翌々日程度であれば問題ないでしょう。
ペットボトル飲料を絶対に捨てるべきサインは?
ペットボトルに口をつけていない場合でも、1日で飲みきれなかった場合は中身の状態をチェックした方が安全です。以下のような異常が見られたら、無理に飲まずに捨ててください。
- 異様な酸味や味に違和感がある
- 表面に白い膜が張っている
- 色が濁っている
- 中身がどろっと固形状に変化している
- 中身に浮遊物が浮いている
- 容器が膨らむ
このような異常は細菌が増殖していたり、腐っていたり、品質が劣化しているサインです。無理に飲んでしまうと中毒症状を引き起こす危険性があります。
翌日も飲む時はペットボトル飲料の飲み方を工夫して
普段からペットボトル飲料を1日で飲みきれていないという場合は、飲み方を工夫することで細菌増殖のリスクを抑えることができます。
- 直接口をつけずに容器に移し替えて飲む
- 冷蔵庫に保管する
直接口をつけず、コップなどに移し替えて飲むだけでも菌がペットボトルの中に入り込むことを阻止することができます。
また、翌日以降も安全に飲みたい場合は、季節に関わらず早めに冷蔵庫に保管してください。
口をつけたペットボトル飲料は当日に飲み切って
いかがでしたか。口をつけてしまったペットボトルは、細菌が増殖しやすく、翌日以降に飲んでしまうと中毒症状により腹痛などの症状を招く危険性があります。そのため、当日までに飲み切るか、冷蔵庫で保存し飲む前に状態を確かめるようにしましょう。