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芳香剤の代用品3選
トイレが臭うのは主に「アンモニア臭」が原因です。アンモニア臭はアルカリ性の性質のため、酸性の性質で中和することでにおいを軽減できます。ここでは酸性の性質を持ち、消臭効果の高い代用品を3つご紹介します。
コーヒー豆のカス
一つ目の代用品は、コーヒーを淹れた後に残る「コーヒー豆のカス」です。
コーヒー豆の表面には目に見えないほどの無数の孔(あな)が空いており、この孔がトイレの悪臭成分を吸着してくれます。アンモニアの吸収率に関しては、活性炭の5倍もの脱臭効果があることもわかっています。
コーヒー豆のカスを使う場合は、カビを防ぐためによく乾燥させてから使用してください。風通しの良いところに置くか、フライパンで炒って水分を飛ばす方法が良いでしょう。
黒炭(こくたん)
二つ目の代用品は「黒炭」です。
黒炭とは、木材を炭化させた黒い炭のことを言い、ホームセンターでバーベキュー用として販売されているのをよく目にします。表面の無数の孔(あな)がにおいをキャッチし、アンモニア臭を強力に中和してくれます。
また同じ炭でも「白炭」と呼ばれるものもあります。白炭はいわゆる「備長炭」です。備長炭はアルカリ性の性質のため、同じアルカリ性であるトイレのにおい消しには向きません。
白炭は、汗のにおいが気になるリビングや、生ゴミのにおいが気になるキッチンなどで効果を発揮するでしょう。
柑橘系フルーツの皮
三つ目の代用品は「柑橘系フルーツの皮」です。
柑橘系のフルーツは酸性のものが多く、トイレのイヤなにおいを中和する力があります。皮をそのまま置くのに抵抗がある人は、皮を刻んで、中が見えないタイプの小瓶にいれて飾ると良いでしょう。
お酢やクエン酸で掃除しよう
実はトイレのアンモニア臭は、おしっこがすぐに臭うわけではありません。壁や床、便器の裏などに飛び散った尿に菌が繁殖し分解されることで強いにおいが発生します。
これらのにおいを落とすにはお酢が効果的です。お酢に含まれる「酢酸(さくさん)」がトイレの黄ばみや尿石を落とし、アンモニア臭を中和してくれます。
材料とやり方は以下の通りです。
- スプレーボトルに水100ccを入れる
- お酢を50cc加える
- よく混ぜて便器や壁、床などにスプレーする
- しっかりと拭き取る
お酢のにおいが苦手な方は、水200ccに対してクエン酸を小さじ1杯加えることでも同様の効果が期待できますので試してみてください。
まとめ
トイレの芳香剤の代用品を3つご紹介しました。今回ご紹介したものは、強いにおいでごまかさずにしっかりアンモニア臭を中和するものばかりです。トイレの芳香剤のにおいが苦手と感じていた方はぜひ試してみてくださいね。