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スプレー缶の処分方法を誤ると大事故を招く恐れも…！
生活用品として多くの商品に使用されているスプレー缶。皆さんのご家庭にもザッと見渡しただけで1〜2本のスプレー缶が確認できるのではないでしょうか。
しかし、よく使うスプレー缶は使い終わった後、正しい方法で処分しなければ大事故につながる危険性があります。最悪の場合、ゴミ収集車やゴミ処理場でガス漏れ事故を引き起こし、火災や爆発につながる恐れがあるのです。
その場で働く人々の命が危険に晒され、場合によっては原因となるスプレー缶をゴミ出しした家庭の特定につながり、加害者として起訴される可能性も0ではありません。
スプレー缶の捨て方『絶対NG行為』5選
スプレー缶を誤った方法でゴミ出ししてしまうと、ガス漏れ、火災、さらに爆発事故など非常に危険な事態を引き起こしてしまう恐れがあります。ここでは、そんな絶対にやってはいけないスプレー缶の捨て方を紹介します。
1.中身を完全に出し切らずに捨てる
スプレー缶を捨てる際は、必ず中身を完全に使い切ってから捨ててください。
通常、使っているだけでは、中身の全てを使い切ることは難しいでしょう。そのため、捨てる前に風通しの良い屋外で中身を完全に出し切る「ガス抜き」作業が必要となります。
中身が残ったままゴミ出ししてしまうと、中からガス漏れを起こし、火災や発火などの事故を引き起こす原因になる可能性もあるからです。
2.室内でガス抜きする
スプレー缶の中身を出し切るガス抜き作業は、スプレー缶を捨てる前に必ず行わなければなりません。しかし、風通しが悪く、さまざまな機器が備わっている室内でガス抜きする行為は絶対にやめてください。
室内でガス抜きをしてしまうと、ガスが充満してしまい、爆発事故や火災に発展する恐れがあります。非常に危険なので、必ず屋内でガス抜きを行うようにしましょう。
3.火気の近くでガス抜きする
室内はもちろんガス抜きする場所として選んではいけませんが、屋外であっても火気のある場所でガス抜きすると、爆発事故につながる危険性があるので注意が必要です。
給湯器やエアコンの室外機、ガスボンベ、さらに自動車などは、ガス抜きする際に影響を受けやすいので特に注意が必要です。ガス抜きする前に、必ず周りに火気のある物がないか確認しましょう。
4.風通しの悪い場所でガス抜きを行う
密集した住宅街の場合、風通しの悪い場所が多いと想定されます。風通しの悪い場所でガス抜きしてしまうと、辺りにガスが充満してしまい、風の通りが悪いことからその場に溜まってしまう恐れがあります。
ガスの匂いで近隣が迷惑を被ったり、最悪の場合、自宅だけでなく近隣の家の火気にガスが行き渡ってしまい、発火や爆発などの事故の原因になる可能性があるので気をつけましょう。
5.自治体の指示に従わず誤った方法でゴミ出しする
ガス抜きを行ったスプレー缶をゴミ出しする際、かなあ馬鹿にするず自治体のホームページなどを確認し、自治体の指示に沿った方法でゴミ出ししましょう。
基本的にガス抜きをしたスプレー缶を袋などに入れてゴミ出しする自治体が多く見受けられますが、場合によっては「穴を開けておく」「袋にスプレー缶ありと記載する」などの指示がある自治体もあります。
誤った方法でゴミ出ししてしまうと、ゴミ収集車やゴミ処理場で職員さんの手間が増えてしまったり、状態によっては危険性を伴う恐れがあるので、必ず指定された方法で処分してください。
スプレー缶を捨てるときの正しい処分方法は？
スプレー缶を捨てるときは、基本的に以下の手順に沿って処分します。
- 屋外の風通しの良い火気のない場所でガス抜きする
- 自治体の指定する方法でゴミ出しする
自治体によってゴミの分類方法やゴミ出しの方法が多少異なるため、お住まいの自治体のホームページをよくご確認ください。
また、ガス抜きする際は以下の点に気をつけましょう。
- 静電気が起きにくい服を着用する
- 安全のため軍手とマスクを着用する
- 新聞紙などに向けて噴射し続ける
- 未使用の場合は自治体や業者に相談する
安全にガス抜きを行うため、静電気が起きにくい服を着て行ったり、軍手とマスクを着用するなど健康面、安全面に配慮して行ってください。
また、新聞紙を敷き、その上で噴射することで、出したガスが周囲に広がらないようにするなど配慮も忘れないようにしましょう。
未使用のスプレー缶の場合は、中身の全てをご家庭の敷地内で出し切ることは危険です。まずは自治体や業者に相談し、指示に従いながら処分してください。
スプレー缶は捨て方を誤ると危険！必ず正しい方法で処分して
いかがでしたか。スプレー缶はガスを取り扱う商品なので、捨て方を誤ると非常に危険です。スプレー缶を処分する際は、必ず風通しの良い屋外で安全に配慮しながらガス抜きした後、自治体の指定する方法に沿ってゴミ出ししましょう。
