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秋の味覚『サンマ』は旬の時期が特に美味しい!
秋の味覚の代表格といえば、やっぱりサンマですよね。旬の時期になると脂がのり、より美味しさを増すサンマをご家庭の食卓に多く出すという人は多いのではないでしょうか。
グリルで焼くだけでも美味しく調理ができるので、忙しい主婦の方でも簡単に調理することができるため、秋の旬の味覚を手軽に楽しめるという点でも魅力的です。
サンマの賞味期限ってどのくらい?過ぎるとどうなるの?
秋の味覚として人気の高いサンマですが、賞味期限はどのくらいなのでしょうか。また、少しでも日持ちさせるためには、どのようなポイントを押さえて冷蔵保存するべきなのでしょうか。
基本は当日が賞味期限!冷蔵保存で2〜3日長持ちする
サンマを購入したら、基本的に当日に食べる必要があります。サンマをはじめとした生魚は早くに傷みやすいため、少しでも放置しておくと腐ってしまい、食中毒症状を引き起こす危険性があります。
しかし、正しい処理をした上で冷蔵保存すると、最長で2〜3日ほど日持ちさせることが可能です。冷蔵保存する場合は、傷みやすい内臓と頭を処理してから保存する必要があるので、この点を踏まえて冷蔵保存するようにしてください。
サンマを冷蔵保存する際の注意点
サンマを冷蔵保存する場合、以下の2つの方法があります。
- 内臓を処理していないサンマは塩を加えた氷水で保存
- 内臓と頭を取ったサンマはラップと保存袋で包みチルド室保存
翌日に食べる場合は、内臓を処理しなくても塩を加えた氷水に漬けることで保存が可能です。
しかし、2日目以降に食べる場合は、内臓と頭を取った上で、キッチンペーパーなどで包み、その上からラップで覆い、保存袋などに入れて保存しましょう。この時、チルド室を利用するとより新鮮な状態を保てます。
『アニサキス食中毒』は非常に危険
サンマを食べる場合は、必ずしっかりと熱を通してから食べるようにしてください。サンマをはじめとした生魚には、『アニサキス』と呼ばれる寄生虫が存在していることがあります。
このアニサキスは、しっかりと熱を加えることで死滅しますが、熱が通っていないまま魚を食べてしまうと、生きたまま人間の体内に侵入します。
アニサキス自体は人間の体内で生き延びることができないので、最終的には死滅してしまいますが、その過程で激しい腹痛や嘔吐、倦怠感、腹膜炎症状を引き起こします。
他にも呼吸困難に陥る危険性のある『ヒスタミン食中毒』を引き起こす危険性もあるので、早めに食べたり正しい処理を施して冷蔵保存することも重要です。
腐っている可能性も…食べてはいけない『サンマ』の特徴3選
サンマを食べる際は、必ずヒスタミン食中毒を引き起こさないよう、傷んでいたいかどうかを確認する必要があります。特に、購入した翌日以降に食べる場合は、以下のような腐敗サインが現れていないか確認してください。
1.腹部がぶよぶよとした柔らかい感触になる
サンマが傷んでいないかどうか確認する際は、まず柔らかさを確認してください。傷み腐り始めているサンマは、腹部がぶよぶよと気持ち悪いほどに柔らかい感触になっています。
また、切った時に内臓がドロドロに溶けていることもあるので、このような状態になったサンマは、すでに痛みがある程度進行し、腐ってしまっている状態です。絶対に食べないようにしてください。
2.ヌルヌルとしたぬめり気が発生する
サンマの表面を触った時に、ヌルヌルとしたぬめり気やねっとりとした感触がある場合は、傷みが進行しています。また、触った際に糸を引いている場合は、すでに腐っているサインなので、絶対に食べてはいけません。
3.酸っぱい臭いや苦い臭いを発生させている
ぬめり気が発生し、すでに腐り始めているサンマに見られる特徴として、明らかに正常なサンマとは違う酸っぱい臭いや苦い臭いを発生させることがあります。
また、酸っぱい臭いや苦い臭いなどの違和感のある臭いでなくても、魚特有の生臭さが強くなっている場合は、傷み始めています。この場合も食中毒のリスクが高まるため、食べるのはやめてください。
サンマの食中毒は非常に危険!腐敗サインを見逃さないで
いかがでしたでしょうか。秋の味覚『サンマ』はとても美味しい食材ですが、傷んだサンマは非常に危険な食中毒症状を引き起こします。健康被害が出ないよう、サンマを食べる際は腐っているサインが現れていないか確認しましょう。