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日本の果物は価格が高い!
安全面に考慮して、日本産の果物を購入したい!でも、値段を見るとちょっとびっくりするような価格になっているということは、比較的よくあることです。地産地消が叫ばれる世であっても、安い海外産の果物を手に取ってしまうことは少なくないでしょう。
どうして日本の果物の価格は、高く設定されているのでしょうか?
日本の果物の価格が高い理由とは
日本の果物の値段が高い理由は、以下のものがあります。
果物を育てるのにコストがかかるため
果物を育てるためには、いろいろな面でコストがかかります。
- 機材代
- 肥料や土、苗木代
- 人件費など
果物を育てるのには、多くの人手と手間がかかります。苗木を植えればぐんぐん育って、なにもせず美味しい果物が実るわけではありません。その年で状態が異なるので、熟練した技術が必要になるのです。
収穫時期になると、木になっている果物は一斉に収穫しなくてはならず、その後の選別や箱詰め作業も行わなければなりません。
糖度などを細かに分けているため
日本の果物は、糖度を計って選別をしています。海外では選別作業はなく、糖度もバラバラです。糖度を高くするための技術開発や環境整備、人の管理や選定作業がなければ、糖度の高い果物を収穫することは難しいのです。
糖度を細かに分ける手間や、仕分けの手間、包装など人の手が多くかかります。果物を育てる、収穫して糖度を計るだけでも経費がかかるうえ、包装などの手間もかかるので日本の果物の価格は高くなってしまうのです。
高級スーパーの歴史に沿った包装にも力を入れている
糖度が高く形が整っている果物は、贈答品として高級スーパーなどで販売されてきた歴史があります。高級スーパーに出すものとなると、より一層手をかけて育てなければなりません。一級品となると、箱も果物が見栄えするものを用意するので箱代もかかります。
より一層の手間代だけでなく、装飾費もかさんでしまうので、その費用が果物代に上乗せされます。そのため高級スーパーに置かれてている果物は驚くような価格がついていることがあるのです。
比較的安い果物
比較的安価な果物は、以下のものがあります。
- バナナ
- キウイ
- みかん
- りんごなど
旬物の果物は、比較的安価な価格で販売されていることが多いです。とはいっても、果物は屋外で生産することが圧倒的に多いため、天候不順や降水量も果物の仕上がりに大きく関わってきます。
スーパーでの果物の値段が高いと感じている場合は、訳あり品を購入するのもおすすめです。訳ありといっても、小さな傷や基準の大きさに満たなかったものなので、味や品質に問題がないケースがほとんどであるケースは多いといえます。
そのほか、農家からの直接購入や農協での購入などの手段も有効です。
まとめ
日本の果物は、海外よりも高くなっていることが大半です。そこにはいろいろな事情や歴史が絡んでいます。安価に購入する手段はいくつかあるので、無理がないものを選んで実践してみましょう。