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空き巣犯はマーキング行為をする
空き巣犯は、どんな家でも入っているわけではありません。日中や夜間など、その土地で人が少なくなる時間帯などを見計らって、事前に空き巣が入りやすい家の目星をつけます。その過程で行いやすいのが、空き巣犯によるマーキング行動です。どういったものが、マーキング行動なのかをまとめました。
空き巣が行いやすい『マーキング行動』4選
空き巣が行いやすいマーキング行動は、以下のものがあります。
1.家の外部の見えやすい場所にマーキング行動をする
マーキング行動は、犯人が見える場所にすることが多いです。
- 玄関のドアや窓などの枠
- 表札の側面
- インターフォン
- 郵便ポスト
- 水道やガスのメーターなど
いつも見ているはずのものですが、よく観察しないと見えない位置にマーキング行動されているので注意してみてください。側面や底面などに見覚えのないマークなどがある場合は、空き巣がなにかしらのチェックを行った証拠になります。
2.不自然な傷や数字が描かれることが多い
不自然な傷や、一見意味がなさそうな数字が描かれている場合、マーキング行動である可能性があります。
- 釘など尖ったものでひっかいたような跡がついている
- 数字…住んでいる人の年齢の目安や、家にいない時間帯
なにかわからない記号や数字が描かれていた場合、なにかの点検のときのサインかなと思う人もいるかもしれません。ガスや水道の点検ではこういった数字を個人の住宅などに書き込むことはないので、空き巣犯の仕業である可能性が高いでしょう。
3.シールを貼ることもある
身に覚えのないシールが貼られていると、子どものいたずらかも?と思うかもしれません。しかし、空き巣のマーキング行動である可能性があります。
- 黒…男性居住・家族で居住・侵入困難
- 白…女性居住・単身で居住・侵入難易度低い
- 黄色…赤ちゃん居住・侵入しやすいなど
上記のものが必ずしも当てはまるわけではないので、身に覚えのないシールが貼られているときは要警戒としておくとよいかもしれません。
4.不審な言葉や記号が落書きされている
不審な言葉や身に覚えのない記号が落書きされている場合も、空き巣のマーキング行動である可能性があります。
- 不審な言葉…M(男性)・W(女性)・赤(赤ちゃん)・学(学生)・w(平日)など
- 記号…○(侵入可能)・×(侵入不可能)・△(難しい)など
上記のものがすべて当てはまるわけではなく、空き巣犯が独自のものを開発して使用している可能性があります。そのため、不審な記号などには十分注意してください。
空き巣が施したマーキングを見つけたときの対処方法
空き巣のマーキングをみつけたら、以下の行動を取りましょう。
- 写真を撮って、証拠を残しておく
- 撮影などをした後に、マーキングを消す…空き巣犯の情報を消し、こちらに情報が知られていることを知らせる
- 警察に相談する
- 防犯対策に力を入れる
マーキングをそのままにしておくと、空き巣犯が見て回っていることに対して気づいていないという印象を持たれるかもしれません。侵入しにくいというニュアンスの暗号だったとしても、こちらが空き巣犯の存在に気が付いていることに対する意思表示を行うことは重要です。
まとめ
空き巣は、どの家でも勢いで入っているわけではありません。空き巣犯が残しているマーキングに気づいたら、しっかりと証拠を残して置き、防犯対策に力を入れてください。