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エアコンの冷房機能を使っても部屋がなかなか冷えない!
酷暑が連日続く日本の夏には、エアコンの冷房機能が欠かせません。電気代が高騰しているとはいえ、暑い時に冷房機能を使わなければ、熱中症で亡くなってしまう可能性も出てきます。
しかし、そんな命綱とも言えるエアコンの冷房機能を使っても「なぜかなかなか部屋が冷えない」という悲痛な叫びを聞くことがあります。
エアコンの冷房機能を正しく使っているにもかかわらず部屋が冷えない場合は、エアコンの使い方やお手入れ方法に問題があるケースが非常に多いです。今一度、エアコンの使い方を見直してみましょう。
冷房効率ダウン!エアコンが利かなくなる『NG行為』5選
エアコンの使い方が悪いと利きも悪くなってしまいます。ここでは、冷房効率が大幅に下がってしまうエアコンが利かなくなるNG行為を紹介します。
1.フィルター掃除を怠る
エアコンのフィルター掃除を怠ると、フィルターや内部に埃が溜まってしまいます。埃が溜まると、冷気を部屋に効率良く送り出すことができないため、温度を下げてもなかなか部屋が冷えない…という状況に陥りやすいです。
2週間に1度を目安にフィルター掃除することで、効率良くエアコンを稼働させることができます。ぜひ2週間に1度はフィルター掃除の時間を取るようにしましょう。
2.直射日光を部屋に入れている
直射日光が部屋に差し込んでしまうと、その分だけ部屋の温度が上がりやすくなります。また、部屋に大きな窓がある場合は、外気温が窓越しに部屋に伝わりやすいので室温が上がりやすくなります。
いくら冷房を稼働させても、外気温によって部屋が暑くなっていると効きが悪くなってしまうので、直射日光を部屋に入れないよう工夫したり、断熱シートなどで窓から外気温の影響を受けないよう工夫することが重要です。
3.室外機の周りに物が置かれている
エアコンの効きが悪い時は、室外機の環境が影響していることも多いです。室外機の周りに物が置かれていると、室外機から熱を排出しにくくなるため、エアコン本体の稼働効率も下がります。
また、室外機が直射日光の当たる場所に置かれていると、こちらも冷房効率が悪くなってしまいます。室外機はなるべく日陰に設置してください。
4.エアコンを点けながら換気している
エアコンを点けているのに部屋がなかなか冷えない…と感じる時、部屋のドアがきちんと閉まっているか、換気した状態のままエアコンを点けていないか確認してください。意外と夏場はエアコンを点けながら換気する人も多いですが、これは当然エアコンの稼働効率が下がります。
換気中はエアコンの送風機能を利用するなどして効率的に換気を行い、換気が終わってからエアコンの冷房機能を稼働させた方が節電につながります。
5.風量が「微量」に設定されている
エアコンの電気代を節約したいという思いから、風量を「微量」「弱」に設定している人を多く見かけます。しかし、あまりに暑い夏場に風量が微量では、なかなか部屋が冷えません。
電気代節約のためにも、まずは部屋の室温を一気に下げ、そこから自動運転モードで室温に応じて風量を調節できるように設定することをおすすめします。
節電にも効果的!冷房効率を上げるエアコンの使い方は?
エアコンの使い方を少し意識して直すだけで、エアコンの冷房効率が上がります。以下の使い方や改善ポイントをぜひ試してみてください。
- 自動運転モードで効率的に設定温度まで下げる
- サーキュレーターや扇風機と併用する
- 室外機の周りを整頓して日陰に移動させる
- 窓に断熱シートを貼る
- 断熱仕様のカーテンに付け替える
- エアコン内部を定期的に掃除する
エアコンの設定モードはもちろん、エアコンを使用している部屋の環境にも工夫を取り入れることで、より冷気を部屋中に循環させ、体感的に涼しさを感じやすくなります。
また、室外機の置き場所や環境を見直すことで、エアコンの効率が大幅に上がることもあるので、ぜひ年に1度、室外機の環境を見直し、掃除などのお手入れを行いましょう。
エアコンは正しく使って冷房効率を上げよう
エアコンの効きが悪いと感じた時は、まずフィルター掃除を行い、エアコンの設定を見直しましょう。他にもエアコンの冷気が部屋に循環しやすいようサーキュレーターを併用したり、断熱シートを窓に貼るなどの工夫を取り入れてみてくださいね!