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電気代高騰によりエアコンの使い方を見直す人が急増中
近年、少しずつ電気代が高騰し、今年に入って一気に電気代が上がったと多くのご家庭から悲鳴が聞こえています。
電気代は消費電力量で大きく左右されますが、生活家電の中でもエアコンは特に大きな割合を占めます。エアコンを使わない時期は気にならなかった電気代も、使い始めると一気に上がるため家計の大きな悩みの種になる…という人も多いでしょう。
電気代高騰に戸惑う人が続出したことにより、全体的な電気代の割合の多くを占めるエアコンの使い方を見直す人が急増中です。
しかし、今年は平年よりも気温が高く猛暑期間が長いこともあり、エアコンなしでは命の危険が伴います。まだまだ猛暑日が続く9月にエアコンを使わずに過ごす…という選択肢は避けるべきでしょう。
エアコンの冷房を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代は?
在宅時間が長い主婦の方や在宅勤務の方は、エアコンにかかる電気代が気になるはずです。では、もしもエアコンの冷房を1ヶ月つけっぱなしにした場合、電気代はどのくらいかかるのでしょうか。
エアコンの冷房にかかる電気代の計算方法は?
まずはエアコンの冷房機能にかかる電気代の計算方法を確認しましょう。
エアコンに限らず、家電にかかる電気代の計算方法は『1時間当たりの消費電力(kW)×使用時間×使用日数×電力料金の目安単価(31円/kWh)』で算出可能です。
1時間当たりの消費電力は、エアコンの機種や対応する部屋の広さによっても異なるので、ご自宅で使用しているエアコンの消費電力量を知らないという方は、説明書やネット上の詳細情報を確認しましょう。
エアコンの冷房を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代
では、実際にエアコンの冷房を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみましょう。
一般的なファミリー世帯の平均的なリビングの広さは14〜16畳と言われているので、この情報を元に計算します。また、1ヶ月の日数は30日として計算します。
1時間当たりの消費電力量を1,300W(1.3kW)として計算した場合、「1.3kW×24時間×30日×31円」という計算式が出来上がるので、1ヶ月間エアコンの冷房機能をつけっぱなしにした場合の電気代は『29,016円』となります。
やはり、広めのリビングに対応したエアコンを1ヶ月つけっぱなしにすると、電気代が上がりやすいことがわかります。
部屋の広さによっても違う!他の広さの部屋でも検証
先ほどは14〜20畳に対応している一般的なエアコンで計算しましたが、部屋の広さによっても対応するエアコンの消費電力量は大きく違います。他の広さの部屋でも計算してみましょう。
一般的に、リビング以外の部屋は5〜8畳の部屋が多いので、この広さの部屋に対応しているエアコンを参照します。6〜8畳に対応しているエアコンの消費電力量は、平均して800W(0.8kW)です。これを計算式に当てはめましょう。
「0.8kW×24時間×30日×31円=17,856円」となります。
もしも複数の部屋で1ヶ月つけっぱなしにしたら…と考えると、電気代が恐ろしいことになることは明白ですね。
まだまだ続く酷暑…少しでも電気代を下げる方法は?
毎日24時間エアコンの冷房をつけっぱなしにする生活を続けてしまうと、電気代は恐ろしいほど高くなってしまいます。しかし、無理してエアコンをつけずに生活してしまうと、熱中症のリスクが高まるので非常に危険です。
少しでもエアコンに使う消費電力量を減らし電気代を下げるためには、エアコンの稼働効率を意識した使い方がポイントなります。
- 27〜28℃で自動運転モードを活用する
- エアコンのフィルターや内部を定期的に掃除する
- サーキュレーターや扇風機を併用して冷気を循環させる
- 断熱シートを部屋の窓に貼る
- 断熱効果のあるカーテンに切り替える
- 1〜2時間程度の外出ならばつけっぱなしにして出かける
以上のような節電対策が挙げられます。
短時間の外出でエアコンを切ってしまう人が多くいますが、再びエアコンをつけた時に多くの消費電力を必要としてしまうため、かえって電気代が上がる原因になるので気をつけましょう。
エアコンは節電対策を取り入れつつ上手に活用しよう
いかがでしたか。9月も全国的にまだまだ猛暑日が続きます。エアコンを上手に活用して酷暑を乗り切らなければなりません。今回紹介した節電対策を取り入れつつ、健康的で無理のない生活を意識しましょう。