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日本でも毎日起きる停電、その対策は?
普段は何の問題もなく生活していると、突然の停電により家中が真っ暗になるという状況は非常に不便であり、危険です。実は日本でも毎日のようにどこかで停電が発生しています。
自然災害、鳥の巣作り、事故や火災などが原因で停電が起こることがあり、どこで停電が起こっても不思議ではないのです。
停電に備えた準備は大切
停電が起こると、家中の電気が止まります。そのため、照明はもちろん、エアコンや冷蔵庫、スマートフォンの充電、オール電化住宅ではお湯やトイレの使用にも影響が出ます。停電時に慌てず対応できるよう、日常から以下のものを準備しておくことが重要です。
- 1日分の食料品と飲料水
- 使い捨ての食器(紙皿や紙コップなど)
- 懐中電灯
- 乾電池
- ラジオ
- 防寒・熱中症対策用品
- モバイルバッテリー
- ウェットティッシュ
- 除菌スプレー
これらを非常時用に一箇所にまとめて保管しておくことをお勧めします。
経済的な余裕があれば、家庭用蓄電池の設置も考慮に入れてみてください。蓄電池は大容量のモバイルバッテリーとして機能し、停電時でも冷蔵庫などの家電を動かすことができるため非常に便利です。
停電時に絶対に避けるべきNG行為5つ
停電が発生した際には、電気がいつ復旧するか見通しを立てにくいことが多く、家の中の暗さから転倒や怪我のリスクも増えます。停電時には、より慎重な行動を心がけることが重要です。
1.スマホを動画視聴やゲームなどに無駄に使う
停電時はスマートフォンや携帯電話が大切な連絡手段となります。電気が通じない状況で、スマホのバッテリーを長持ちさせることが肝心です。
いつものように動画視聴やゲームをしてしまうと、バッテリーが早くなくなってしまいます。必要な時に使えなくなる恐れがあるため、スマホの使用は必要最小限に留め、省エネモードに設定しておくことも忘れずに。
2.過剰に冷蔵庫の開け閉めをする
停電時、冷蔵庫内の冷気はしばらく保持されます。短時間の停電であれば、扉を開け閉めすることを控えることで食品を腐らせずに保つことができます。
度重なる扉の開閉は冷気を逃がし、冷蔵庫内の温度を上昇させ、保存していた食品を台無しにするリスクがあります。冷蔵庫の扉を開ける際は、家族と相談して必要なものだけを取り出すようにし、開閉の回数を最小限に抑えましょう。
3.外出時にもブレーカーをONの状態にしておく
停電が起きた際には、ブレーカーを確認することが多いですが、外出時にはブレーカーを切っておくことが重要です。
ブレーカーをONのままにしておくと、電力が復旧した際に漏電や火災の原因となる可能性があります。安全のためにも、外出時はブレーカーをOFFにしておくことを忘れないでください。
4.家電のプラグを常にコンセントに差し込んでおく
在宅中でも気を付けるべきは家電のプラグの扱いです。家電のプラグをコンセントに差し込んだままにしておくと、電力が復旧した際に漏電し、火災を引き起こす恐れがあります。
電気が戻った際にプラグがコンセントから抜かれていれば、漏電のリスクを減らすことができます。また、電気が戻った後は、最初にブレーカーを入れてから家電を使うようにしましょう。先にプラグを差し込んでからブレーカーを戻すと、漏電の危険性が高まります。
5.外出時、断線した電線などに好奇心から近づく
外出中に切れた電線などのトラブルに遭遇することもあります。しかし、興味本位で近づくのは大変危険です。切れた電線に近づくと感電する恐れがあります。このような状況を見かけたら、安全を確保するために近付かず、すぐに電力会社や関連機関に連絡するようにしましょう。
停電時は冷静な判断で先を見据えて行動しよう
停電時には、普段と異なる状況に直面し、パニックになったり、焦って行動することがあります。停電は短時間で終わることもあれば、長引くこともあります。そのため、先を見越して冷静に行動を計画することが重要です。安全を最優先に考え、適切な対策を講じるようにしましょう。