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ゴミ箱がにおう主な原因は「雑菌」や「汚れ」
食材の食べ残しや生ゴミなどを放置すると雑菌が繁殖します。雑菌は、ゴミを分解する時にガスを発生させますが、このガスがイヤなにおいの元となる原因物質です。
中でも「嫌気性(けんきせい)微生物」という菌は、酸素がない密閉された空間が大好きな菌で、ゴミ箱の中で活発に繁殖します。その結果、ゴミを捨てた後でもイヤなにおいが残り続けてしまうというワケです。
また、ゴミを捨てる時に付着した汚れも、においを発生する原因になります。
特に、湿った状態やこびりついた汚れを放置すると、雑菌の温床となり悪臭を発生させやすいです。部屋全体に不快なにおいが広がる前に、対策することをおすすめします。
ゴミ箱のにおいを消す方法
ゴミ箱のにおいを消す効果的な方法は「洗浄」と「除菌」です。以下で詳しく解説します。
洗浄
においの原因が汚れの場合は、定期的な洗浄で軽減できます。汚れが目立つ場合はすぐに丸洗いし、汚れが目立たない場合でも1〜2ヶ月に1度程度は洗うようにしましょう。
より高い効果が期待できる、重曹水を使った洗浄方法をご紹介します。
- ゴミ箱に40℃程度のお湯を入れ、重曹を1カップ入れる
- よくかき混ぜて30分〜1時間つけおく
- 水を捨て、中性洗剤でよく洗う
- 日当たりの良い場所で乾かして完了
除菌
定期的な洗浄がめんどうという人には、除菌がおすすめです。除菌には「アルカリ電解水」を使います。
アルカリ電解水とは、電気分解された水のことで、洗剤を使わなくても除菌ができる優れものです。100円ショップやホームセンター、ネット通販など、どこでも手に入れることができます。
手順は、ゴミ箱にスプレーして拭き取るだけ。フタの裏や側面なども忘れずに除菌しましょう。においがこびりついている場合は、スプレー後しばらく放置してから拭き取ってください。
悪臭を発生させないゴミの処理方法
ゴミ箱のイヤなにおいを防ぐには、雑菌を増やさない対策が必要です。ここでは悪臭を発生させないゴミの処理方法をご紹介します。
水気を切る
雑菌は水気が多く温度の高い環境を好みます。捨てる前に水気をしっかり切ることで、雑菌の繁殖を抑えらます。
- 新聞紙に包んで捨てる
- 牛乳パックに入れて捨てる
これらの方法で簡単に水気を切ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
ゴミ袋に重曹をふりかける
ゴミ袋に重曹をふりかけることで、においを抑えられます。これは酸性のにおいの生ゴミに、アルカリ性の重曹をふりかけて中和するのが狙いで、高い消臭効果が期待できます。
アルカリ性のにおい(肉や魚が腐ったようなにおい)には効果は期待できませんが、腐った卵のようなにおいがする場合は、重曹を試してみてください。
まとめ
ゴミ箱がにおう原因や対策をご紹介しました。
ゴミ箱のにおいの主な原因は「汚れ」と「雑菌」です。定期的な洗浄や除菌で雑菌の付着を防ぎ、においを軽減させましょう。また、ゴミを捨てる前にはしっかり水気を切り、重曹をうまく活用して、不快なにおいを予防しましょう。