目次
食事や芸術…あらゆる魅力が満載の『イタリア』
皆さんはイタリアと聞いて何を思い浮かべますか。美味しいイタリアン料理はもちろん、美しい街並みや芸術、魅力的な観光スポットなど、多くの魅力的な点を思い浮かべると思います。
コロナウイルス感染拡大に伴い、一時的に海外旅行が自粛されていましたが、最近では徐々に海外旅行を計画する人も増え、現在は順調に回復傾向にあります。
そんな待ちに待った海外旅行先に、魅力が満載のイタリアを選ぶ人も多いでしょう。しかし、イタリアに限らず海外へ行く際には、その国のルールやマナーをしっかり学んでおく必要があります。
イタリアでやってはいけない6つのタブーと正しいマナー
今回は、イタリアでやってはいけない日常のタブー行為と正しいマナーについて紹介します。日本ではあまり馴染みのない習慣でもイタリアではマナーだったり、日本で問題視されない行動がタブー視されていることも多いので注意しましょう。
1.入店時や退店時に無言で出入りする
日本では店舗に入る際、客側が無言で入店し、そのまま退店するという姿が当たり前ですよね。しかし、イタリアをはじめとした海外の多くの国では、入店時や退店時に軽く挨拶を交わすことがマナーです。
無言で出入りしてしまうと「失礼な人」と冷めた目で見られてしまう恐れがあるので、必ず「Buon giorno.(こんにちは)」「Grazie.(ありがとう)」と挨拶をしましょう。
2.店員に声をかけずに商品を勝手に触る
こちらも日本では自由に商品を手に取ることが許容されている店舗が多いですが、イタリアを含む多くの国では店員に声をかけずに商品を勝手に触ることはタブーです。
商品を見たいときは「Posso toccare?(触れてもいいですか?)」と尋ねたり、試着したいときは「Posso provare?(試してもいいですか?)」と声をかけたりしましょう。
3.公共の屋内施設でタバコを吸う
イタリアでは屋内施設での喫煙は全面的に禁止されています。公共交通機関はもちろん、レストランやホテル、ホテルの部屋などでも禁止されているところが大半です。
タバコを吸いたいときは屋内の喫煙所を探して吸うことがマナーです。駅や街中に灰皿が置かれているところがあるので、見かけたらその場所で周囲に迷惑にならないよう喫煙しましょう。
4.鼻を啜る
日本では鼻を啜る人をよく見かけますが、海外ではタブー視されています。これは、鼻を啜る音を不快に感じる人が多くいるからです。
鼻を啜るのではなく、ティッシュで鼻をかむようにしましょう。もちろん、食事中は鼻を啜ることはもちろん、鼻をかむ行為もご法度なので、トイレなどに行き、個室で鼻をかむことをオススメします。
5.ピザのタブーな食べ方を実践する
イタリアといえば、やはり本場のピッツァですよね。イタリア料理の代表格でもあるピザに関して、イタリアでは食べ方にも細かいマナーがあります。
- ナイフで一口サイズ(食べ切れるサイズ)に切らない
- ピザをフォークで食べる
- ケチャップやマヨネーズをかける
イタリアの多くのレストランでは、ナイフとフォークが提供されますが、まずはピザをナイフで一口サイズに切り分けて食べましょう。ピザだけでなく、パンも一口サイズにちぎって食べるのがマナーです。
また、基本的に切ったピザは素手で食べます。ただし、レストランによってはフォークを使うことが推奨されるケースもあるので、周囲の人の食べ方を真似するのが安心です。
そして最大のタブーは、ピザにケチャップやマヨネーズをかける行為!わざわざ持ち込んでかける人はいないと思いますが、念のため、推奨されている食べ方以外でピザの上から手を加えることは控えるようにしましょう。
6.NGなジェスチャーを行う
海外旅行先でトラブルになりやすい原因といえば、やはりジェスチャーです。日本では問題視されにくいポーズであっても、イタリアを含め他の国では問題視されるジェスチャーが数多くあります。
以下のジェスチャーは、イタリアで「どっかいけ」「邪魔だ」「お前が嫌いだ」などの攻撃的な意味合いが含まれているので気をつけましょう。
- 顎の下で手を前に向かって弾く
- 片手で胸を叩く
- 人差し指と小指を立てる
- 「傘のジェスチャー」
「傘のジェスチャー」とは、前にかざした腕を握り、その腕にもう片方の手を当てて顔の高さまで持ち上げるポーズを指します。このポーズは、相手に対して侮蔑や屈辱的な意味を示すポーズになるので、絶対にやめましょう。
他国へ訪れる際はその国の文化に習ったマナーを心がけて
いかがでしたか。イタリアは魅力あふれる国なので、夢中になって食事や景色、文化や芸術を楽しむことができるでしょう。しかし、夢中になりすぎるあまり、その土地のマナーを破ってはいけません。訪れる前に最低限のマナーやルールを頭に入れ、現地でも忘れないようにしましょう。