変色したお肉って食べても大丈夫? 絶対にダメなサインと対処法とは

スーパーの肉を買う様子

お肉を購入し、いざ使用するときになって変色に気が付くと、驚いてしまいますよね。お肉が変色する理由はいくつかありますが、変色したお肉はもう絶対に食べられない状態になっているとは限りません。今回は、問題ないお肉の変色の色と、食べるべきではないお肉の変化についてご紹介します。

お肉が変色している!どうして?

驚く女性

お肉が変色している原因はいくつかありますが、以下の色に表面だけが変色しているお肉は問題なく食べられます。

  • 緑色…血液が酸素に触れることで酸化している
  • 赤黒い色(牛肉)…鮮度が高い状態

「お肉の変色=劣化」というわけではありません。どの色に変色しているのか、ニオイに変化がないかを確認して劣化しているかを見極めましょう。

お肉を食べるべきではない絶対にダメなサイン

キッチンでバツ印を作る女性

お肉は、保存環境によっては消費期限まで持たないことがあります。色は問題なかったとしても、下記のような変化がみられるときは食べるべきではありません。

1.異臭がする

お肉から異臭がしているときは、食べるのは危険です。

  • 納豆のような臭いがする
  • 鼻を突くような刺激臭がする
  • 酸味の強い臭いがするなど

本来であればお肉から嗅ぐことがないであろうニオイだと感じたときは、ちょっと高かったお肉でも食べるべきではありません。火を通したとしてもすでに劣化しているので、食べると食中毒を起こしてしまう恐れがあります。

2.表面に異変を感じる

お肉の表面になんらかの異変を感じる場合は、すでに劣化している可能性が高いです。

  • ぬめりやべたつきがある
  • 触れた後、普段引かない糸を引く
  • カサカサに乾燥している

異変がある部分だけをそぎ取ったり、ぬめりを洗い流したとしても、やはり劣化を止めることはかないません。

3.水分が蒸発している

お肉全体の水分が蒸発している場合は、劣化がかなり進んで水分が飛んでいる状態です。そのため、野菜のように水にお肉を浸してもお肉が水を吸って復活することはありません。

炒める、煮込むといった調理方法でも復活することはなく、細菌が繁殖している恐れがあるので食べるのはNG!

4.カビが生えている

カビが生えた場合、お肉は以下のような変化が出始めます。

  • 灰色っぽくなる
  • 黄色やオレンジ色っぽくなる
  • 真っ黒になっている

酸化による変色や鮮度が高いために見られる変色とは異なる色になっているお肉は、表面にカビが発生している可能性が高いです。カビは食材の奥深くまで根を下ろしてしまうため、表面だけこそぎ取っても細菌が残ってしまいます。

5.ドリップにとろみがある

鮮度が徐々に落ち始めたお肉は、ドリップが出始めます。本来ドリップはサラサラの水のようなテイストですが、劣化が進むととろみが出てきます。

  • とろりとしたテイストに変化する
  • ベタベタぬるぬるで、異臭を放ち放っているなど

ドリップが出ているお肉は、ドリップの状態もしっかりと確認して食べられそうかを確認しましょう。

お肉を変色させないための対処法

冷蔵庫から肉を取り出すところ

お肉を変色させないための保存方法は、以下の通りです。

  • しっかりと密閉して空気に触れさせないようにする
  • 常温放置、冷蔵庫内でラップをかけないままでの放置は避ける
  • 傷む前に消費する

酸素と触れることでお肉は変色してしまうので、酸化しないよう注意することが重要になります。

まとめ

お肉の変色は、100%劣化というわけではありません。何色に変色しているのかをしっかりと見極め、お肉を購入した時期や保存状態と照らし合わせてお肉を食べても大丈夫かを見極めましょう。

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