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蚊は冬の季節どうしてるの?
蚊といえば、夏たくさん発生する厄介な虫ですよね。季節がうつろい、秋になって気温が下がってくると、蚊の姿は徐々に見なくなってきます。そのため、蚊は夏の間だけ活動し冬には死滅していると思いやすいです。
しかし、種類によっては蚊は越冬します。どのような方法で越冬するのかを、チェックしてみましょう。
あまり知られていない蚊の越冬方法
夏季限定の虫と思われがちな蚊ですが、越冬する種類がいます。どのような方法で越冬するのか、確認してみましょう。
卵で越冬する蚊
卵のまま越冬するのは、ヒトスジシマカです。吸血する蚊で、デング熱などの伝染病の媒体になる蚊なのでたびたび注目を集めます。ヒトスジシマカの越冬ポイントは、以下の通りです。
- 10℃以下の気温では、成虫と幼虫は活動できないため、卵のみが生き残る
- 冬を越せるのは、夏の産卵とは別の越冬卵と呼ばれるものだけ
- 越冬卵…冬の寒さを経験しなければ、ふ化できない
越冬卵が産まれ始める温度などの条件は地域によって差が生じますが、関東の場合は日の長さが13時間を切る9月ごろから越冬卵ができ始めます。
成虫で越冬する蚊
成虫で越冬するのは、アカイエカです。夜間の煩わしい羽音の正体は、アカイエカであることが大半!越冬個体と夏で死滅する個体がいます。
- 晩秋に生まれるメスは、越冬する…温度変化が少なく、暗い場所を好んで約4か月越冬可能
- オスと夏生まれメスは越冬できず、夏を過ぎると死滅
冬の間は、吸血や産卵は行いません。ひたすら越冬に専念し、適切な気候になったら吸血と産卵を行います。
条件さえ合えば、冬の間も活動する蚊
条件次第で冬の間も活動するのは、チカイエカです。屋内で行動することに特化した蚊で、冬眠せず活動します。下水などで羽化しますが、公園の水たまりなどでも羽化可能。
活動するためには、20℃前後の気温があることが条件です。冬の間でも、暖房を使う部屋は20℃を超えていることが多いため、冬でも蚊が出ることがあります。
蚊が活動を始める時期
蚊が活動し始める時期の詳細な条件は、以下の通りです。
- 15~30℃の温度がキープできている
- 最低気温は10℃以上、最高気温は40℃以下の条件で活動する
温暖な気泡の地域は、春になると蚊が出てきやすくなります。夏になっていなくても蚊が出るのは、活動範囲の温度になっているためです。
また、蚊は40℃以上の気温でも活動できなくなります。真夏の暑すぎる気候のときは蚊が飛んでいないのは、気温が高すぎると死んでしまうためです。
まとめ
蚊は、種類によっては越冬します。越冬の仕方は種類によってさまざまあり、屋内では冬の間も活動できる蚊もいます。