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「撫でる」行為には癒し効果がある
「撫でる」と聞くと、母親が子供に対してする行為を想像する人が多いと思います。子供の時に母や父に撫でられた時のことを思い出すと、ほっとした嬉しい気持ちになりますよね。
実は、撫でるという行為はされた側だけでなく、した側にも癒し効果があります。犬や猫などのペットを撫でていると、優しい気持ちになれるのも「撫でる」という行為から得られるものです。
「撫でる」と「愛情ホルモン」が出る
子供やペットを撫でることで、私たちは「オキシトシン」と呼ばれるホルモンを分泌します。幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンは、親しい人や好意を持つ相手と触れ合うことで増大するのです。オキシトシンの働きにより、私たちは安らぎを感じ不安やストレスを軽減する効果を得られます。
「撫でる」対象はぬいぐるみでもOK
撫でる対象は、人や動物でなくてもオキシトシンは分泌されます。ぬいぐるみを撫でたり抱きしめたりすることで、同じように愛情ホルモンを感じることができるのです。
ぬいぐるみであれば、小さいサイズのものであれば持ち運べるので、どこでもリラックスすることができますよね。悲しいときや強い不安を感じたときは、ぬいぐるみを撫でたり抱きしめたりしてみましょう。周りに人がいなければ、ぬいぐるみに話しかけてみるのも効果的です。
触り心地のいいものに触れる
生き物の形をしたぬいぐるみだけでなく、肌触りの良いクッションやブランケットでもOK。自分が触れていて心地いい素材のものを撫でたり抱きしめたりしてみましょう。次第に心が落ち着いてきて、リラックスできるはずです。
自分自身を撫でてみよう
自分で自分の体や頭を撫でても、同じように愛情ホルモンは分泌されます。大人になると人から撫でられる機会はほとんどなくなってしまいますよね。そんなときは、自分で自分のことを「よしよし」と撫でてあげてください。初めは恥ずかしさがあるかもしれませんが、やっていくうちに安心感を得られるようになりますよ。
セルフマッサージもおすすめ
足や腕、お腹などを手でゆっくりとマッサージするのも癒し効果を高めるのに有効です。オイルやクリームなどを使ってゆっくりと撫でるようにすると、イライラや不安が軽減します。血流が良くなり老廃物も排出されるので、健康にも良いですよ。
最後に
不安やイライラで落ち着かないときは、ペットやぬいぐるみを撫でてみましょう。愛情ホルモンが分泌されることで、不安定になった気持ちが落ち着いてきます。また、自分の体を撫でるセルフマッサージも効果的です。意識的に体に触れる機会を増やし、不安に飲み込まれないようコントロールしてくださいね。